怒れない性格だと損をすることが多い
怒れない性格は「いい人」と思われることはあっても、ただそれだけで何の利益もありません。「頼めばやってくれる」「何言っても怒らないから便利」などと思われてしまい、損をすることの方が多いです。
怒れないでいると自分自身のストレスもたまってしまいますし、そのストレスで体調を崩したり、精神が不安定になってしまうとそれも損をしていることになってしまいます。
怒れない原因10個
子どものころは、相手のことを気にせず、今よりも自分の気持ちをストレートに表現できていたのではないでしょうか。それがいつの間にか相手の機嫌を気にするようになり、だんだん怒れない性格になってしまったのですが、この怒れない性格には原因があります。
原因1「感情表現が乏しい」
怒れない人は、喜怒哀楽の感情表現が乏しい人です。怒るだけでなく、喜びや悲しみもあまり表には出しません。
その理由は人それぞれで、感情を他人の前でひけらかすのが恥ずかしい人や、もともと感情の浮き沈みが少ない性格の人、他人に興味のない人などさまざまです。実は心の中ではとても怒っていても、それをうまく表現することができない人もいます。
原因2「気が弱い」
怒れない人は、単に気が弱くて言い返すことができず、何かを言われても反論することができません。年下や後輩など、自分より弱い立場の人には怒ることができても、たとえ自分が正しくても、自分に正義があっても、または不満があったとしても、上下関係が上の立場の人には怒ることはありません。
さらには、自分より立場が弱い人が相手でも、言い返してくるような気の強い人だったら何も言えなくなってしまいます。
原因3「我慢ばかりして育った」
人格形成期である小さい頃から我慢して育ってきたために怒れない人もいます。長い年月をかけてできてしまった性格なので、我慢し続けてきたことが原因の場合は変えるのはかなり難しいです。
怒ることができなかったので、怒り方がわからないと言うこともあります。親に反抗することが許されなかった、いい子でいないといけなかった、中には虐待ではという経験をしてきた人もいるでしょう。
原因4「自分に自信がない」
怒れない人は自分に自信を持つことができません。
怒りの原動力は相手への反逆心、対抗心です。自分に自信がないと、何かを言われても「自分のほうが間違っているかも」と思ってしまい、反逆心や対抗心は生まれてきません。
もし腹が立つことがあっても、言い返されたり否定されたら勝てる自信がないので、それなら勝てない勝負はやめておこうと最初から怒るのをやめて我慢してしまいます。
原因5「自己主張ができない」
怒れない人は、怒りを表に出すことだけでなく、何ごとにも自己主張をすることができません。不満があっても自分の意見や主張を言うことができないか、そのまま他人の意見に流されてしまいます。
ディベートなど発言に瞬発力が必要な場面でも、自分の中でよく考えて意見をまとめてからでないと自信を持った発言をすることができません。怒ってもそれを率直に表現することができないので、結果的に怒れない人になってしまいます。
原因6「諦めるクセがついている」
怒れない人は、腹立たしいことがあっても「怒ってもムダ」「怒ったらもっと悪いことになるし」と先に諦めてしまうクセがついてしまっています。このタイプの人は、もとはちゃんと自己表現ができていた可能性があります。
しかし、自分が怒ったことで親友と大ゲンカになってしまった、裏切られたことがあるなど、なんらかの理由で「諦めるほうが楽だ」という気持ちができてしまい、それを続けるうちにクセになってしまったと言えます。
原因7「争いごとが苦手」
もし怒ったら、怒った相手はシュンと落ち込むか、そうでない場合は相手も怒り返してくるでしょう。怒れない人は、相手が怒って返してくることを恐れているので、自分の怒りは我慢して争いごとにならないほうを選びます。
時には争わなければいけない場面もありますが、怒ることができないとのちのち自分に返ってきて痛い目に合うだけでなく、周りに迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。
原因8「嫌われるのが怖い」
初回公開日:2017年07月30日
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