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四柱推命の命式とは|命式の見方・出し方/解読方法/性格・相性

カテゴリ:相性占い

更新日:2023年10月15日

四柱推命の命式を風景に見立てることで、その命式を視覚的にイメージしやすくなるかもしれません。 例えば、 太陽、海、川、大地、森、草、木、火、炎などの美しい自然の風景に例えるとイメージがつきやすいでしょう。

四柱推命の命式の十干とは?

ここでは、上記の四柱推命の命式の中にある日干10個までの甲、乙、戌など、それぞれの意味を説明していきます。

・甲(きのえ)
森の木に例えられ、人の性格としてはまじめで活発、頑張り屋で、創造力が豊かです。

・乙(きのと)
野に咲く草花に例えられ、人の性格としては、穏やかで円満で、消極性で迷いやすく、しつこいところがあります。

・丙(ひのえ)
太陽に例えられ、人の性格としては、明るく派手好きで、おしゃべりで気が弱いです。気性にむらがあり、気が変わりやすいです。

・丁(ひのと)
月やろうそくの灯火に例えられ、人の性格としては、ていねいで優しく思いやりがあります。表面は大人しく、内面はせっかちで性急です。よく気が利く人が多い、男性の場合は頭脳明晰でインテリの人が多いです。

・戊(つちのえ)
山や肥えた土に例えられ、人の性格としては、世話好きで大変しっかり者の人が多く、心の器が広く自信家で時おり偏屈になります。

・己(つちのと)
畑や田んぼ、田園に例えられ、人の性格としては、規則正しく注意深い人に多いです。気が小さく、内向的で迷いがちです。

・庚(かのえ)・・・金属の塊に例えられ、人の性格としては、頑固だが気が変わりやすく逆境に強いです。義理堅い人ですが、時に破壊的です。

・辛(かのと)
宝石やのこぎりに例えらえ、人の性格としては、表面に表さない頑固者です。おしゃべりで、雄弁家ですが疑い深いです。

・壬(みずのえ)
大雨や多きな川に例えられ、人の性格としては、勇気があるリーダーシップをとる人に多いです。才知に優れ、忍耐力があります。

・癸(みずのと)
雨や水たまりに例えられ、人の性格としては正直で真面目で気が短い人です。強情で怒りっぽいところもあります。

四柱推命の命式の十二支とは?

四柱推命の命式の中にある十二支について説明します。月の十二支(十二辰)は、草木の発生・繁茂・成熟・成長の過程、つまり四柱推命の占いにおいて、陰陽の消長する順序を十二支の段階に分けて名付けたものです。

十二支それぞれの意味とは?

1. 子:子は滋で、種を水に浸すことで柔らかくなり万物が育ち始める意味があり、陽支の水となります。
【四柱推命の命式の日支に「子」がある場合】
知性的だが、客観的に物事を見つめ、細かいことに気がつきます。常に変化を求めていて、器用でちょっとしたことでも上手くやっていくことができ、倹約家で、利害に敏感なところがあります。

2. 丑:丑は紐(ちゅう)ともいい、むすぶの意味があります。湿土を種にかけて冬を越し、春を待つ姿です。
【四柱推命の命式の中に日支に「丑」がある場合】
保守的で信用を大切しています。財運はありますが、あまり大金持ちになれる方ではありません。 正直で堅実であり、倹約家でもあります。人懐っこく涙脆い、強気と弱気が共存しています。

3. 寅:寅は、陽支の木であり、寅(いん)は演(えん)と言われています。春になって始めて、地上に新芽を出す様を表しています。
【四柱推命の命式の中の日支に「寅」がある場合】
正直で誠実であり、積極的な行動をとります。陽気で明るく人を楽しませ、仁義や友情に厚く独立型です。財に対する執着心は淡白で権威と頭領運もあります。

4. 卯:陰支の木で、卯(ぼう)は茂(ぼう)茆(ぼう)とも言います。春たけなわとなり万物が茂ることを表します。
【四柱推命の命式の中の日支に「卯」がある場合】
綿密なる思想と豊かな情緒を持っています。美的感覚に優れ、発明発見など思考的な仕事が向いています。自己主張が強く放任の傾向に注意しましょう。

