頭の中に不安や心配事があると、何をしていてもそちらへ思考が飛んでしまい、注意力散漫になります。仕事をしていても、誰かと会話をしていても、その不安や心配事が心を支配してしまいます。
そのような状態のときは、不安や心配事をなるべく軽減するような行動をとりましょう。人に話して共有したり、思い切って仕事を休んだりして解決に当たりましょう。そのままの状態で仕事をしても、良い結果は期待できません。
原因10「ながら作業でないと落ち着かない」
テレビを見ながら、お菓子を食べながら、人と会話しながらというスタイルでしか仕事や勉強をすることができない人は、注意力散漫な状態に安心感を感じている可能性があります。
図書館での勉強や、誰ともしゃべらない時間に耐えられないという人は要注意です。その状態が一番集中できていると感じているでしょうが、実はそれはかなり効率の悪いやり方です。1つのことにだけ集中した場合、何倍も早くその仕事は終わるでしょう。
集中できない理由が職場環境なら転職もあり
嫌な上司がいる、職場の人間関係が最悪で不安によって作業に集中していられないなど、職場の環境が注意力散漫の原因になっている場合は、その職場を辞めて新しい職場を探しましょう。転職は今や自分の労働環境を守るための方法としてメジャーになりつつあります。
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注意力散漫の改善方法6つ
ここからは、注意力散漫な性質を改善していくための方法を6つご紹介していきます。注意力散漫がなおれば、1つの仕事にかかる時間が短縮されるだけでなく、仕事のクオリティ自体もぐっと上がります。
注意力散漫を治し、集中力を上げてすがすがしい気持ちで自由な時間を謳歌しましょう。働くときは働く、遊ぶときは遊ぶというメリハリが大事です。
方法1「仕事環境を整理整頓する」
注意力散漫になることを防ぐために、机の上など、仕事環境を整理整頓しましょう。仕事中に余計な物が目に入らないようにするだけで、あらぬ方向に考えが飛んでしまうことを防ぐことができます。
整理された机で仕事をすると考えも整理されやすくなります。「あれもこれもやらなければならない」という場合も、とりあえずは今やっていることに集中し、他のものは片づけてしまいましょう。
方法2「予定を立てる習慣を作る」
予定を立てることは、仕事に集中するうえで非常に効果的な行為です。自分で納期や小さな目標地点を定めておくことで、それに向かって集中しやすくなります。
「○○日までに提出」と言われているのなら、例えば「この日までに原稿を50％仕上げる」「この日に残りを仕上げる」「この日に1度チェックしてもらう」など、細かく決めておくと良いでしょう。
方法3「仕事に優先順位をつける」
整理して仕事を行うためにも、ものごとに優先順位をつけてそれを終わらせる順番を決める、つまり予定を立てる習慣をつけましょう。「この仕事をいつまでに終わらせる」「これが終わったらこれをやる」というざっくりとした予定から始めましょう。
予定を立てておくことで、まだまだたくさんの未完了の仕事に追われていても、とりあえずは一番優先順位の高い物に集中するしかないと覚悟することができるようになるでしょう。
方法4「作業と休憩にメリハリをつける」
仕事に集中するときに「休みなく働く」というイメージを持つ人も多いようですが、集中して働くときは休憩も集中してとることが必要です。1時間働いたら10分休憩する、というようなパターンを自分で決めましょう。
作業中に集中力が途切れてそこからダラダラと休憩をしはじめ、やる気になったら再開、というメリハリのない休憩の取り方は、集中力の回復に効果がありません。時間をきっぱりと区別して作業しましょう。
方法5「スマートフォンを見ない」
仕事や勉強をしているときにスマートフォンを見るのを意識的にやめてみましょう。作業をしているときは電源を切ってしまうのも良いですし、だれかに預かってもらうのも良いでしょう。
スマートフォンを見てしまうと、そこにはさまざまな魅力的な情報があふれています。「すこしだけ」という軽い気持ちで見始めて1時間経ってしまった、ということもよくあります。これを防ぐ方法は、「見ない」というただ1つです。
方法6「ながら作業をやめる」
作業を続けるためにお菓子を食べながらやったり、テレビをつけたりするのはやめましょう。確かに、作業を長時間続けることができるようになりますが、それは本来短時間で終わるはずだった作業をだらだら引き延ばして行ったにすぎません。
仕事だけに集中すれば、疲れるのでそれほど長い時間作業することはできなくなりますが、仕事は確実に終わります。いつもかかっている時間と比べると、自分でも驚くほど効率化するでしょう。
注意力散漫の悩みを解消しましょう
注意力散漫になると、仕事がなかなか終わらないだけでなく、やっとの思いで終わらせた仕事のクオリティもいまいちという結果になってしまいます。仕事にしても、勉強にしても、注意力散漫でいいことはありませんので、以上に述べたような方法で改善していきましょう。
集中して仕事を終わらせ、楽しいことに専念するというメリハリが大事です。「ながら作業」は、時間当たりの疲れは軽減されますが、結局クオリティは上がりません。
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初回公開日：2017年10月13日
記載されている内容は2017年10月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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