早とちりは後々大問題になる可能性がある
「早とちり」というと、うっかりミスのようなイメージですが、「うっかり」では済まされない、深刻なダメージにつながることがある危険な思考行程です。
「早とちり」は、「ああ、わかった」と理解したつもりになっている時点では、自分も相手も「本当に理解している」と思い込んでいます。
「理解したつもり」が全く理解できていなかった、ということが発覚するのは、早とちりをしてから、かなり時間が経ってからになってしまいます。
早とちりな性格を治す方法10個
自分が「早とちりだ」という自覚のある人は、大きな失敗をしてしまう前に、早とちりな性格を改善するように努めましょう。
これからご紹介する「早とちりを治す方法」を試し、早とちりをせずに、人の説明などをきちんと聞く習慣を身に付けるようにしましょう。
方法1「相手の話を復唱して確認する」
「早とちり」な人は、とにかく人の話をよく聞かない、聞き漏らす、聞き間違える、といった特徴があります。これらの特徴を克服するためには、相手の話を復唱して確認することが有効です。
復唱することで、聞き漏らしや聞き間違えは、その場で発見することができます。話をよく聞いていない場合も、相手から指摘を受けることができます。
相手の話を繰り返すことで、行間の読み間違えにも気付ける可能性があります。
方法2「メモを取って確かめる」
いちいち復唱するのではなく、ある程度のあいだメモを取って、切りの良いところでメモをもとに、話の内容を再確認するのも、早とちりの改善に役立ちます。
メモを取ることで、自分自身の早とちりによる思い込みを排除できる可能性もあり、メモをもとに確認することで、自分以外の視点で早とちりなどの勘違いを指摘してもらえる可能性もあります。
方法3「自分が早とちりだと自覚する」
自分が早とちりだと自覚することは、早とちり改善の第一歩といえます。自覚できないことには、なかなか「改善しよう」と思い立つこともできないので、自覚こそが改善の大きな一歩といえます。
早とちりの自覚さえあれば、要所要所で、「果たしてこの理解は、自分の早とちりではないか」と自問自答することもできます。早とちりの抑止力となります。
方法4「相手を尊敬する気持ちを持つ」
早とちりを治す方法に「相手を尊敬する気持ちを持つ」といわれても、的外れな方法ではないかと感じる人も少なくないでしょう。
しかしながら、早とちりがなぜ起きるかと言えば、「私はなんでもお見通し。すべて説明されるまでもなく、理解することができる」という奢りがあるためです。
相手に敬意を払い、相手の話をじっくりと聞く姿勢でいれば、早とちりによる誤解などは、起きることもありません。
方法5「頭の中を真っ白にする」
「頭の中を真っ白にする」とは、先入観や思い込みを捨てて臨め、ということです。先入観や思い込みがあることで、相手の話も自分の経験則に当てはまると勝手に「早とちり」してしまいます。
初めて耳にする話題だ、と捉えていれば、おのずと、じっくり耳を傾けることになります。
方法6「わからない時は質問する」
「わからない時は質問する」というのは、当たり前のようでいて、大人になるときちんとできる人が少ない対応です。
早とちりな人は、自分がきちんと理解できていないことや、実は知らない、ということも、自分の中で勝手に推測し、あたかもそれが真実であるかのように「理解」してしまいます。
わからないことはきちんと確認し、勝手に答えを探したり、知ったかぶりをしないよう気を付けましょう。
方法7「話を最後まで聞く癖をつける」
早とちりな人は、本当には理解できていないにもかかわらず、人の話の途中で「もう、わかったから」と話の後半を聞かなかったり、遮ったりします。
そもそも、人の話をきちんと最後まで聞かないということは、相手に対して大変失礼な行為でもあります。きちんと最後まで耳を傾ける癖をつけましょう。
方法8「自分で勝手に推測しない」
早とちりな人は、きちんと話を理解できていないにも関わらず、相手の話を推測したり、行間に自分の推測を足しこんだりしています。
自分が早とちりだと自覚したら、「行間は読めない人間である」「人の話は推測できない人間である」ということも自覚するようにしましょう。
方法9「目の前のことに集中する」
早とちりな人が、なぜ最後まで人の話を聞くことができないかといえば、せっかちな人だったり、注意力が散漫していたりする可能性があります。
とにかく、目の前にあることが重大事項だと自分に言い聞かせ、他のことに気を取られず、今取り組んでいることに集中するよう心がけましょう。
初回公開日:2018年04月10日
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