セネカの名言
何人も永く仮面を冠り得ず。偽装はやがて自己の天性へ還る。仮面を長いこと身につけることはできない。
セネカ(古代ローマの政治家・哲学者)
ルキウス・アンナエウス・セネカは、ユリウス・クラウディウス朝時代ローマ帝国の政治家であり、哲学者、詩人です。暴君として知られる第5代ローマ皇帝ネロの幼少期の家庭教師としても知られており、またネロの治世初期には知的指導者として支えました。
ストア派哲学者(人間の破壊的な衝動は、理性や道徳で抑えることができるという考え方の哲学者)としても有名で、多くの悲劇・著作を記し、ラテン文学の白銀期を代表者でもあります。
老子の名言
ただ自分自身であることに満足し、比較したり競争することがないのであれば、すべての人が君を尊敬するだろう。
老子(古代中国の思想家)
老子(ろうし)は、春秋戦国時代の中国の哲学者です。道教では彼を始祖に置いています。中国文化の中心を為す人物のひとりで、多くの反権威主義的な業績を残したと受け止められています。
心理学者たちの残した名言
人の心について深く探求した心理学者たちもまた、「本当の自分」についてよく語っています。この項ではその一部をご紹介しましょう。
アブラハム・マズローの名言
完全な人間になることは難しく、そして恐ろしいことだ。完全というのは人間として問題でもある。
(アブラハム・マズロー)
アブラハム・ハロルド・マズローは、人間の欲求の階層「マズローの欲求のピラミッド」を主張した事で有名な、アメリカ合衆国の心理学者です。
人間性心理学(精神病理の理解を目的とする精神分析と、人間と動物を区別しない行動主義心理学の間の立場をとって、心の健康についての心理学を目指す心理学のことで、人間がよりなりたい自分になるには、どういう手があるかということを研究する心理学)の最も重要な生みの親とされています。
アルフレッド・アドラーの名言
自分を嫌う人がいるということは、自分が自由に生きていることの証なのです。
アルフレッド・アドラー(オーストリア出身の心理学者1870-1937)
アルフレッド・アドラーはオーストリア出身の精神科医であり、心理学者、社会理論家です。無意識の研究で有名なジークムント・フロイトや、夢分析で有名なカール・グスタフ・ユングと並んで現代のパーソナリティ理論や心理療法を確立した1人と言われています。
アドラーの確立した、「アドラー心理学」は個人をそれ以上分割できない存在であると考え、人間の生を、個人という全体が個相対的にマイナスの状態(劣等感を覚える位置)から、相対的にプラスの状態(優越感を覚える位置)を目指して行動している、と考える心理学です。
リチャード・カールソンの名言
「自分の思考法に気づく能力」が高まると、人生を直感的にとらえることができるようになり、考え方や感じ方、物事の受け止め方も自然と変化する。自分の考え方に気づくことさえできれば、すべてうまくいくのである。
リチャード・カールソンの名言格言|自分の思考の癖に気づくとすべてうまくいく
リチャード・カールソンはアメリカ合衆国の作家であり、心理療法士、動機づけ講演者です。
『小さいことにくよくよするな!―しょせん、すべては小さなこと』という本を執筆し、この本が135か国で出版される大ベストセラーとなったことで有名です。
本当の自分の見つけ方
それでは具体的に、どのようなことをすれば、「本当の自分」を見つけることができるのでしょうか。「本当の自分」を見つけ出す手がかりになることを、いくつかご紹介いたします。
自分の気持ちを紙に書いてみる
「本当の自分」を探すのにあたって、今自分がどのような感情を持っているか、紙に書き出していく作業は、「本当の自分」を見つけ出す手だてになります。
どのようにして書き出していくかというと、まず「どうして本当の自分を知りたいか」というところから、紙に書き出します。それが例えば、「今の自分は本当の自分でない気がするから」ということなら、「どうしてそう思うのか」、「そう思ったきっかけ」など、そこから深く掘り下げていきます。
この作業をしていくことで、客観的に自分の気持ちを知ることができ、より「本当の自分」らしいと思われる部分を探しやすくなります。
初回公開日:2018年04月08日
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