生存欲求
この生存欲求には、食欲も睡眠欲も含まれます。命を繋ぐためには食べることや眠ることは、必要不可欠な欲求だからです。
関係欲求
「人は一人では生きられない」とよく耳にします。そしてそのには「承認欲」や「自己実現欲」というものが存在し、また「物欲」の含まれるでしょう。
承認欲
承認欲とは、「認められたい」「褒められたい」という欲求で、人との繋がりを欲するために生まれます。社会生活の中では強い欲求で、会社において役職などにつきたいと思うのもこの欲望です。
TwitterやFacebookででゃ「こんなに面白い」「こんなに役立つ情報」として発信するのは、注目欲求=承認欲の表れです。この欲求は現代においては、人間の三大欲求に加えても良いという考え方もできます。
自己実現欲求
自己実現欲求とは、自分の可能性を達成したい欲求です。「夢を実現させたい」と思うのも、また「夢が叶った」という喜びもこの欲求から生まれます。自己満足とも感じますが、これも社会とのかかわりの中から生まれる欲求です。
物欲
物欲とは、金銭や物にいだく欲望のことです。また執着することでもあります。例えば生活に必要なお金は足りていてももっと欲しいとか、必要な品はあるのに新しいものが欲しくてたまらなくなるとかはこの物欲です。これに歯止めがきかなくなると依存症として、カード破産や、ローン破産などにもなりかねません。
成長欲求
例えば小学生などの子供なら「背が伸びたい」とか、学生なら「成績向上」とか、商売なら「事業拡張」とか、現在より上を目指し伸びたいと思う欲求です。知識欲という欲求は人間の持つ欲求で、より知るということで満足感を得られます。
知識欲
知識欲とは、学生の勉強の場面だけではありません。社会人になっても「新しいことを知る」「深く知る」という探求心は、いくつになっても持っていたい欲求です。
人間は「わからない」場面に遭遇すると、投げ出してしまう人もいれば、熱心に研究する人もいます。そこから「哲学」やいろいろな理論が生まれて進化してきました。
人間の三大欲求のコントロール方法
ここまで、さまざまな欲求についてお話ししてきましたが、この「人間の三大欲求」を、いかににコントロールするかという点が最重要課題となります。欲望や欲求のままに生きていては、社会との共存は難しくなります。だからといって無くすことはできません。では、どのようにコントロールすればよいのでしょう。
欲求は必要か?
欲求のない生き物はいません。まず人間なら生まれてすぐに「おぎゃー」と泣き、おっぱいを欲します。誰が教えたのでもないのに、生きるための欲求が備わっています。種の存続のために性欲も必要です。また人類が進化し成長するためには、知識も社会性も必要です。欲求とは、人としてなくてはならないことです。
コントロールの必要性
欲求が必要とはいっても、思うに任せた欲求ではいけません。それをコントロールできるのが人間です。食べたいときに食べ、寝たいときに寝てなどでは動物と同じです。より進化するためには、その欲望をコントロールすることが必要になります。
人間の一日の時間は24時間です。それは誰も同じ条件です。その一日の時間をどのようにコントロールできるかにより、人生設計に影響が生まれてきます。
例:勉強
学生時代「勉強してると眠くなってしまう」という経験はだれにもあります。9時から12時までは勉強時間と決めていても、夕飯を食べ満腹になってしまうとつい睡魔が襲ってきます。でも、それに打ち勝つことを継続することで成績が向上し、目的が達成できます。欲望のまま睡眠をとるということではコントロールできないことです。
コントロールの盲点
しかし、キッチリスケジュールを立て、自分の欲求をコントロールすることだけに集中していては、息が詰まってしまいます。人間は機械ではありませんから、息抜きも必要です。がんじがらめのコントロールでは、精神的なバランスに支障をきたしてしまいます。
初回公開日:2018年04月08日
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