人間関係は自分を大事にする。から始めよう
著者:高野雅司 出版社:青春出版社
他人に好かれる努力をするより、自分にもっと目を向けて自分を大切にすることで、対人関係がうまくいく、ということを、心理学の専門用語を使わずに、わかりやすく解説してくれています。会社の人間関係など、日常の中で役立つことがあります。
本書の出版を知って即購入し、翌日、一気に読み終えました。
僕の最大の気づきは、本書の帯にも書いてある通り、「僕は知らず知らずのうちに無理をしていた」ということです。
コミュニケーションにおいて、『本当の意味で「自分を大事にする」ってこういうことだったのか!』と感動しました。すべての人に読んでもらいたいと思っていますが、特に、身近な人との人間関係に悩む人に強くお勧めします!
ばら色の人生の扉がひらく7つの魔法
著者:上原愛加 出版社:学研プラス
自分を大切にするには「自分に対するマナー」を守ること、つまり、自分を不愉快にさせないこと、これらのことがとてもわかりやすく書かれています。日常の中に取り入れることができ、すぐにでもできそうなことが多く書かれています。
こんなに一生懸命「みんな幸せになっていいんだよ」ということを訴える気持ちに感服です。
読みながら小学校のときよく体育で居残りをさせられていた私自身を「だめだからそうだった」と「できないからそうなった」と責めていたことを思い出し、自分の中にいる子どものころの自分に「そうじゃなかったんだよ」って言ってあげることができました。
自分を大切にする言葉や名言の紹介
自分を大切にする言葉
自分で自分を大切にするには、まず自分をたくさんいたわってたくさん褒めてあげてください。どんなことでもいいのです。事柄は大きくても小さくてもいいのです。
・よく頑張ったね
・美人だよ・イケメンだよ
・上手にできたね
・優しいね
・素敵だね
どんなことでもいいから、自分をほめて応援してあげてください。自分で自分をほめると24時間ほめられ続けているということになります。
そして、大切なのが「ありがとう」という言葉です。自分で自分に向かって「ありがとう」と言ってあげてください。
・いつも頑張ってくれてありがとう
・今日もありがとう
一語一語、しっかりと言ってあげてください。
自分に優しい言葉をかけることも、「自分を大切にする」ということになります。
自分を大切にする名言
自分を大切にするとうことについては、時代を問わず多くの人が考えてきました。そして、今の時代の私たちが見ても、励まされるような言葉をたくさん残してくれています。
ほんの一部ですが、紹介していきます。
イギリスの作家サミュエル・スマイルズの言葉です。
・自分に対して「最良の援助者」であれ
ドイツの詩人ゲーテの言葉です。
・自分自身を信じてみるだけでいい。きっと、生きる道がみえてくる。
アメリカの教育家ジョセフ・マーフィーの言葉です。
・心から自分を愛し、大切にしなさい。これは自己への偏愛ではありません。
自分を大切にする効果
「自分を大切にする」ということは、何も難しいことでも特別なことでもなく、日常生活の中のちょっとしたことででできます。
たとえば、本当に食べたいものを食べる、ゆっくりとお風呂に入る、何もしたくないときは何もしない、疲れたなと感じたら早く寝る、そういうことも全て「自分を大切にする」ということになります。
逆に、誘われても行きたくなかったら断る、無理な仕事は引き受けない、嫌なことは「イヤだ」とはっきりと言う、これらも「自分を大切にする」ということになります。
では、「自分を大切にする」とどのような効果があるのでしょうか。
イライラしなくなる
できないことは「できない」と言い、いやなことは「イヤ」と言う、つまり、自分に無理をさせていない状態なので、イライラすることは少なくなります。
「いつも自分ばかりが我慢している…」というような被害者意識のような気持ちもなくなるので、気持ちもとても楽になり、明るくなります。
自分を大切にすることで、自分の気持ちを抑え込むようなことをしなくていいので、自然体で過ごせるようになり、自分に自信が持てるようになります。
心配事が減る
自分を大切にするためには、これまで他人に向けてきた意識を自分に向ける必要があります。
「自分がどうすれば心地いいか」、「これはしたいのか、したくないのか」、「今自分は何が食べたいの?」など、自分に問いかけることも多くなります。
そうしていると、他人のことを気にしていても仕方がないという気持ちに自然となっていきます。すると、他人のことを気にしなくなって、心配事もおのずと減っていきます。心配事が減ると、気持ちが楽になり、表情も明るくなります。
初回公開日:2017年08月23日
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