毎日がつまらない人の特徴
この世には花が咲き、鳥が鳴き、歌があり、美味しい食事があります。さらには素敵な男性や女性がいて、恋や愛があります。
こんな天国のような地球に住みながら、毎日がつまらないを口癖にして、この地球を地獄のごとく生きている人は案外多くいるものです。顔色は悪く覇気がありません。口を開けば「毎日がつまらない〜」「何かいいことないだろうか〜」ばかり言っています。
まずは毎日がつまらない人の特徴について、考えてみましょう。
毎日がつまらない人① 社会人
まずは、毎日がつまらない社会人のケースを見ていきましょう。彼らは何故毎日がつまらないと感じるようになってしまったのでしょうか。
最初は大きな夢を抱えていた
「入社したら出世して社長になってみたい」「お金をコツコツ貯めて、貯金が1000万円になったら好きな旅行を思いっきりしてみたい」「将来は大きな家を購入して、親と一緒に暮らして親孝行したい」などと、晴れて希望する会社に入社したときには、希望に胸を膨らませていたに違いありません。
学生から社会人になる時、人は大きな夢や希望を抱えています(どうも最近の新入社員は、それほどでもない傾向にあるらしいのですが)。しかし1年、2年…5年、10年と月日を重ねていくうちに、いつしか最初の頃の大きな夢や希望がだんだんと小さくなってしまう場合が多くあるものです。
いわゆる現実に直面するとでも言ったら良いのでしょうか。気の合う仲間たちと楽しく付き合い、バイトで貯めたお金を好きなことだけに使い、有り余る時間をのんびりと好きなことをして過ごしていた学生時代。毎日がつまらない?いや、楽しくて仕方がありません。
しかし、いざ社会に出ると、学生時代のように思うようにはいかない場面に多々遭遇することになります。
夢のある社会が天国から地獄に
会社に行けば嫌な上司と毎日顔を合わせなければなりません。毎日のノルマを達成するのに疲れ果ててしまいます。愛想のない取引先には神経をすり減らさなければなりません。給料が安くて、ほとんどが生活費に回ってしまいます。毎日残業ばかり、時には休日出勤もあり、思うように自分の時間が確保できなくなると、次第に「あ〜、毎日がつまらない…」と感じることも増えます。
段々と社会の荒波に接する機会が増えてくると、残念ながら社会に入る前に抱いていた夢が、少しずつ少しずつフェイドアウトしていく社会人が多くいるものです。
授業に出席するのが大変だとか、試験勉強が難しいとか言っても、学生は学校に授業料を支払い通学しています。いわば学生は学校にとってのお客様です。多少好き勝手してもお咎めなどありません。毎日がつまらないなどと感じることもあまりありません。
一方、社会人は自らの労働力を会社に提供することで、その見返りとして給料が得ることができます。少し厳しい言い方ではありますが、逆に言えば給料に見合った労働力を提供することができない人は給料をもらう資格がありません。つまりは会社には必要とされない人物ということになります。社会とは厳しいものです。(でも一方で楽しいこともたくさんあるのに…。)そうなると、毎日がつまらないということになります。
やがて毎日がつまらないということなる
こうなるとこの天国である地球が、地獄のように見えてくるのは当然のことになります。やがては毎日がつまらないという考えに至ることになります。
そういう人の特徴として、まず一つに、社会人になる前の夢が、あまりにも現実とかけ離れすぎていたと言えます。もちろん大きな夢を抱くことは、これからの社会を生き抜く上で大きなモチベーションとなりますので、それ自体はとても良いことであります。しかし、あまりにも現実とかけ離れた夢は、叶うどころか一つのつまずきを契機にして、儚く消え去ってしまうものです。
次に、毎日がつまらない人の社会人の特徴として、物事を暗く考えてしまいがちな人が多いと言えます。ちょっとした失敗をきっかけに投げやりになり、「どうせやっても無駄だ」「私ってどうしてダメなんだろう」「もうどうでもいいや」などと考え、諦め、下を向きます。社会は困難の連続です。でも、やり甲斐の連続でもあります。その度に落ち込んでは前に進むことができません。やがては「毎日がつまらない〜」ということになります。
毎日がつまらない人② 主婦の場合
主婦の場合はどうでしょうか。何故毎日がつまらなくなってしまったのかを考えます。
結婚生活に大きな期待をしていたのに
独身の時には、大好きな人と結婚することに心をときめかせていました。やがて大好きな人にめぐり合い、それなりの恋愛期間を経て二人は結ばれます。人によっては結ばれるまでに幾つの困難を乗り越えなければならない場合もあるでしょう。例えば親の反対や金銭的な問題、前の人との離婚後であれば、そのことの後始末など。
一緒に住む家選びや設置する家具類選びをする時間は、数々の困難を乗り換えようやく結ばれた二人にとっては、とても楽しいひと時です。やがて新しい二人の生活が始まり、それから子供にも恵まれます。お互いがそれらの結婚生活の中での様々な経験を通じて、精神的に成長していくことはなんと素敵なことでしょうか。毎日がつまらないなど、考えにも及びません。
