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気分が沈むときによくある原因と対処法|気分が沈む理由がわからない

カテゴリ:自己啓発

更新日:2024年11月17日

気分が沈むとはどういうこと?

社会人の方も学生の方も、高齢の方も若年の方も、この世の中に生まれて気分が沈むということが無いという方は恐らくいらっしゃらないかと思います。ですが、ひとりひとり人間は抱えてる事情も違いますし、そもそも物事に対する感じ方も違うのが当たり前です。気分が沈むとはどんな精神状態でしょうか。軽く落ち込んだ状態、強く落ち込んだ状態。長く続いてるのか短く終わるものか。
 
この記事では軽くであっても強くであっても、気分の落ち込みが長く続くものとして仮定します。とりあえず定義した理由は、人間はそれぞれ精神の強度が違うので、同じ精神状態で「自分はまだ落ち込んでいない。大丈夫だ」と思って突き進んでいく人がいらっしゃるからです。あなたはどうでしょう。気分が沈む事はありませんか。

気分が沈むときによくある原因

気分が沈む原因は様々です。人間関係の悩みがある。経済的な悩みがある。仕事上の悩みがある。天気が雨だ。車に傷がついた。本当に本人以外の人からするとなぜそんなことで?と思ってしまうものです。本当に軽いことから気分が沈む様子をみるとこれが本質的な原因ではなさそうです。本当の原因はなにか?カギは過去の記憶にあります。

過去はどこにありますか?

人の脳は体験したことを際限なく記憶していきます。その中で思い出すことが多いものが長期記憶として長く、強く残っていきます。人間には一度失敗したらその経験を記憶して二度と同じことを繰り返しまいとする性質があります。これが人間が嫌な記憶の方がよく残り、思い出すメカニズムです。忘れないように嫌な記憶が勝手に呼び起こされてしまうのです。ちょっとした事で思い出してしまうため、雨が降っている事がトリガーとなって過去の嫌な記憶が呼び起こされ気分が沈むというわけです。

さらに質が悪いことに嫌なことを思い出して気分が沈む事には依存性があります。自分から進んで気分が沈む状態になっている事があるのです。

未来はまだありません

過去の記憶から予測される未来の事が不安で気分が沈むこともあるでしょう。それは人間の本能からくる自然な反応です。おかげで人間は先を予測し、あらかじめ準備するという機能を獲得しました。

原始時代いつ外敵に襲われるか分からなかった人類には未来に対する恐怖は危険回避に必要な機能だったと思います。さて、現代では必要でしょうか?少しの危機感は危機回避に必要かもしれませんが、思考が鈍るほどの恐怖は必要ないといえます。気分が沈むほど悪い予想はたいてい外れます。これは最悪を想定した方が心理的ショックが少なくなるだろうという防衛本能からくる思考です。大概無駄に終わります。

つまり、未来に対する恐怖はほとんど無用のものなのです。淡々と必要なものを準備するのに恐怖は邪魔になります。制御しましょう。

気分が沈む理由がわからないとき

気分が沈む時何の理由もなく沈んでいく時もあります。そんな時はそっと自分の心の中を覗いてみましょう。無理やり明るい振りしなくてもいいです。疲れてしまいます。過去の記憶が蘇りましたか?将来が不安ですか?今の自分に納得がいきませんか?

実は理由なんてどうでもいいのです。何の理由がなくても気分が沈む時は沈みます。別に沈んだってかまわないのです。誰に迷惑をかけるわけじゃありません。明るいあなたじゃないと認めないなんて人はいません。いてもそんな人の一面しか見ない人は碌なもんじゃありません。距離を置きましょう。

オーケオーケー。私は今日は気分が沈む状態だ。なので今日はじたばたせず省エネモード乗り切るぞ。こんな感じじゃダメでしょうか。誰しも気分が沈む時くらいあります。大丈夫。明日のことは明日のあなたに任せましょう。

仕事で気分が沈むとき別対処法

上司に叱責されて気分が沈むのは当たり前です。出来るだけ引きずらないようにおいしいものでも食べに行きましょう。延々反省するなんてナンセンスです。一度反省したら十分。

人間関係が上手くいかないために、気分が沈むほど関係がうまくいかない人とは距離をとりましょう。誰とでも仲良くする必要はありません。苦手な人を克服する必要もないです。顔を見たら作り笑顔でどーも。そのくらいで充分でしょう。敵対する程にも関わらないほうがいいですね。好きの反対は無関心なんですから。