5. 辰:陽支の土で湿土を表しますが、辰(しん)は震(しん)とも言います。大地を揺さぶるほど根を張ることを示します。
【四柱推命の命式の中の日支に「辰」がある場合】
強い意志を持ち、不屈の頑張りがきくのでどんな道でも力を発揮します。感情の起伏が大きく、事業家・独立家であり、波風が多くあるので慎重なら吉です。芸術的才能があります。

6. 巳:陰支の火で、巳(し)は已(い)とも言います。已(すで)に万物が盛りを極めて、これから実を結ぶ時期に移ることの意味があります。
【四柱推命の命式の中の日支に「巳」がある場合】
勇気のある行動力を意味し、変わった商売を選びます。 思い込むと執拗なところがあります。外見は冷たい感じでも内心は温かく、礼儀を大切にします。

7. 午: 陽支の火で、午(ご)は忤(さからう)とも言います。陰気が下から上がり、陽気と相逆らい交わることをいいます。
【四柱推命の命式の中の日支に「牛」がある場合】
明朗で直観力が鋭く直情径行型で、負けず嫌いな性格をしています。じっとしているのが苦手です。機敏と人間的な親切さを主体とする職業に向いています。

8. 未: 陰支の土で、未(み)は味(み)とも言います。万物が出来上がって美味しく味わう意味があります。
【四柱推命の命式の中の日支に「未」がある場合】
知性的な一面があり、物事に柔軟で丁寧ですが、遠慮深く取り越し苦労が多いです。金銭的にちゃっかりしていますが、人を巧みに利用するのが上手です。とても周りの人に好かれます。

9. 申:陽支の金で、申(しん)は身(しん)とも言います。万物の身体ができ、伸(しん)の字を当てはめています。
【四柱推命の命式の中の日支に「申」がある場合】
口八丁手八丁で、話好きということもあり社交上手の才気を持っています。魅力があり愛嬌を要する仕事に向いていますが、完全性を追求する気難しさもあるので、注意しましょう。

10. 酉:陰支の金で、酉(ゆう)は醸(じょう:かもす)とも言います。酒器、すなわち秋の収穫した作物を加工して蓄える意味があります。
【四柱推命の命式の中の日支に「酉」がある場合】
敏感な性格なので、知的な方面の仕事に向いています。智に溺れやすい傾向もあり、孤独を愛し、気難しいところもあります。

11. 戌:陽支の土で、戌(じゅつ)はもたっとした乾土で、蓄える作物を土中に埋めて、それを戌(まもる)役目をします。
【四柱推命の命式の中の日支に「戌」がある場合】
情熱をもって精進し、忍耐強く義理人情に厚いです。ただ頑固なところがあり融通がきかないところもあります。

12. 亥: 陰支の水で、亥(がい)は核(かく)とも言います。万物が次代の種になることを示しています。
【四柱推命の命式の中の日支に「亥」がある場合】
冷静沈着で熟練な面を持っていますが、物事に対して直進して解決するので、独断になりやすいので注意が必要です。世話好きで、涙もろく、派手さはありませんが誠実さがとりえです。

四柱推命の命式の天干とは?

四柱推命の命式の中にある「天干」は日干と月干、日干と年干、日干と時干の組み合わせによって表れます。

この命式の中にある比肩や劫財、敗財、食神、傷官、 偏財、正財、偏官、正官、偏印、印綬の事を「天干星」と呼びます。「天干星」は、社会で活動する力の質や働きを表しており、性格にも影響を与えています。

四柱推命の命式の年柱に表れる「天干星」は、その人が生まれてから家族に育てられ、両親から独立するまでの期間を表しています。 四柱推命の命式の月柱に表れる天干星は、自立してから社会で活動できる60歳ぐらいまでの期間を表し、四柱推命の命式の時柱に表れる天干星は、還暦からの人生を表しています。

天干星が持っている意味と天干星が表している性格とは?

ここでは四柱推命の命式の中にある比肩、劫財、敗財、食神、傷官、偏財、偏官、正財、正官、偏印、印綬などの天干星が持っている意味とそれぞれが表している性格について説明します。

比肩とは?

