自分を大切にする方法
自分で自分を大切にしていますか？
「自分で自分を大切にできてるよ」と即答される方もいれば、「自分で自分を大切にするってどういうことだろう？」と感じる方もいるのではないでしょうか。
「自分を大切にする」ということは、「自分を愛する」ということになります。そして、実は特別なことでもなんでもないのです。この「自分を愛する」とは、どういうことなのか、考えていきましょう。
自分を愛するとは
「自分を大切にする」ということは、「自分を愛する」ということです。では、「自分を愛する」ということは、どういうことなのでしょうか。
「自分を愛する」とういうことは、「自分に関心をもつ」ということです。
・今、自分が何をしたいのか？
・今、自分がどんな感情でいるのか？
・今の自分の体調はどうなのか？
など、自分に関心を持って、しっかりと見て感じてあげることです。そして、自分がどんな感情を持っていたとしても、「くだらない」とか「いやだな」などと否定的なことは思わないようにすることです。
小さなことかもしれませんが、こういったことが、「自分を大切にする」ということになります。
自分のことを知ろう
自分を大切にするためには、まずは自分をよく知る必要があります。
・自分が何をすれば楽しいのか
・自分が何を好きなのか
・自分が何をすればイヤなのか
・自分はどんなことが嬉しいのか
・自分は何がしたいのか
自分と向き合って知ることで、自分の楽しいことや心地よく過ごす方法をみつけることができます。
他人にわざわざ不快なことをする人はいないでしょうが、自分には不快なことを気づかないうちに他人にしていることはあるものです。一度、しっかりと向き合って、自分が心地よく過ごせる方法をみつけだしてみてください。
自分が心地よく過ごせるようにすることも、自分を大切にすることになります。心だけでなく、身体をいたわることも、「自分を大切にする」ことになります。
心理学的に自分を大切にする考え方
自分を大切にするということは、他人に振り回されないことです。
他人との協調性を重んじるばかりに自分の意見を言えなくなったり、他人の顔色を気にして自分の本当の気持ちを押し殺してしまったり…。そういったことは、誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。
相手を傷つけたくない、相手に嫌な思いをさせたくない、相手を怒らせたくない…など、優しい人だからこそ、そういう思いになるのでしょう。しかし、そのために、自分の本当の気持ちを抑えて我慢をし続けているのなら、それは自分を無視していることになります。
自分を大切にするということ
他人を嫌な気持ちにさせたくないばかりに、他人からの期待に応えようとしている人も多いのではないでしょうか。頼まれたら断れずにいる、ということもあるでしょう。それが、本当に自分のしたいことならいいのですが、本当はしたくないことなら、断ってもいいのです。自分が本当にしたいこと、自分が感じていること、それらを他人に伝えてもいいのです。自分の気持ちを優先させるのは、悪いことではありません。
自分の本当の気持ちを押し殺して見えないところでイライラをためこんでしまうよりも、自分の気持ちを優先させることで自分の中に余裕を作った方が楽なのではないでしょうか。
そうすることで、他人に対して優しい気持ちになることもできます。
自分を大切にすることは、周囲の人も大切にできるということです。
自分で自分を否定しないこと
他人に嫌な思いをさせないように気を配るのは、とてもいいことです。では、自分に気を配ることをしているのでしょうか。自分のことを後回しにしていませんか？
誰かに何かを頼まれてもできない状態なら「できない」と言ってもいいし、何かを言われたりされたりして嫌な気持ちになったのなら「嫌な気持ちになった」と伝えてもいいのです。無理して「いい人」になる必要はありません。大切なのは、そんな自分を否定しないことです。
「できない」自分をダメなやつと思う必要もないし、「嫌な気持ちになった」自分を小さいやつだと思う必要もありません。
どんな自分も自分なんだと思うことが、「自分を大切にする」ということです。
自分を大切にすることに関する本の紹介
自分を大切にする方法について書かれている本を紹介します。
「自分を大切にする」ということは、何も特別なことではなく、日常の生活の中にたくさんあることに気づかされます。「さぁ！自分を大切にするぞ！」というような気負いは必要ではなく、本当に小さなことでいいのです。
自分は自分のままでいい、自分で自分の嫌がることをしない、そういうことが自分を大切にするということにつながっていきます。
自分を大切にする方法について書かれた本は、どのようなものがあるでしょうか。
宇宙で唯一の自分を大切にする方法
著者：山川亜希子 出版社：大和書房
他者からの評価を気にせず、自然体で生きることの素晴らしさを伝えてくれています。今、自分に起きていることをどうとらえるか、ネガティブになるかポジティブになるか、それは、自分次第だということです。筆者の体験談も交えられていて、読みやすいです
自分が嫌いな自分を
「ここはいい・悪い。許せる・許せない」と
判断するのをやめて、
ありのまま受け入れる。「わたしは宇宙にわたしだけ。
わたしはずっと、わたしの味方」とつぶやいてみる。自分を否定しそうになったらすぐに
「わたしはわたしの味方」と唱える。すると、少しずつ、
自分を大切にできるようになる。
思いこみの殻を破るきっかけができる、と
本書は教えてくれる。
自分を大切にするための小さなノート
著者：廣瀬裕子・杉浦明美 出版社：大和書房
人と比較せず、自分の心の声を聞き、自分の人生を歩く。読んでいるうちに、肩の力がぬけ、心が穏やかになります。
1年ちょっと前、体調と精神的にだめになって、自分を失いました。会社もやめて、どうしていいのか分からなくて、25才にもなり泣いてばかりで、カウンセリングの先生にもお世話になりました。その時、近くの小さな図書館で見つけたのが、この本でした。家でひとり、読んでると自分の中でなにかが大きく変わっていくのが分かって、すぐ日記帳に書き写していました。今は元気ですが、かばんの中に、いつも廣瀬さんの本をもっています。
初回公開日：2017年08月23日
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