長野県も、山梨県にならんで移住したい県で常に上位に入る県です。長野県は、「日本の屋根」との異名をもち、「日本百名山」のうち、乗鞍岳や常念岳、木曽駒ヶ岳、北岳といった全国最多である29の名山を有しています。
夏はトレッキングや登山、冬はスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツが楽しめます。温泉も豊富で、日帰り温泉の数も日本で有数です。信州蕎麦、五平餅、野沢菜漬けなど郷土料理が多いこと、男女ともに長寿県であることも長野県の特徴です。
自然豊かな長野県ですが、長野市や松本市などはしっかりと都市整備がされています。また、本州の中央部に位置するため大都市圏とのアクセスも良いです。首都圏から車で1時間という好立地です。新幹線も通っており、首都圏へ簡単にアクセスできます。
静岡
静岡県は本州中部の太平洋沿岸に位置する県です。日本で1番高く世界遺産でもある富士山を有しています。富士山の麓には富士山本宮浅間大社、白糸の滝、音止めの滝などがあります。また、静岡県の南にある伊豆半島は、ビーチや温泉街で有名です。
東京都と比べて冬は約2℃暖かく夏は約1℃涼しい、海洋性気候で過ごしやすい地域です。海、山、河、湖などさまざまな自然に恵まれています。温暖な気候をいかして、野菜や果物、お茶の栽培されています。伊豆半島では伊勢エビなどが有名です。
東名高速道路、新東名高速道路、東海道新幹線が通っていて、多くのインターチェンジや新幹線駅があります。静岡市から東京までは、新幹線で60分、車で120分と交通アクセスもいいです。都会すぎず田舎すぎない場所でスローライフを送りたい方は検討してもよいでしょう。
高崎
群馬県高崎市は、自然と都市が調和したスローライフには街です。高崎市は関越自動車道、北関東自動車道、上信越自動車道、上越新幹線、北陸新幹線といった高速道路が交差する場所です。東京へはJR上越新幹線で約1時間となっています。
高崎市は夏は暑く、冬は風が強く乾燥する気候です。図書館や公園なども整備されています。自然も豊かで赤城山や浅間山がも見え、市内には農村風景も残っています。群馬は車社会なので、車があった方が断然便利です。
群馬には温泉がたくさんあります。天下の名湯である草津温泉や伊香保温泉、四万温泉やみなかみ温泉、他にも小さな温泉などです。
高崎市の倉渕地域、吉井地域、榛名地域においては移住・定住支援策もあります。地域によって異なりますので、詳細についてはホームページなどで調べてみるとよいでしょう。
岡山
岡山県は降水量1mm未満の日数が全国1位で、「晴れの国」と呼ばれるほど晴れの日が多い県です。
瀬戸内海で海水浴、北部の蒜山(ひるぜん)高原ではスキーというように、岡山県内だけで四季折々のさまざまな気候やレジャーが楽しめます。美作三湯(みまさかさんとう)という全国的に有名な3つの温泉地もあります。温暖な気候や豊かな自然に恵まれ、白桃やマスカット、ピオーネなどが栽培され「フルーツ王国」とも呼ばれます。
岡山県は中国自動車道、山陽自動車道、米子自動車道・岡山自動車道、瀬戸中央自動車道が走っています。さらに、山陽新幹線をはじめJR岡山駅から東西南北に7本の在来線が交わる鉄道網を有するなど、中四国地方の交通の要となっています。
高速道路を利用すれば岡山ICから大阪、広島へ約2時間、新幹線を利用すれば東京へ約3時間半、大阪へ約50分、飛行機なら東京へ約1時間で移動することができます。
沖縄
沖縄は亜熱帯の気候ですので、夏が長く夏の陽ざしが強いです。冬もあたたかいのかというと、風がつよく吹きつけるため、体感温度は実際の温度より低くかんじられるという方もいます。また、夏から秋にかけては台風が襲来することが多いです。
沖縄といえば、なんといってもコバルトブルーのきれいな海でしょう。綺麗な色の魚が泳ぐ、南国の海が魅力です。電車がないせいか比較的のんびりとした土地柄で、スローライフには適した地域だといえるでしょう。琉球文化という独自の文化をもっています。
県庁所在地である那覇市内はバス、モノレールがあるので車がなくても生活できます。他県への交通アクセスは、飛行機のみですが都市圏への便数は多く、宮古島、石垣島での直行便がある都市もあります。近年、本島や離島ともに移住者が増えています。
日常にスローライフをとりいれてみよう
現在仕事に就いている人、家族やパートナーがいる人、移住することに不安を感じる人にとっては、転職や移住はそう簡単なことではありません。でも、スローライフをあきらめる必要はありません。
スローライフは、今住んでいる場所でできます。日常の中で五感で感じることを大事にする、食生活を少しだけ変える、今ここにある時間を大事にすることなどで、スローライフを送ることは可能です。スローライフを送るために日常生活に取り入れられそうなものを、いくつかご紹介します。
散歩をする
歩行型社会とまではいかなくても、散歩をすることはスローライフにはです。普段は通勤や通学、買い物などでで歩く道も、気ままに散歩をすると違った景色が見えてきます。都会でもこんなに緑や花があるんだ、という気持ちになるでしょう。
同じ道でも1日1日違います。空気のにおいのようなものを感じたことはないでしょうか。雨と晴れ、暑さや寒さ、季節の移ろいを五感で感じながら自分の足で歩くことはまさにスローライフです。
植物図鑑という映画で、岩田剛典が演じる主人公の樹が『雑草という草はない。草にはすべて名前があります。』と昭和天皇は仰ったそうです」と高畑充希が演じるヒロインのさやかに語るシーンがあります。今まで雑草とひとくくりにしていた植物を、ひとつひとつ見ながら散歩するのもよいです。
ガーデニングをする
初回公開日:2018年04月16日
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