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自分を許す方法・スピリチュアルな意味・自分を許す言葉

カテゴリ:自己啓発

更新日:2024年11月03日

自分を許す方法

人間の心の奥底にある潜在意識における自分、恋愛に傷ついた自分を許す方法をご紹介します。

潜在意識

潜在意識を利用して願望を実現しようとする際、「自分を許す」ことが大切と言われています。自分を許すこと=「自分の感情を認める」ことです。

嫌なことがあると、負の感情がわいてくる自分を嫌いになることもあるでしょう。しかし感情は、潜在意識の中から生まれるものなので、防ぐことはできません。

自分には、そういう感情があるんだ、そういうものなんだと認めることです。これが自分を許すということです。また感情のまま、そのとおりに振舞う事も自分を許すことになります。

例えば、「許せない人」がいる人は、感情のままに、その人を徹底的に憎んでもよいです。「許さなければ自分が心の狭い人間になる」といった理想の自分との葛藤が始まりますが「あの人が許せない。憎い。」という自分の感情を認めることが自分を許し、やがて解放します。そして初めて「こんなことをいつまでもしていても仕方ない」という相手を許す境地に入ります。

恋愛

失恋も自分を許すことが、大切です。しかし受けた傷が大きすぎた時はどうでしょうか。実際に大怪我をした時、自分でも傷口が怖くて目をそむけたくなるのと同じです。

「恋人に浮気をされて酷い捨てられ方をした。」いう事実があって、なかなか前に進めない人は、頭では理解していても「どうして浮気されて捨てられたんだろう」「私にも何か悪いところがあったのかも」という感情が燻っています。

忘れたつもりになっている人もいるでしょう。しかし辛い経験を本当の意味で乗り越えるには、自尊心を傷つけられて酷く傷ついたことや相手を恨む気持ちなど、見たくない自分の感情と向き合う必要があります。

そして自分はこんなに傷ついていたんだと自覚し、もう過去に捉われなくてよいと自分を許します。そして「辛かったね」と、自分自身に自分を労う言葉をかけてあげれば、自然と前向きな恋愛ができるようになります。

自分を許すことのスピリチュアルな意味

スピリチュアルな観点から、「自分を許さないこと」で生じること、「自分を許すこと」で生じること」をご紹介します。

自分を許さないこと

自分を許すことは、特別メンタルを鍛えて強くするのではありません。スピリチュアルな観点から見ると、「こうあらねばならないという枠を取っ払って自分を否定することを辞めて、自分自身を許し受け入れること」のサポートです。

自分を許せない人は、何かしらストレスを抱えています。それは、弱い自分、できない自分、意地悪な自分、その他のマイナスな感情を持っている自分を否定しているからです。その結果、自分が好きになれず、自分が無価値に思えてきます。

自分だけでなく他人のマイナス面も受け入れられません。狭い所から抜け出せずにストレスを抱えながら悪循環に陥っている状態です。

自分を許すこと

自分を許すことは、真面目な人ほど簡単な事ではありません。ただ、弱い自分、できない自分、意地悪な自分、他にもある負の感情を持った自分を、自分で許せるようになると、びっくりするぐらい生きることが楽になります。自分にも良いところがたくさんあると気づき、他人の良い所もたくさん見えてきます。

満たされない感情や怒りに支配されている人は、自分を否定し続けている人で、きっと疲れているはずです。自分を許すことで楽になったらよいです。

誰も責める人はいません。自分を許すことができたところがスタート地点です。そこから本当の人生が始まるでしょう。

自分を許す言葉

その1

・自分を許さないということは、世界さえも変えられる力を自分の中に閉じ込めてしまうことです。~パトリック・ミラー(宗教家)

真面目な人ほど自分を許すことをよしとしない傾向があります。自分に甘い人間は成長が見込めませんが、いつまでも自分を許せない人間も成功を見込めません。

過去の失敗で傷ついたプライドは努力で挽回できますが、傷ついたり迷惑をかけた人の立場を思うがあまり、いつまでも忘れられない人は、いくら悩んでも時間は戻りません。あなたが拘っている限り、相手も忘れられません。

相手が許してくれたなら、自分を許さなければ失礼です。自戒の心がけでは前に進めません。対極にある許す心が、あなたを成長させてくれます。

その2

・人付き合いがうまいというのは、人を許せるということだ。~ロバート・フロスト~詩人

自分を許せないことで、一番損をするのは自分です。「許せない」気持ちで人に接していると、周りの雰囲気も悪くなり、結果的に孤独になってしまいます。しかし、すべての責任を自分に負わせている人は別です。その場合、その人はストレスを抱えているはずです。他人だけでなく自分を許すことも大切です。

その3

・弱いものほど相手を許すことができない。許すということは、強さの証だ~ガンジー
 
例えば恋人に浮気をされた時に許すのは難しいことです。しかし事実を素で受け入れ、仕返しするとか復讐するとか考えず、裏切った恋人が、自分にとってプラスになるかどうかのみ考えましょう。

甲斐性がなく不誠実なだけの人であれば、一緒にいてもプラスにならならないので別れてしまえばよいです。裏切りがあっても、なお自分に与えるプラス面が大きい人なら、続ければよい、それだけのことです。

とはいえ、強い人はそうできても、恋愛の場合は一筋縄にはいきません。負の感情を抑えきれない人はそんな自分を許すことから始めましょう。そして自分を労り、少しずつ柳のようなしなやかな強さを身に着ければいいです。

自分を許すことの心理学的な意味

「自分を許すこと」が、高尚なものと考えないようにしましょう。例えば、あなたが幼い頃に喧嘩して、相手が「ごめんね」と言ったことに「いいよ」と言って許した。さっぱりしていて後に残らない。それが「許す」ことです。

人間は心理学的に、自分の中にある【醜い自分】を許せず責めてしまう傾向があります。自分の中に「見たくない部分」を善悪に分けてしまい処理してしまいます。しかし、見たくない自分も含めて「自分自身」なのに、そのまま行動していると、心が分離した感覚に陥ってしまいます。

やりたいことがあるのに、常に「精神的疲労」や「葛藤」があって前に進めない。そんな心のブレーキを外す方法が「自分を許す」ことです。

別に、自分の「許せない部分」を好きにならなくてもいいです。『「許せない自分を好きになれない自分」を許してあげよう』という気持ちでいると、分離した心が統合し前に進めるようになります。

自分を許すことに関する本

自分を許すことに関する本を2冊紹介します。加藤諦三氏の本は「自分を許す本」として有名です。ボリュームがあるので、まず「自分を許す」ってなんだろうと思った人は、稲垣由香さんの薄いですが中身は濃い冊子を手に取ってみましょう。

自分を許す心理学

初回公開日:2018年03月01日

記載されている内容は2018年03月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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