やりたくない仕事をしなければいけないから、気分が沈む。けれどもお金のためです。しょうがないのでやりましょう。目の前の事のみに集中してあまり考えすぎないで。「しゃあなしやで」と思いながらやっちゃいましょう。

心を守るために

気分が沈む時あなたの脳は疲れています。疲れているから気分が沈むのか、気分が沈むから疲れるのか。どちらが正しいかはわかりませんが、とりあえず疲れたら休息をとることです。これが大前提。休息無しの回復はありません。
 
ここで休んで回復したいのは体ではありません。脳です。心といった方がいいかもしれません。仕事は心を削るような事もありますよね。心を守る手段はないでしょうか。

ペルソナという手法があります。心理学用語で仮面を意味します。職業にあった人格の仮面をかぶるように素の自分は隠してしまいましょう。素の自分を見せるのは家族や恋人、親しい友人だけで充分です。職場ではスーツ姿でビシッとしてかっこいいのに私服の時はあれ?っていう人は身近にいませんか?そういう方は職場ではビシッとした自分の仮面をかぶって演じているわけです。仮面をかぶった自分を批判されたり攻撃されても素の自分までは届きません。だってそれは本当の自分じゃないんですから。

対処法

軽いうちに解決 マイナスからプラスへ

軽く気分が沈んでいる時は比較的簡単に気分を変えることができます。気分が沈むというのは体から出ている休憩要請信号である場合があります。体の疲れと脳の疲れは別物ですが、密接につながっているのでお互いに刺激しあうことで助けあうことができます。

とりあえず歩いてみる

気分の沈みが軽い場合は軽く運動してみましょう。歩いて足の筋肉が動き出すと、重力で下半身に集まりがちだった血流がポンプのように上半身に流れ出します。脳にも血流が流れることにより気分は上向きになっていきます。

ただ歩くのが詰まらないなら公園などに森林浴に行くのもいいですね。森林浴は実は日本独特の習慣で近年国外からもその効果に注目が寄せられています。科学的根拠こそありませんが自然の中を歩いていると気分が上向いてくる方は多いはずです。マイナスイオンでしょうか?木々の香りの効果でしょうか?理屈付けは後回しにしても効果は感じられます。歩きやすいようにスポーツシューズを履いていって下さい。

筋肉を鍛えてみる

筋肉トレーニングをして筋肉を鍛えるとエンドルフィンという物質が分泌され、これも気分が上向く効果があるといわれています。あまりにやりすぎると腕や足が太くなると思う女性の方が多いかもしれませんが、まず太くなることはありません。逆に引き締まります。男性が腕や足を太くするためにどれだけ頑張らなくてはならないか想像してみてください。嫌になるほど運動し、プロテインでたんぱく質を補給して休養日をはさみながら何か月も続けなければ太くはならないのです。太くなった方は食生活が変化していると思われます。運動したからと言って間食はしすぎないようにしてください。おなかはすきますが、我慢です。

初めてをやってみる

何か新しい事を始めるのも有効です。手作業でカバンや小物を編むクラフトワークなど目に見えて結果がわかるものは満足感と達成感が得やすいので始めやすいです。満足感と達成感は気分を上向きにして気分が沈む事を防いでくれるでしょう。
 
絵をかいてみるのもいいでしょう。カメラを使って写真を撮りに行くのも楽しいです。新しいことを始めると今まで使っていなかった脳の領域が働き始めるので、思考が変わってきます。

そんなのやる気になれない方はマイナスからフラットへ

本当に深く気分が沈む時に運動なんて無理です。そんなのやる気になれません。そんな時はとりあえずマイナスでもプラスでもないフラットな状態を目指しましょう。その方がプラスに無理やり気分を上向かせるより簡単です。その為の方法としてマインドフルネスをご紹介します。

マインドフルネスとは、近年アメリカでビジネスネスパーソンの間で流行している脳の活用法です。基になったものはアメリカに渡った禅宗の座禅から一部方法論を抜き出したものです。禅宗の座禅はお悟りを目指すためのものですが、マインドフルネスは脳を有効活用するための理論です。宗教は全く関係ありませんのでご安心ください。

初回公開日:2017年08月08日

記載されている内容は2017年08月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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