考える力を付ける方法・トレーニング方法
考える力とは、論理的な思考力、問題を解決する力や、物事を深く考える洞察力と言い換えることができます。現在の情報化社会のあり余る情報をどう処理するかは、個人の裁量であると言えます。考える力は社会でより良く生きていくためや、社会で成功するために必要な力と言えるでしょう。
今回は、考える力をつけるための方法やトレーニング法をご紹介します。
考える力とは
一口に考える力と言っても、定義はたくさんありますので、まずは考える力の中にはどういったカテゴリーがあるのか、代表的なものを挙げていきましょう。
考える力一覧
ここでは代表的な考える力を挙げましたので、見ていきましょう。
思考力
物事の因果関係を見極めたり、論理的に筋道を立てて考える力のことを指します。思考力を身に着けると、物事の矛盾に気づきやすくなります。加えて、相手にも分かりやすく伝える説得力も身に付きます。
問題解決能力
思考力と通じるものがありますが、困難な事態や問題に出くわしてしまったときに、解決するための能力を指します。一生を通じて役立つ能力と言えるでしょう。
想像力
物事をイメージする力のことを指します。下記の創造に必要なのはもちろん、他人の気持ちを考える思いやり、共感する力にも繋がります。
創造力
物事をクリエイトする力のことを指します。芸術の分野で才能を発揮する方は、この能力が優れていると言えます。発想力や閃きとも言うことができるでしょう。
なぜ今考える力が重要なのか
現在、人工知能などを筆頭に、テクノロジーの発展は凄まじく、今の子どもたちが将来就く仕事の6割は、まだ存在していないとさえ言われています。加えてグローバル化が進み、多様な生活背景で育った人たちと仕事をする必要があると予想されます。
ここで必要なのが、相手と折り合いながら、上手に物事を進めていく協調性と問題解決能力です。協調性を育てるために、相手の気持ちを尊重し、共感する想像力も必要でしょう。他にも物事を深く考える思考力など、不透明な未来だからこそ、先を見据えて考える力が必要です。
それでは、どのように考える力を育てていけばよいのかをご紹介していきます。
考える力の育て方・鍛える方法
考える力は、これからを生き抜くために必要な力であることをご紹介しました。それでは、考える力を育てる・鍛えるために、必要な環境や方法を見ていきましょう。
子ども全般にいえること
考える力を育むためには、まずは安定した環境が必要です。安定した環境がなければ、物事に集中して取り組むことが難しいでしょう。
安定した環境とは、まずは家族関係の安定です。「家の中でケンカの怒鳴り声が響いている」など、人間関係が不安定だと子どもの心も安定しません。また早寝早起き、3食をバランスよくしっかり摂るなどのきちんとした生活習慣も重要です。
これらの要素が前提にあってこそ、次の課題に進むことができます。当たり前のことに思うでしょうが、欠かせない要素です。子どもの生理的欲求、安全欲求を確保しましょう。
小学生
小学生は、児童期といい、この時期から少しずつ実体のない、抽象的な事柄も考えることができるようになってきます。また人間関係や好きな友達と密になったり、衝突することで、人との距離の測り方を学んでいきます。
学校の勉強の他に、遊びの中で考える力を育てることが可能です。将棋やチェスで遊ぶことがです。将棋やチェスは細かいルールは違いますが、王を最後にとったほうが勝ちという部分は共通しています。
チェスや将棋では、駆け引きを通して最後に王をとるための論理的思考力、問題解決能力を育むことができます。漢字が読めるようになる小学生のうちに覚えておきたい遊びの一つです。
初回公開日:2018年03月23日
記載されている内容は2018年03月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。