夫の自己保身は妻をイラつかせる
夫婦間でも自己保身は嫌われます。よく女性は嘘をつくのが上手く、男性は嘘をつくのが下手といわれます。夫婦なら妻は夫の嘘など簡単に見破ることができるでしょう。ましてその嘘が、自己保身の嘘であるから妻のイライラは募るばかり。夫は、どんなに上手くごまかせたと思っても妻はわかっていてもわからないふりをしていると思ったほうが正解です。
何かをごまかすというよりも、周囲とうまくやるためにつく「自己隠ぺいの嘘」が女性の特徴なのかもしれません。
一方、男性の「もうやったよ」「わかってるよ」と言う嘘は、どちらかと言うと自分を守るための嘘かもしれません。
自己保身する夫は嫌われる
夫婦の間では、下手に嘘をついてごまかそうとせずに素直に謝ることが1番です。また、できないことはできないと降参したほうが妻も素直にそんな夫を受け入れてくれます。女性は、努力もせずにごまかしたり逃げようとする人には厳しく、できなくても努力力する姿を見せれば見放すことはしません。そんな女心を理解すれば嘘などついてヒヤヒヤする必要もなくなるでしょう。そのほうが賢い選択です。
保身癖のある人の改善方法
自分を好きになる
自己保身の強い人の中には、自分が嫌いな人が多くいます。自分が自分を好きじゃないから、他人も自分を嫌うのではないか?と感じてしまい自己保身に走るのです。しかし、自己保身に走ることがそもそも間違いだということには気づかないので、結局は他人の評価はよくありません。
まずは、自分のことを好きになることが大切です。自分のダメな部分もしっかりと見つめてみましょう。それを自分自身が受け入れることができれば人はみな幸せな気持ちになるはずです。幸せになると他人に対しても優しく接することができ、思いやりの気持ちが芽生えます。そうすれば、他人の迷惑を考えられるようになり、自己保身になど走ることはなくなります。
客観的に自分を見る
自己保身に走っている自分をちょっと引いてみてみましょう。ちゃんと自分を客観的にみることができるようになると、自己保身ほど恥ずかしいことはありません。2度としないと思えるでしょう。
自分を客観的にみることは、それほど難しくはありません。今度自分で自己保身をしていると感じたときには、少し気持ちを落ち着かせましょう。あとは、ただどう感じたかを覚えておいてください。
自分の気持ちを感じることができたなら心配はありません。すでに自分が自己保身をしていると感じられた時点でもう客観的にみれている証拠ですよ。
自分の言葉に責任を持つ
自己保身の強い人は、自分の言葉に責任を持ちません。酷いとそんなこと言ったっけ?と自分が言った記憶がないととぼけることも。しかし、他人は案外覚えているものなので通用しません。やはり、一度口にした言葉には責任を持ちましょう。
たとえ言った言葉どおりにことをすすめることができなくても、やろうとする努力が見える人には協力する人があらわれます。ただ、その場しのぎで逃げていてはだれにも相手にされなくなってしまいます。
保身は悪いことなの?
保身が判断力・理性を狂わすこともある
自己保身の強い人は、保身のために嘘をつきます。一度ついた嘘にまた新たな嘘を重ねていかなければならなくなります。そのうち、その嘘に振り回されて冷静に判断できなくなり、理性も失われることがあります。
その良い例が、犯罪を犯してしまう人です。たとえば、会社のお金を使い込み、保身のために嘘をつく、ついた嘘がバレないようにまた嘘をつき、その嘘に気づいた人を力で傷つけてしまう。なんて事件に発展することもあるのです。
これは極端な例ですが、保身がまねく恐ろしい結果として実際に起こりうることです。そうなってしまう前に自己保身をする癖を直したいものです。
保身は強いストレスを感じる
自己保身をすることによって、自分自身にストレスを感じてしまいます。自己保身に走る自分の言動に他人の視線が気になったり、嘘をつけばその嘘がバレないかが気になるはずです。これは体にも心にも良いことではありません。いつか、重大なこととなってあなた自身に振り返ってくることも考えられます。
長いことストレスを感じ続けるくらいなら、潔く自分のミスを認めて謝ったほうがずっと楽になれるはずです。
世渡り上手で出世することもある
自己保身が強い人が世渡り上手で得することもあります。しかし、その代償は必ずどこかで支払わなければならないことも知っておくべきです。いくら上司に認められて出世をしたとしても、そんな人についてくる部下はいません。そんな部下がいるとしたら、さらに世渡り上手な社員でそのポジションを刻々と狙っていることでしょう。
土台がしっかりしてなければ、どんな建物もちょっとした振動で崩れてしまいます。そんな危うい人生でも満足できるなら良いですが、きっとまた、今の自分の地位がいつか奪われると思えばストレスでいっぱいの人生になるでしょう。
損をしていることに気づくべき
自己保身の強い人は自己中心的です。自己中心的な人は自分の利益を一番に考え、損をしたくないから自己保身してしまうのです。これは、自己保身しなければ自己犠牲になるという考えでもあります。しかし、自己保身をしないからといって必ずしも自己犠牲をともなうのかというとそんなことはありません。
たとえば、ミスが起って上司から注意を受けました。そのミスは、自分が原因だとわかれば残業しなければならない。それは自己を犠牲にする事だから嫌だ。その結果、言い訳をして自己保身をすると結果的に上司の評価は下がり損をします。
しかし、ミスを直ぐに素直に認めてしまえば残業を手伝ってくれる同僚があらわれます。そのため残業にはならず、上司もミスは犯しても責任をもって正せば評価はそれほど下がることなく結果的に誰も犠牲にはなっていません。
自己保身しなければ自己犠牲を受けるという考えに固執していることに気づきましょう。そのために損をしていると早く気づくべきです。
初回公開日:2017年09月09日
記載されている内容は2017年09月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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