どうしても相手を前にすると緊張して頭が真っ白になってしまう人は、相手との会話内容をまとめたメモを作成しましょう。
名刺の裏に日付と簡単な会話の内容を書くだけでも十分です。名刺がない場合は、自分のスマホなどに簡単な情報を残せば頭の中も整理されます。
そこで残した情報は、次の機会の他愛ない会話のネタにもなります。少し手間はかかりますが、相手メモはぜひ作成しましょう。
自分なりの必勝法の作成
前述したとおり、特定の相手と他愛ない会話を交わさなければならない期間は短くなりがちです。どうしても苦手な人は、パターン別にマニュアルを作ってしまいましょう。
恋愛関係・友人関係の場合
相手の趣味や出身地、好みのタイプなどを聞き出しましょう。関係性や年齢によって語調は少し変わってきますが、セリフは同じものを使えます。
「日に焼けていますがアウトドアなタイプですか?」
「この辺に詳しいですが、住んで長いですか?」
「○○さんは優しいですから、やっぱり優しい人が好みなんでしょうか?」
など、誰にでも使える話題があれば一安心です。話題が途切れた時など「そういえば」と文頭につけて話してみましょう。
仕事相手の場合
こちらも内容は変わりますが、話題を用意しておくことに変わりはありません。
「前任者とはどんな話をしていましたか?」
「昔、課長の○○もお世話になったと申しておりました」
「この業界では××さんがやはり有名ですよね」
など、相手が答えやすい話題を用意しておくことで安心して話すことができます。友人と違い、仕事相手の場合は向こうも会話をしなければならない立場なので、きっと話に乗ってくれるでしょう。
他愛ない会話の活用方法
そもそも、なぜ他愛ない会話をしなければならないのでしょうか。沈黙が苦にならない人は、そういった疑問を抱いたこともあるでしょう。
他愛ない会話は、相手との距離を詰めるために行われます。損得勘定で考えれば、親しい相手には便宜を図りたいと思うのが人間です。
他愛ない会話は、あなたの人生を生きやすくする上で欠かせないものになります。
他愛ない会話ができる人ってどんな人?
こうしたマニュアル記事を読まなくても、誰とでも他愛ない会話をできる人は存在します。そんな人の特徴を3つにまとめてみました。
必勝法を持っている人
先ほど紹介したような他愛ない会話の必勝法を持っている人は恐れずに話しかけることができます。誰にでもすぐに話しかける人でも、実は話題が本当に豊富な人は一握りです。
他愛ない会話ができる人は、最初に話した内容から話題を膨らませているに過ぎません。あなたの周りにいるコミュニケーションがうまい人も、初対面の人にはだいたい同じような接し方をしているはずです。
会話のとっかかりに抵抗が少ない人が、他愛ない会話が上手な人だと言えるでしょう。
相槌を上手に使える人
他愛ない会話がうまいからといって、全員が話上手なわけではありません。聞き上手な人も、他愛ない会話の上級者だといえるでしょう。
そういう人は、「そうなんですか」などのそっけない返答はめったにしません。「それはどういうことですか?」といった疑問形や「それはもしかして、こういうことですか?」など、自分の意見も上手に織り交ぜて話します。
自分からは特に話さないけど話している相手を気持ち良くさせる人も、他愛ない会話の上級者といえるでしょう。
あなたが気負う必要はない!
他愛ない会話に苦手意識を持つと、会話が途切れた時にどうしても自分の責任だと悔やみがちです。しかしながら、そもそもその考えを持つことが間違いだということに気付いているでしょうか。
会話とはそもそも、二人以上で行うコミュニケーションです。恋愛でも仕事でもラインでも、あなたが相手に楽しんでほしいと思うように、相手もあなたと同じく楽しんでほしいはずです。
他愛ない会話ができない時は、無理に話題を出さずに相手の反応を待つのも一つのテクニックです。相手のペースで会話を進めるためにも、特には相手に主導権を渡して流れに身を任せても良いのではないでしょうか。
他愛ない会話ができる人は好かれるの?
他愛ない会話が上手な人の周りには、確かに人が集まりやすいです。ですが、果たして他愛ない会話ができる人は無条件で好かれるのでしょうか。
初回公開日:2018年06月02日
記載されている内容は2018年06月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。