4:日ごろの感謝と報告をする
お線香をあげたあとは、合掌し亡くなった人と向き合いましょう。
その際には、亡くなった人に弔う気持ちを伝えたり、日ごろの感謝と報告をしたりしてください。
ご先祖様たちは、あなたが今取り組んでいることや向き合っていることに力を貸し、あなたを守ってくれるでしょう。
お墓参りでしてはいけないこと
それではここから、お墓参りでしてはいけないことについて詳しく解説していきます。
意外と盲点だったということもありますので、是非チェックしてみてください。
ご先祖様から加護をいただけるように正しくお参りをしましょう。
派手な格好でお墓参りしない
お墓参りに行くときは、派手な格好で行かないようにしましょう。
墓地があるお寺や霊園には、あなただけではなく様々な人が訪れます。
静かで厳かな気持ちで亡くなった人と向き合いたいと願う人もいるでしょう。
基本的なマナーとして、派手な服装はさけることを心がけましょう。
具体的に派手な格好というと、色鮮やかな、赤、黄、緑などの原色の服はやめましょう。アクセサリーなどの過度な装飾もさけるようにしましょう。
また、肌の露出が多い服装も同様にやめましょう。
墓地で誰かに会ったりすれ違ったりしたときに不快に思う人も少なからずいますし、墓地があるのは草木が生い茂る場所である場合もあります。
虫などに刺されることもあるため、トラブルをさけるためにも極力肌の露出は少なくしましょう。
お墓参りではお願い事をしない
お墓参りでは、お願いごとをしないようにしましょう。
お墓参りに行くことは、スピリチュアルでは開運したり、運気が上がったりすると言われています。
ですが、お墓には神様ではなくあなたのご先祖様が眠っています。
そこでお願いごとをするのではなく、「安らかにお眠りください」や「見守っていてください」などご先祖様たちに向けた言葉を伝えるようにしましょう。
自分の願いごとをご先祖様にお願いするのではなく、ご先祖様たちへの感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
ついで参りをしない
お墓参りでは、ついで参りをしないようにしましょう。
ついで参りとは、何か用事があってお墓の近くに行くときに一緒にお墓参りをすることです。
ついで参りをすることは縁起が悪いとされていますし、お墓参りに対して誠意がないとみなされてしまうことがあります。
ただ、自分の家のお墓参りをするついでに、親戚や知人のお墓参りに行くことは問題ないとされていますので、安心してお墓参りに行きましょう。
暗い時間帯にお墓参りをしない
お墓参りをするときに、重要なのは時間帯です。
夜や夕方などの暗い時間に参拝すると、足元がよく見えずに転んで怪我をする恐れもあり、どこが汚れているのかわからないため、掃除もしっかりとできません。
霊園やお寺によっては開いている時間が決まっていることがあり、あまり遅い時間だとそもそも開いていない可能性があります。
また、夜は電気がついていないお寺や霊園が多いので、防犯対策のためにも夜のお参りはやめておいた方がいいでしょう。
さらに周囲に住宅が建っている場合、夜に行くと話し声や物音で近所迷惑になる場合があります。
特に、お盆の時期の暗い時間帯にお墓参りすると霊がついてくると言われているので、暗くなったらお墓参りをするのはやめておきましょう。
霊を刺激しないように、日中にお墓参りに行くことを心がけましょう。
ペットを連れてお墓参りしない
ペットも家族の一員だと考えている人はたくさんいるでしょう。
そうなると、生前に亡くなった人もペットに対して愛情を注いで大事にしていたからという理由で、ペットを連れてお墓参りをしたくなることがあるでしょう。
ただ、ペットを連れてお墓参りはしない方が無難です。
まず、お墓があるお寺や霊園では、「ペットの連れ込みは不可」とされているところが多く存在します。
ですので、まずはペットを連れてのお墓参りが可能かどうか、お寺や霊園に確認をしておくとトラブルが減ります。
ただ、どんなに賢いペットでも、ときには粗相をしてしまうこともあるでしょう。
自分の家の墓石や、他の家の墓石に糞や尿をかけてしまったというトラブル発生する可能性も否定できません。
お寺や霊園には、墓石のほかにもお地蔵さんがいらっしゃったり、高価なものも多かったりするのが事実です。
もしペットが何かを壊したり、糞や尿をして墓石の汚れが取れなくなってしまったりした際、飼い主が弁償することになる場合がありますので、トラブル回避のためにもペットを連れてのお墓参りはさけるようにしましょう。
他所のお墓に手を合わせない
自分の家のお墓参りに行ったときに、隣のお墓や向かいのお墓などの他人のお墓にも手を
合わせることがあるでしょう。
ただそれは、あなたを親戚と勘違いした霊がついてきてしまう可能性があるため、やめた方がいいでしょう。
しかも、1度も会ったことのない方のお墓だったり、そもそもの目的ではなく、ただ来たからついでにという理由で手を合わせたりするのは、失礼にあたる場合がありますのでやめましょう。
行きたくともお墓参りへ行けない場合
それではここから、行きたくともお墓参りへ行けない場合にどうしたらいいか、詳しく解説していきます。
どうしても仕事や家事、育児などの都合で時間を取ることができず、お墓参りに行けないときがあるでしょう。
そのようなときにどうすればご先祖様に対して失礼にあたらないか、加護を受けられるのか、詳しく解説していきますので是非チェックしてみてください。
心の中で生前のようにコミュニケーションする
お墓参りに直接行くことが理想的ですが、もし状況により行けないときは、心の中で亡くなった人と生前のようにコミュニケーションを取ることが大切です。
1日の終わりに数分でもいいので、目を閉じて亡くなった人に語りかけるようにして対話をしましょう。
その日にどんなことがあったのかという報告だけでも、何でも大丈夫です。
生前に亡くなった人と交わしていたのと同じようにコミュニケーションを取ってみましょう。
あなたの心の声は亡くなった人に届いていますし、あなたが生き生きと暮らしていけるようにご先祖様や亡くなった人が導いてくれるでしょう。
ご先祖様を思いながら心の中で合掌する
お墓参りに行けないときは、ご先祖様を思いながら心の中で合掌してみましょう。
お墓参りに行くことも大事ですが、特に大事なのはご先祖様を弔い、感謝する気持ちです。
実際に手を合わせて合掌するのもいいですし、なかなかできないという場合には心の中で合掌するだけでも大丈夫です。
もしお墓の場所がわかる場合は、そちらを向いて合掌するのもいいでしょう。
あなたの思いは、ご先祖様へ届くでしょう。
お墓の代わりとなるシンボルを何か設ける
初回公開日:2022年07月16日
記載されている内容は2022年07月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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