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なりたい自分が見つからない人の見つけ方・ノートの書き方

カテゴリ:自己啓発

更新日:2024年11月04日

目標を「明日は1度で起きる」としても、二度寝してしまう人は「目覚ましの数を増やす」「1番大きいベルの目覚ましを遠く離れたところへ置く」などと解決策が浮かびます。

でも「人が起こしに来てくれてもかなり時間が掛かる」状態なら、すぐに解決するのは難しくなります。状況によっては「夜更かしの時間を減らす」前に「睡眠外来へ行ってみる」が必要な場合もあります。

状態を把握せず、最初から完璧な「なりたい自分」を設定してしまうのは挫折の大きな理由の1つです。いきなり高い目標を達成しようとせず、少しずつ山を登るように設定しましょう。

「なりたい自分」の例

例えば「今より30分早く起きる私」が「なりたい自分」の場合、目標を解体すると以下のようになります。

例)「毎日30分早く起きる」が高すぎて難しい場合

・毎日15分早く起きる→毎日10分早く起きる→毎日5分早く起きる
・1週間に3回は5分早く起きる→1週間に1回は5分早く起きる
・10日に1回は5分早く起きる→2週間に1回は3分早く起きる

どうでしょうか。下へ行けば行くほど楽になります。また、これよりもっと楽にすることも可能です。最初は「これなら絶対できる」ところから始めていくのがポイントです。成功体験を少しずつ重ねていくと、欠けていた自信もついていきます。

まずはできるところから「なりたい自分」になっていきましょう。

「なりたい自分」になる方法

ここでは、状況別に目標を解体して「なりたい自分」に近づく例をご紹介します。

仕事:頼まれたことを忘れてしまう

「明日の3時から使うから、第1会議室の予約しておいてちょうだい」「あの資料、明日の外回りにいるから今日の4時までに課長に提出して判子もらってくれよ」など、仕事の場面で頼み事は少なくありません。

その時「はい、分かりました」「はい、しておきます」と答えたはずなのに、すっかり忘れていて冷や汗が出た、という経験は誰しも一度くらいはあるのではないでしょうか。

ただ、それが何度も続いたり、そのことで特別に注意をされるようであったりするなら、やはり対策は必要です。「忘れてしまうなんて私はダメな人間だ」と落ち込む前に、まずはなぜ自分が忘れてしまうのかを把握しましょう。

「ダメな自分」を解体してみる

「頼まれていたことを忘れてしまった自分」がここでは「ダメな自分」です。「なりたい自分」を見つけるために、「なぜ忘れてしまったのか」を解体してみましょう。

・あとで書けばいいと思ってメモをとらなかった
・ちゃんと話を聞いていなかった
・覚えていられると思っていた

ひとまずここでは3つ取りあげてみます。

「なりたい自分」の像を書き足す

解体できたら、今度は隣に「ダメではない姿(なりたい自分)」を書き出します。

・あとで書けばいいと思ってメモをとらなかった →すぐにメモをとる
・ちゃんと話を聞いていなかった→手を止めて話を聞く
・覚えていられると思っていた→自分を過信しない

どうすればいいか、「なりたい自分」の処方箋が生まれました。これが最終目標です。最初からこれができればいいですが、難しい場合はこの処方箋をさらに解体していきましょう。

「なりたい自分」の処方箋をさらに解体する

「なりたい自分」の姿が分かったところで、さらにそれをできるところまで解体していきます。

●あとで書けばいいと思ってメモをとらなかった→すぐにメモに書く

・自分のメモがなくて書けなかった→「その場にある紙に書きなぐる」「手でもどこにでも書く」
・ペンがなくて書けなかった→「そこにいる人にペンを借りて書く」「すぐ傍にいる人に、メモを取ってくるまで覚えていてもらう」
・近くに誰もいなかった、ペンもメモもなかった→「携帯電話を持っているならメールで自分の社内アドレスへ飛ばす」「ボイスメモに録音しておく(録ったことを忘れないようにする必要があります)」
・携帯も持っていなかった→「デスクに戻るまで呟きながら帰る」

頼まれたことを忘れると仕事の流れに支障がでることもあります。「忘れないことを最優先に、自分にできることをする」ようにしましょう。

心理面では

心理面としては

・自分はメモを取るのが苦手だ
・自分の『あとで』を信用しない
・自分は忘れる人間だと思い出す

など、まずはメモをとるのが苦手だと自覚するところから始めましょう。

ファッション:かわいらしいものに抵抗がある

本当は女の子らしい、かわいらしい色や柄のものを持ちたいのに「どうせ私なんて似合わない」「らしくない」と遠ざけてつい、そんなものには興味がないようなふりをしてしまう、という悩みは少なからず聞く話です。

これも、「似合う」という最終目標の設定が高すぎる可能性があります。かわいくて美人で色が白くて細くて足が長くて笑顔もかわいくなければ「似合わない」になっていませんか。

「ダメな自分」を解体してみる

この場合の「ダメな自分」は「似合わない自分」でしょうか。そうではありません。「どうせ私なんて」と思う自分です。なぜ「どうせ私なんて」と思うのか、書き出してみましょう。

・太っている
・足が太い
・顔がかわいくない
・髪型がやぼったい

とひとまず4つ例を挙げました。

「なりたい自分」の像を書き出す

ここでは、仕事編と同じように、「なりたい自分」の像を書き出していきます。

・太っている→痩せる
・足が太い→補足する
・顔がかわいくない→メイクやスキンケアを学ぶ
・髪型がやぼったい→美容院で髪型にしてもらう

これで自分がどうすればいいか、「なりたい自分」への処方箋が生まれました。

初回公開日:2018年05月01日

記載されている内容は2018年05月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。