やりたくないことをやるデメリットってなに?
「あぁ、やりたくないなぁ」そんなふうに思うことはありませんか。誰にでもやりたくないことが一つや二つはあるでしょう。
しかしながらわたしたちは「やりたくないこと」をやって生きています。「やりたくないことでもやらなければならない」という、一種の義務感のような心境を抱え、歯をくいしばって何とかやり抜こうともがき闘っています。
やりたくないことをやらないと「甘ったれている」「ワガママ」だというイメージを周囲から持たれます。また子供っぽく弱い人間だと自分を責めてしまうこともあるでしょう。だから必死にやりたくないことをやります。
けれどもそれは果たして正しいことなのでしょうか。やりたくないことをやることは立派で素晴らしいことなのでしょうか。答えはNOです。
やりたくないことをやるデメリットをご紹介します。
ストレス
やりたくないことをするとストレスがたまります。「やりたくないけどやらなきゃ」と、実際にやりたくないことをしていなくても、そう考えるだけで強いストレスを感じる人も多いでしょう。
ストレスは心身に不調をもたらす
ストレスはわたしたち人間の心身に悪影響を与えます。楽しく人生を過ごすには、ストレスは解消しなければなりません。
やりたくないことをやることによってストレスがたまり、それを発散するためにお酒を飲んだり友人と遊んでも、やりたくないことを我慢してやり続けている以上、またストレスがたまってしまいます。それはエンドレスです。
どうしてもやりたくないことはやらなくても良い、そういう選択肢もありなのではないでしょうか。
イライラ
やりたくないことをやるとイライラします。そしてそのイライラは自分だけでなく、他者に向くこともあるでしょう。
人間関係の崩壊
例えば仕事でやりたくないことをやらされて心身ともに疲弊し、家に帰った後、妻の何気ない一言、夫の何気ない一言が気に障り爆発してしまうようなことは誰にでも経験があるはずです。
いつもならスル―できるような言葉、気にもとめないような言葉がひっかかるのはイライラが原因でしょう。そしてストレスを発散するかのごとく家族にわめき散らせば、夫婦関係、家族関係は次第にギクシャクしていきます。
本来味方であるはずの妻や夫、また家族をまるで敵のように扱ってしまうのは、やりたくないことをやることによって生じたイライラのせいです。イライラは人間関係を壊してしまう原因になりかねません。
エネルギー消耗
やりたくないことをやることでエネルギーを消耗すると、本来やりたかったことができなくなる恐れがあります。
やりたくないことをやるのには、莫大なエネルギーが必要です。やりたくないことにエネルギーを使い込んでしまうとガス欠状態になり、いざという時に動けなくなってまう可能性が高くなるでしょう。
ミュージシャン志望の憐れな男の話
例えば、ミュージシャンになるのが夢の男性がいたとします。彼は音楽だけでは食べていけないことを理由に就職し、向かない営業職に励みます。やりたくないのに得意先回りをし、接待で好きでもないゴルフをし、毎日遅くまで残業の過酷な日々をこなします。
ある日突然彼に朗報が入ります。有名な音楽プロデューサーが彼に会ってみたいと言っているという話です。彼はその話を断りました。これほどまでのチャンスをみすみす逃すことに、周りは首をかしげました。
男性は疲弊しきっていて、冷静に考える力さえも残っていなかったのでしょう。彼は今日もまた営業先で頭を下げ、接待で酒を飲み、くたくたになって風呂にも入らず、倒れ込むように眠りにつきました。音楽のことは既に忘れてしまっているのでしょう。
やりたくないことをやり続けるのは間違っている証拠です。
やりたくないことリストを作る効果って?
やりたくないことをやるデメリットを避けるためには「やりたくないことリスト」を作成するのがです。やりたくないことばかりを集めたネガティブの塊のようなリストにはなりますが、このリストを作ることによって人生が良い方向に進んでいくのは間違いありません。
やりたくないことリストを作ることによって得られる効果を確認しておきましょう。
書き出す
まずは人生においてあなたがやりたくないと感じることを箇条書きにしてください。思いつくままに書き出してOKです。「こんなこと大した問題でもないし」と遠慮する必要はありません。「やりたくないな」と感じればリストにあげておきましょう。
やりたくないことリストの一例
とある人のやりたくないリストを一例としてご紹介します。
・行列に並ぶ
・人の意見に合わせる
・早寝早起き
・満員電車で通勤
・合コン
・寒すぎる場所に行くこと
・偉そうな人に媚びること
・病気
など、このようにどんどん書き出してみましょう。実現可能、不可能も問題ではありません。
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初回公開日:2018年05月11日
記載されている内容は2018年05月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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