特徴7:人の話をよく聞く
思慮深い人は、相手の話を注意深く聞きます。一般的に、何かを話している最中は黙っているときよりも思考力や集中力が低下します。思慮深い人は、黙って人の話を真剣に聞くことで、その意味や、自分にできるアドバイスがないか考えています。
話している最中に口をはさんだり、自分の話をしだしたりすることは、自分の「話したい」という気持ちの解消にはなっても相手の悩みの解消にはなりません。
特徴8:物事を掘り下げて考える
思慮深い人は、物事を「深く」考える人です。表層だけを撫でて満足してしまうのではなく、その物事の心理や原理など、根本的なところまで理解しようとします。
これをすることで、他の物事に対しても簡単に理解できるようになることもあります。1つ1つの物事に全力で、真剣に取り組むことが思慮深い人の特徴の1つです。
特徴9:思慮に没頭しやすい
思慮深い人は、常に何かを考えています。そんな時、いきなり話しかけても、上手く対応できません。間近にいる人の話も聞き逃したり、見逃したりしがちです。
それは、思慮深い人の大きな特徴の1つで、思考に没頭してしまうことから起きる現象です。もし話を聞き逃されてしまっても、思慮深い人はこれを反省し、今はどのようにしてあなたにお詫びをしたらいいのかと一生懸命に考えています。
特徴10:余計なことは言わない
思慮深い人は、おしゃべり好きな人の話の聞き役にはなりますが、自分から会話を楽しむことはごく親しい友人同士以外ではありません。
聞かれたら答える程度の会話しかしないので、話が膨らまずに、気まずい会話に終始することが多いでしょう。
日常会話には、テンポやタイミングが大事なので、思慮深い人は自分のノリの悪さを自覚している場合もあるので、相手やその場の雰囲気を壊したくないという配慮がはたらいています。
特徴11:物事を多角的な視点で見る
思慮深い人は、物事を1つの方向からではなく、多角的な視点で見ることができます。「深く」考えるだけでなく「広く」考えることもできることが思慮深い人の特徴です。
1つの要素を突き詰めて考えて出した答えは、現実とは合わないことが多々あります。これを避けるため、思慮深い人は自分の蓄えた知識のすべてを使って1つの物事を総合的に考えようとします。その結果出てきた答えであれば信頼することができます。
「思慮深い」という性質は、別の角度から見ると一見「ノリが悪い」「堅い」と思われがちですが、上記したようにとても良い面もたくさんあります。しかし、自分ではこの良い点に気づかずに、自分の欠点だと考えてしまう人もいるでしょう。
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思慮深い人かの診断項目
あなたが思慮深い人かどうか、診断形式で見ていきましょう。
1.行動する前に考えている
2.すぐに返事をできないときがある
3.いつも非常事態のことを考えている
4.メモを取ることが多い
5.約束は絶対に守る
6.親友はいるが友達はあまり多くない
7.人の話をよく聞く方だ
8.物事を深くまで細かく考える
9.考えることに集中して話が耳に入らなくなることがある
10.余計なことは言わない
11.色々な方向から物事を考える
思慮深い人になる方法3つ
思慮深い人になり、他の人から信頼を得るためには、次の3つのことに気を付けて行動するようにしましょう。思慮深い行動は、他人に評価されるだけでなく、悪い状況に陥らないようになるために自分のためになります。
また、思慮深い行動をしようと心がけているうちに、だんだんとそれが癖になり、本当に思慮深い人になることができます。まずは無理にでも深く考える癖をつけるようにしましょう。
方法1:行動する前によく考える
行動を起こす前に、その行動をする意味、その行動で起こると予想される事態、周りの人の気持ちを最初から最後までよく考えましょう。これによって、軽はずみな行動による状況の悪化を防ぐことができるでしょう。
行動しながら考えるというタイプの人もいますが、このタイプの人は運を味方につけている場合があります。これではいつでもうまくいくとは限りませんので、よく考える癖をつけましょう。
方法2:将来的なリスクにも目を向ける
今とる行動を考えるとき、その行動によって将来的に起こる可能性のあるリスクについても考える癖をつけましょう。目先のリスクやメリットにばかり気をとられがちですが、少し先の未来のことについて考えることは非常に重要です。
先のことを何も考えずに行動すると、将来後悔することになってしまいます。過去にやったことは変えられませんので、やる前に考えましょう。
方法3:軽はずみな発言は慎む
初回公開日:2017年08月03日
記載されている内容は2017年08月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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