我が強い人の特徴と原因｜我が強い人への対処法とは？

我が強い人は、自分の意見を無理にでも押し通そうとする傾向にあります。その際、他人の意見は考慮しません。このように執拗に自分の意見を通すことにこだわるのは、否定されることに不安や恐れを抱いているからです。

我が強い人は、何か意見を否定されると、自分そのものを否定されたように感じてしまいます。こうした思考が、自分の意見が通らないことを容認できない原因なのです。

我が強い人ほど、周囲から注目を集める言動をとる一面があります。例えば、自慢話や武勇伝などを語りたがったり、仕事などでリーダーになりたがったりと、目立つことを好むのです。これは、注目を浴びることで優越感に浸ることができるからです。そのため、SNSの利用も積極的で、自分のプライベートが充実していることを積極的にアピールします。時には、Facebookでまったく面識のない人に友達申請してまで、友達を増やそうとすることもあります。自分のことばかり話したがったり、場を仕切りたがったりするのも、注目を集めることの優越感を味わいたいからでしょう。

我が強い人が強硬な姿勢で自分の意見を貫くのは、他人のことを考慮していないことも原因です。我が強い人は、とにかく自分中心でなければ気が済まない傾向にあります。無理矢理に自分の主張を通した結果、周囲の人にどんな影響が及ぶかまでは考えていません。

また、その主張が自分の得になると感じた場合、関係のない人を巻き込むことにも躊躇がありません。たとえ相手に迷惑をかけることになっても、罪悪感を感じないのです。

我が強い人は、他人に無関心なあまり、人との距離感をうまく掴めない傾向にあります。相手がどう感じているか想像できないのです。したがって、相手の表情や仕草などから、その時点で避けるべき言動を推測することができないのです。

引くことがないため、自分の主張を押し通すまでは止まりません。これもまた、我が強い人が周囲の反感を買ってしまう原因です。他人との駆け引きができないという点では、我が強い人は不器用であるとも言えるでしょう。

我が強い人は、自分の意見を強く主張して無理矢理に通そうとするため、悪い意味で自信に満ち溢れている印象を受けます。しかし、実はそうした行動は、自信がないことの裏返しである場合もあります。先述したような、否定されることへの極端な不安や恐れは、メンタル面の脆さからくるものと考えられます。

目立つことを好むという特徴にしても、自分に自信がないからこその行動と言えます。
例えば、本当に充実した生活を送っている人は、わざわざ充実度をアピールしたりはしません。ことさら目立つ言動をとらずとも、自然に注目が集まるものでしょう。我が強い人は、積極的に自分をアピールすることで、そうした自身の弱さを隠していると言えるのです。

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我が強い人と関わらなくても良い状況ならば、あえてこちらから歩み寄るのはやめましょう。我が強い人は、常に自分と誰かを比較して優位に立とうとしています。これを避けるには、距離を置くことは有効な手段となり得ます。

また、我が強い人の周囲に集まっている人たちは、歪な依存関係を受け入れている場合が多いものです。これもまた、関わってプラスになるということはないでしょう。単純な方法ではありますが、我が強い人とその周辺には、まずは近寄らないというのが、最初に考慮すべき対処法と言えるでしょう。

我が強い人が職場の同僚にいたりすれば、避けたくても、どうしても関わらなければならない場合もあるでしょう。そんなときは、とりあえず一旦受け入れてみましょう。まずは冷静になって、相手が何を話しているのか、どんなことをしているのか、よく観察してみることです。そうすることで、どう対処すれば良いのか明確になりますし、相手に対しても、しっかり向き合っているという印象を与えることができます。

ここでポイントなのは、「受け止める」ではなく、「受け入れる」ということです。受け入れるということは、自分の感情などを抜きにして、事実をありのまま自分の中に落とし込むことです。我が強い人と向き合ったときは、少なからず不快な感情を覚える可能性もありますが、それをぐっと抑えて冷静になりましょう。相手は感情をむき出しにしていることが多いですので、こちらまで感情的になってはいけません。相手が興奮しているなら、自分は極力落ち着いて、相手の情報を入手することに集中するのです。

我が強い人は、感情をストレートに表現します。このため、その言動の裏を読むのは、比較的容易である場合が多いのです。我が強い人の行動原理は、自分にもっとかまって欲しい、相手を服従させたい、自分がより優位に立ちたいなど、基本的に自分本位なものばかりです。それらは、意外なほどはっきりと表情や動きに表れます。そうした言動の裏を推測することで、対処法が見つかります。我が強い人は単純な性格であることも多いため、そのように言動を理解できれば、対処するのも難しくはないはずです。

我が強い人は、いつでも自分の意見が正しいと思っている人が多いです。そのため、自分の意見を他人に押し付けても何ら問題を感じていません。押し付けているという意識すらない可能性もあります。また、間違っていると分かっていた場合でも、そう簡単に自分の非を認められないのが、我が強い人の特徴です。そうした思考を持った人に、厳しい態度で真っ向から正論をぶつけたりすると、ただ反発を招くばかりです。ただでさえ感情の起伏が激しいので、反発によって余計に手がつけられなくなるかもしれません。

そこで、対応するときは、笑顔で穏やかに対応することを心がけましょう。相手のプライドを刺激するようなことは避けます。そして、相手の意見にも一定の理解を示しつつ、「こういう考え方もあるかもしれませんね」と、やんわりと自分の意見を伝えましょう。このように、相手を尊重する気持ちを忘れなければ、それほど大事にはなりません。ただし、その場しのぎで嘘をついたりすることはやめましょう。

我が強い人に腹を立てて、自分も対抗するように攻撃を仕掛けることはやめましょう。相手は、こちらを困らせてやろうと挑発しているかもしれません。それに乗って怒りだしてしまっては、相手の思うつぼです。先述のように、出来る限り冷静に、自分のペースを乱されないように対処することが大切です。

また、我が強い人のことを憐れに感じ、必要以上に優しくするのも問題です。我が強い人は、いつでも自分中心にものを考えているため、優しくされるのは当たり前だと思っているかもしれません。そこに感謝の念はないのです。このように、相手が作り出す空気に飲まれず、自分をしっかり持って対応することが大切です。

我が強い人と初めて向き合う時は、まずは一旦話しを聞いてみることも大切です。どのような人物か正確に把握することも、対処法を考えるには必要なことです。しかし、どんな人か理解できたなら、その後の話まで真剣に聞くことはありません。我が強い人の話は、基本的に自分のことばかりです。自分のプライベートでどんなことがあったか、自分がどんな努力をしているのかなど、自分をアピールする内容がほとんどなのです。これに毎回付き合うというのも無理な話でしょう。したがって、延々と続く自慢話は適当に聞き流しましょう。我が強い人は、ただ自分の話を聞いて欲しいだけですので、適度に相槌をうっておけば、特に不満を示したりはしません。