こちらも相手の距離感がわからないわけではない、というタイプです。「中学高校と暗い性格だったし変えてみたい!」という試みから所謂ウェーイ系大学生のフリをしているのかもしれません。自分を変えるという試みはとても大切なことですが、行き過ぎてしまってはただの馴れ馴れしい人間だな、と鬱陶しがられてしまい逆効果です。
こういったタイプは意外とよそよそしさを感じたり、自信なさげな言動をちらほらしてくるのでわかりやすい部分もあります。
自己中心的
自己中心的だからこそ相手にも敬語を使わないし、ボディータッチも当たり前。これがフレンドリーだろ?だって俺がそうしたいんだから!と言わんばかりの接し方をされることがありますので、自己中心的な心理が働いているというのがわかります。自己中心的であるということは周りの空気や伝統や慣習のすべてを無視して自分の好きなように相手にふるまってきます。
日常的な空間でもビジネスシーンでの上司や先輩、新しく入ってきた新人さんにもそんなものはお構いなし。誰にでもフレンドリーの押し売りをしてきてただの迷惑な奴に成り下がるのです。
無神経さが目立つ
自己中心的であるということは相手の事なんで1mmも考えることはありません。相手が失恋していたり不幸があって落ち込んでいてもそんなものは関係ありません。だって、自己中心的なのですから。いつだって自分が中心でフレンドリーな自分が好きな「馴れ馴れしい人」は相手がどんな状況でもいつも通り鬱陶しい接し方をしてくるのです。
こういった相手の事を考えずに無神経だとわからない点も、馴れ馴れしい人の心理の1つです。
一度話せばみんな友達!
馴れ馴れしい人の中によくいるのが「一度話したり遊べば友達」というタイプです。友達の知り合いとして紹介されて、ちょっとしかしゃべってないのに次に会ったときには親友感覚で接しられることも。友達の定義というのは人それぞれですし、こういったタイプのすべてが馴れ馴れしい人であるとは一概には言えませんが、馴れ馴れしいなぁ、と思わせる要因の1つであるというのは確かに言えます。
友達関係ならまだしも、社会人にもなってこんなことをしてくるあたり、誰にも注意されずに来たんだな、と思えてしまう部分もあります。
馴れ馴れしいと思われてしまう男性・女性の行動
馴れ馴れしい人の心理を見て行きましたが、男女別で馴れ馴れしいと感じる部分が違う点がいくつか存在します。異性だからこそ馴れ馴れしい、鬱陶しいと感じることもありますし、逆に同性だったら気にならない、という部分もあります。
ここでは男女別に馴れ馴れしい人の行動を見ていきましょう。
ボディータッチの激しさ
やはり馴れ馴れしいの代名詞ともいえるボディタッチはかなり面倒な行動の1つと言えます。特に、異性間のボディタッチが激しいというのはかなり鬱陶しさを覚えます。これは男性から女性へだけでなく、女性から男性へのボディタッチも含まれます。特別興味のない、ビジネスシーンでは上司にあたる男性・女性からの過度なボディタッチなんて欲していませんし、少し気持ち悪さすら覚えます。
近年ではハラスメントとして訴えられることもありますので、思い当たる人は注意しましょう。
ため口で話してくる
やはり初対面でため口というのは感じが悪いですし、距離感が近いなと思われてしまいます。上司から下の人へなら理解ができますし、そういうものなんだなと思えます。仕事上の先輩でも理解はできますが、問題になるのはテンションです。
ビジネスシーンでのため口というのは、学生生活でのため口と少し違い、落ち着いた雰囲気があります。しかし馴れ馴れしい人というのは学生と同じような勢いとテンションでため口を使うのです。テンションが高いからこそ、ため口で挨拶だけじゃなく雑談も止まる勢いがなく、結果的に「ため口で延々と鬱陶しい」と思わせてしまいます。節度が大事ということですね。
馴れ馴れしい人の対処法
馴れ馴れしい人の心理や行動が見えてきたところで、こういった人間にはどうやって対処していけばいいのでしょうか。仕事で接する人もいるし、あんまりむげにはできないなぁ…と思うこともありますが、そういった環境でもその人たちへの対処をすることができます。
ここでは、馴れ馴れしい人の対処法をいくつか紹介します。
ため口に敬語で返す
年下の調子の乗った新人やたいして仲も良くない同僚のため口には敬語で返しましょう。失礼な態度には丁寧な敬語を使い、礼儀正しくふるまうことが効果的です。「○○(くん、ちゃん)、今日呑みにいかね?」と言われたら、「私は結構です。また今度お願いしますね。」と温度差のある返事をしましょう。仕事上関わっていく人ですので、それなりに笑顔で返してあげると、馴れ馴れしい人でもさすがに距離感や自分がまずいことをしていることに気づくこともありますので、敬語で返すというのは効果的であると言えます。
適当に流す
これは心に余裕のある人しか難しいことではありますが、適当に流すというのも効果的です。相手の事を考えずにずけずけと自分のやりたいように接してきたり、ボディータッチをしてきますが、相手にされないとわかれば態度を改めることも。相手をしてしまっているからこそ、馴れ馴れしさに拍車がかかってしまっていることもありますし、適当に流しておけば収まることもあります。
悪気がないことを理解し、指摘する
上記でも少し触れましたが、馴れ馴れしい人というのは環境が悪かったせいで自分が馴れ馴れしい人間であるということに気づいていないこともあります。そんな状態で社会に出てきてしまっているからこそ、とんでもない態度や言動をしているだけということもありますので、嫌なことには嫌だとはっきり伝えましょう。最初は「またまた~~」なんて言ってくるかもしれませんが、「嫌なものは嫌だしそれは間違っている」と言ったような指摘をし続けていれば徐々に理解を示していきます。
ただし、あまり強く言いすぎて被害者面をされてしまっては面倒なことになってしまいますので、ある程度の悪気のなさの理解と指摘の加減が必要です。
なるべく関わらない
苦手なものは苦手だし、直してやるギリはないという人もいるはず。こういう人は馴れ馴れしい人になるべく関わらないように接していくのが良い対処法であると言えます。ビジネスシーンでも必要最低限関わり、日常生活でも適当に流してなるべく関わらないようにしていけば、そのうち関わってくることを辞めてくれます。
無理をしていてはこちらが持たないこともありますし、こういった対処法も有効であると言えます。
初回公開日:2017年08月09日
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