「比肩」とは、自我や競争心、独立、対立、分離、兄弟姉妹の意味があります。比肩を持つ人の性格は、自分の考えが強く、積極的でマイペース、指示や命令を極端に嫌います。自分の好きな事への行動は旺盛ですぐに実行に移します。

ただ、人に言われると反発して何もしなかったり、ぐずぐずしてしまう傾向があります。
人に合わせる事が苦手で協調性に欠け、 男性は唯我独尊的に一人でも頑張る傾向にありますが、女性は仲良くしたいと思いながら孤独になりやすい傾向にあります。
しかし四柱推命では、財星(偏財と正財)が共にある場合には凶作用になりますが、官星(偏官と正官)が共にある場合は吉と凶が同居します。

劫財とは?

劫財とは、こだわりや偏向、浪費、怠慢、義理の兄弟姉妹の意味があります。

劫財を持つ人の性格は、頑張り屋でエネルギッシュ、目的を達成するための粘り強さがあります。 ただ気分屋でこだわりが強いため、好きな物事には徹底してやり抜きますが、嫌いな事には全く手を付けようとしない、好き嫌いが激しい性格をしています。

四柱推命では、劫財と食神が並ぶ場合は吉作用になり、傷官が並ぶ場合は相生していますが凶作用をもたらします。偏財と正財の財星と並ぶ場合は、凶作用をもたらし、偏官と正官の官星と並ぶ場合は、劫財の凶作用が押さえられます。

敗財とは?

敗財とは、劫財と同じような星です。劫財を強気とすると敗財は弱気の意味になります。敗財を持つ人の性格は、劫財よりも思いやりがあり、 人情に流されやすい傾向があります。自分では失敗したくないと思いながらも、周囲の事情に流されて失敗しやすいという傾向があるのです。 ただ普通の行動は大胆で、細かいことは苦手なタイプです。

四柱推命では、敗財は食神が並ぶ場合は多少良くなります。傷官が並ぶ場合、傷官背禄と言い凶作用が強くなります。偏官と正官の官星と並ぶ場合は、敗財の凶作用が押さえられ、吉に転じる事があります。

食神とは?

食神とは、衣食住、健康、安定、明朗、享楽、子供の意味があります。 食神を持つ人の性格は、明るくて優しさがあり、少しのんびり屋で優柔不断な面があります。

ロマンチストではありますが、食べ物に対しては現実的で欲張りな面もあります。人気運があるため人を引き付ける魅力があります。

四柱推命では、食神は吉星で財星(偏財と正財)と並ぶ事が良く、偏印と並ぶと倒食を起こしてしまい、凶星に変化し悪い並びとなります。 食神・偏財の並びは女性には吉ですが、男性の場合は凶作用を起こす事があります。

傷官とは?


傷官とは、感情、破壊、闘争、霊性の意味があります。傷官を持つ人の性格は、創造性が豊かで理想に沿って生きたいタイプです。きめ細やかで観察力に優れ、 少し批判的で、思った事を口にして失敗しやすいタイプです。人の言葉に左右されるため、人間関係が課題となるでしょう。
四柱推命では、傷官は凶星といわれていますが、正財と並ぶ事で吉に変化し、偏官と並ぶと更に悪くなります。ただ、四柱推命では傷官・偏官の並びで男性の場合は、仕事で成功している人もいます。

偏財とは?

偏財とは、奉仕、派手、信用、財力の意味があります。偏財を持つ人の性格は、積極的で明るく、正義感があり、支配欲が強いタイプです。

流行に敏感で金儲けや恋愛にはとても積極的です。しかし、物事を真面目にコツコツとできないところが欠点なので注意です。

正財とは?

正財とは、堅実、計画、不動産の意味があります。正財を持つ人の性格は、まじめで精算高く、粘りのあるタイプで緻密で管理能力に優れています。ただお金に敏感に反応するため、時にはシビアな面が表れます。恋愛にも打算な面が強く出やすいタイプです。

初回公開日:2017年08月26日

記載されている内容は2017年08月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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