意志が弱い人は自分が嫌なこと、したくないこと、できないことを無意識に後回しにしています。一旦そういった事柄から目を背けてしまうと、嫌なことは後回しにする癖がついてしまい、仕事でも何でも気力や集中力が持続しません。
「後でやろう」と言って後回しにすればする程そのことについて苦手意識が生まれ、仕事自体が嫌いになって「会社へ行く気が起きない」といった事態に陥ります。
WILLPOWER 意志力の科学
意志力の大切さを詳しく教えてくれる一冊です。意志を強くする方法や、日々心がけるべきことなどが書かれていて、非常に参考になります。「意志を強くしたい」という人は、ぜひ手にとってみてください。
意志が弱い人の克服方法
では、意志が弱い人はどのようなことをすればそれが改善へと向かうのでしょうか。ここでは意志が弱い人の克服方法をご紹介します。ちょっとした意識、少しの努力で変わるのであれば、ぜひ実践したいと考える人も多いでしょう。
少しでも意志が弱いと感じた人は、ぜひ実行してみてください。
明確な目標を決める
目標や計画などは具体的に決めてください。「A社の○○業務は締め切りが1週間後だから、5日で終わらせて後の1日で確認、もう1日はミスがあった場合に備えて余裕を残しておく」と言った具合です。
こうして物事に対する大まかな計画とその詳細をあらかじめ決めておくと、後回しにしたり、途中で業務を投げ出したくなる気持ちを抑えられるでしょう。可能であれば、会社のホワイトボードに計画と期限を書いておくことも有効です。
とにかく行動
実際に体を動かすことを意識しましょう。できれば毎日1つ目標を実行してください。目標はどんなものでもいいのですが、なるべく将来自分の役に立ちそうで、なおかつ無理なく毎日続けられることが理想です。
例えば「毎日TOEICの勉強を1時間おこなう」「午前中に業務を片付け、午後はその見直しをおこなう」などでもいいでしょう。こうして毎日自分が決めた目標に対する勉強をおこない、最低でも1年間続けることで、確かな意志と自信が宿ります。
達成したら褒める
意志が弱い人が自分を高めるためには、物事を完遂できたら自分を褒めてあげるという方法がおすすめです。あらかじめ決めておいた目標が達成できたら、ご褒美に好きな物を買うなどして、自分自身を認めてあげましょう。
そうすると達成に対してポジティブなイメージを持てますし、達成感がどういう気持ちなのか感じることにも繋がります。
手の届く理想をもつ
理想は自分の手が届く範囲内で、少し努力したら叶う程度のレベルに設定してください。意志が弱い人の場合、大事なことは理想の高さではなく「その理想に手が届いたかどうか」です。
自分の身長よりも何百メートルも高い壁を乗り越えるのは大変困難ですが、自分の足元にある20センチ程度の階段を上がるのならば楽にできるでしょう。そうして一歩ずつ確実に理想を達成していけば、気づいた頃には意志が弱い人ではなくなっています。
結果を即求めない
せっかちな部分を改め、心に余裕を持ちましょう。意志が弱い人は、すぐに結果を求めてしまうせいで、その結果に辿り着く前に諦めてしまいます。
「コツコツ続けていれば、いつかは結果が追い付いてくる」「今は結果が出ていないけれど、絶対自分の糧になっている」と考えてください。気長に結果を待ちましょう。
意志が弱い人に贈る名言
有名なリンカーンの名言です。意志が弱いと自覚のある人は、こちらの名言を心の中に留めておきましょう。そして、意志が弱った時に思い出してみる事で、再びやる気を取り戻せるようになります。日々の活力に繋げていきましょう。
「意志あるところに道は開ける。」
Where there's a will, there's a way.
「意志が弱い」の類義語
初回公開日：2017年06月22日
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