それがいつしか気が付いてみると、毎日がつまらないという状況になるのは何故でしょうか。
結婚は契約であり、その契約を履行する責任がある
ある意味結婚は契約であると言えます。結婚届けには二人の名前を記入し、ハンコを押します。それはたとえこの先いくつかの困難が降りかかっても、二人で手を取り助け合いながら、お互い離れることなくその困難を乗り切るということを、契約書に署名捺印するということに他なりません。
逆に言えば離婚は、どちらかがその契約を守らずに他の異性にうつつを抜かすとか、仕事をしないで毎日酒を飲むことに明け暮れているなど、結婚の時に交わした契約事項を守らないと言うことです。そうなれば、慰謝料などのペナルティーが生じるのは当たり前のことです。
話が少し外れましたが、結婚生活とは決して甘いばかりのものではなく、二人にはその生活を守るための責任があると言うことです。それ故毎日がつまらないと感じる時もあるものです。でも責任感が人を成長させることを忘れてはいけません。
毎日が同じことの繰り返しに
OL時代には、給料日ともなると仕事場の仲間たちと美味しいものを食べに行ったり、おしゃれな服やアクセサリー、バックなどを購入したりすることができました。夏休みには海外旅行に出かけたり、エステや英会話学校にも通ったりと、自分磨きにも一生懸命でした。
しかし、結婚するとOL時代のような自分中心の生活をすることが難しくなります。お金に関しては、自分の好きなことにお金を使えていたものが、旦那と協力しながら毎月の家のローンや光熱費を払っていくようになります。毎日の食費もバカになりません。
また結婚生活では、食事の準備や掃除洗濯などの家事といった、やらなければならない主婦としての役割があります。お互いに話し合いながら、旦那と協力してその役目をこなしていかなければなりません。
やがて子供ができれば、その子の面倒を見るようになります。子供はとても可愛いものです。ましてや自分の子供となれば、目に入れても痛くないほどでしょう。でも時には手がかかり言うことを聞かず、大きな声で思い切り叱ることもあれば、思わず手が出てしまうこともあるでしょう。
そんなことの繰り返しが、結婚生活では何年も続きます。「あ〜、最初に思い描いてた結婚生活とは程遠い〜」、そんなことを感じ始めてしまえば、毎日がつまらないと思うようになってしまう主婦もいることでしょう。
毎日がつまらない人③ 大学生
大学時代は、ある意味とても自由で楽しいものです。しかし一方で毎日がつまらないと嘆く大学生もいます。何故彼らは毎日がつまらないのでしょうか。
大学生活は楽しいものです
辛く長い受験勉強を経て、憧れの志望校に合格することができました。まさに天にも昇る心地です。これからは楽しい大学生活が待っています。「親元を離れて一人で暮らしていこう」と、住むアパートを決めたり、小洒落た家財道具を揃えたりします。また、「バイトをして好きのものでも買おう」「そうだ、車でも買って恋人をデートに誘ってみようかな」などの夢もたくさんあります。
これから始まる大学生活は、本当に楽しいものです。高校生の時のような、いわゆる親や先生の監視の目が緩くなります。3年生ともなれば、朝から夕方まで授業に縛られことが少なくなります。専攻する科目だけを受ける形になることが多いからです。空いた時間は、アルバイトをしてお金を稼ぐことができるし、サークルにも参加できます。
どのように過ごすかは個人の選択に委ねられるため、ある意味自由な時間を自分でコントロールすることが必要になります。つまり自らの意思で自らの行動を決定していき、社会人になるための一歩を踏み出しているとも言えます。
大学生活は社会人になるための準備期間
社会人になるための一歩を踏み出している。もっと言うと、大学生活での時間とは、社会人になるための準備期間だと捉えることができます。社会人になると言うことは、ある職業に就き、その職業を通して社会に貢献できる人になると言うことです。つまりこの大学生活の中で自分は社会に出て何をしたいのかを考え、それに向けて何を勉強し、何を経験すれば良いのかを考え、実践すると言うことです。
自分の将来像を描きながら目標に向かって努力することは、とても楽しくてワクワクすることです。最初のうちはその目標と現実とのギャップにつまずき、戸惑うことも多々あります。しかし、努力を通じてそのギャップを少しづつ埋めていく作業は、この上なくエキサイティングな経験です。
おそらく多くの大学生はそのように大学生活を送っているとは思います。毎日がつまらないとは決して感じることがありません。
一方で目標を見間違うと…
初回公開日:2017年08月03日
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