セルフコントロールは自分の可能性そのもの
人は何かの折にイライラしたりモヤモヤした気分になることがあります。その理由はさまざまですが、自分にとって理にかなわないことが起きているのが主な原因です。心が落ち着かない時こそ、自分の中で抑制をする力を養う必要があります。「セルフコントロール」とはそのためのノウハウです。
以降は、セルフコントロールについての特集です。
心理学でのセルフコントロールする方法
セルフコントロールとは心理学上で「自制心」「意志力」とも呼ばれています。毎日の生活や仕事の上で、他人や周囲の人々と交流する上でも大切な作用です。自制心は時に、筋肉に蓄えられているエネルギーに例えられます。これが枯渇してしまうこともあり得ます。
例えばダイエットをしようと試みても、お菓子などの誘惑に駆られることは多々あります。するとさらに難しい課題に取り組んで進化する必要があります。セルフコントロールとは、訓練で強化することもできるということです。
心理的セルフコントロール①目標を明確に決める
セルフコントロールが成功するためには最初が肝心です。まずゴールをしっかりと予測し、そのための具体的な材料やデータを揃えて検証していくという、やや理論めいたことを取り入れていくとよいでしょう。
例えばダイエットをしようと決めた際、食事やトレーニングなどのセルフコントロールをしていきますが、具体的なデータや数値、期限など明確に決めるほうが成功しやすくなります。目標体重、目標期間、トレーニングの時間帯といったことを決めましょう。セルフコントロールが失敗しやすい人は、ただ何となく漠然とした意識だけで始めてしまうからです。
心理的セルフコントロール②面倒なことから先にやる
セルフコントロールを円滑にさせるには、とにかく行動をする習慣を持つことにあります。しかしただやみくもに動けばいいということではありません。あるいは直感だけで動くのも限界があり、これがもっと続かない原因でもあります。
では効果的にセルフコントロールするには、最も邪魔なことや面倒なものへ最初に対処したり取り除くことです。大きな岩を動かしたほうが、後で動かすよりも気持ちが楽になります。
セルフコントロールに関する本
セルフコントロールについて漠然としている方は、まず書籍などで調べてみることをします。セルフコントロール関連の内容を書いている本をご紹介します。
セルフコントロール:交流分析の実際
フロイトの精神分析をより現代的に分かりやすく展開し、心の成長過程とコミュニケーションを解明しているな入門書です。アメリカで開発されたTA(トランスアクショナル・アナリシス、交流分析)に、東洋哲学と感性を加えて日本人向けに書籍化しています。自分をコントロールすることについて深く洞察されています。
親の影響、自分の性格、子供のころ…小さいなりに判断し決断したこと。いろんなことを考えさせられました。
30分でできる怒りのセルフコントロール
人の感情の中でも「怒り」について取り上げられた内容です。誰しも平穏に暮らしたいと願いつつも、ふとしたことで怒りや憤りの感情が起こります。すぐに忘れるようならまだしも怒りを悪化させてしまい憎しみや思わぬ悲劇にならない、そのための指南書です。
怒りは自分の取り扱い方次第だということです。取り組む時間は1日わずか30分です。怒りのメカニズムを学んでセルフコントロールすることから始めましょう。
とても日本語訳がこなれていて読みやすいです。あとがきにも書いてありますが、30分でできるのは本書の1つ1つの項目です。1冊の内容が30分でできるわけではありません。色々臨床で役立つような内容が多いと感じました。
人生はセルフ・コントロール
セルフコントロールというよりも、他者を批判して自分の理想を押し付けがちな心境について警鐘している内容です。他者をコントロールするのは不可能、起ったことについてどういう感情を持つかは本人次第です。感情や行動は選択できて、そのためにセルフコントロールがいかに大切かが分かります。
この本を読んで批判的な言葉に過敏反応してしまう自分に気づきました。「他人を批判しない、自分を批判しない。」これを人間関係に応用すれば、いいかもしれないなって思います。
ヨガでのセルフコントロールする方法
ヨガはお馴染な健康方法の一つです。ヨガのポーズをすると生理的効果があります。正しい行程で行えば体のゆがみを直しながらメンタル面の改善も可能です。重要なのは呼吸です。ヨガでの呼吸を意識する習慣を身につければ、セルフコントロールもできるようになります。ヨガで行う呼吸はいくつかあり、複式、胸式、肩式を全て合わせたものを「完全呼吸」と呼びます。
横隔膜を動かすことがポイント
初回公開日:2018年04月05日
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