生涯独身は幸せ?不幸せ?
生涯独身の人の割合は年々増加傾向にあります。生涯独身の割合が増えているということは、生涯独身でいる方が幸せと感じる人が増えているからではないでしょうか。
ところで、生涯独身の人はそれを望んで生涯独身でい続けるのかがポイントです。結婚生活に魅力を感じずに、自ら生涯独身を望んで一人を選択するタイプと、結婚のチャンスを逃して生涯独身生活を送るタイプの2パターンがあります。
結果的に生涯独身であり続けて幸せかどうかは、どちらのパターンかによっても大きく変わりますが、いずれにせよ自分で選んだ道です。結婚は必ずしなくてはいけないものではないのですから、生涯独身生活も悪くはありません。
生涯独身の幸せ生活
生涯独身生活を自分で選び、自ら望んで生涯独身を貫き通す人は、幸せと感じています。生涯独身でいることは、全てにおいて自分のための人生で、何でも自分で決めて好きなことをできるということです。
幸せと感じる点はたくさんあります。結婚というしがらみに縛られることもなく、恋愛も一生自由にすることができ、順風満帆の生活を送れます。何よりも結婚というものに魅力を感じることがなく、仕事や趣味に懸命に取り組み幸せを感じています。
最高のパートナーが現れず、妥協して結婚という道を選ぶのであれば、生涯独身生活は幸せなのです。
何でも一人で決断できる
幸せを手に入れるポイントとして、我慢が少ないことがポイントです。結婚するということは、他人との共同生活を送ることになります。違う土地、違う環境で生活してきた人と一緒に住むとなればある程度の我慢と辛抱が必要になります。それは、自分一人だけの意見で何かを決めることも難しくなるということです。家族内で相談したり、共有しなくてはならないこともあります。
生涯独身生活であれば、その点はフリースタイルです。自分の意見のみで決断することができ、思うがままに生きていけます。結婚は我慢が必要といわれることから無縁の生活が出来ます。
自分のための時間が100%
家族が出来ると、必ず家族との時間が必要になります。熱中できる趣味なども結婚をすると犠牲にしなくてはならないこともありますが、生涯独身生活では、自分の時間が100%手に入ります。
時間は金銭とは違い、どんなに努力しても誰しもに平等に与えられているものです。1分1秒貴重な時間を自分のためだけに使えます。誰と過ごすにしても自分次第なのですから、とても自由で有意義な時間を過ごすことが出来ます。一人の時間も結婚している人よりか多く持て、束縛のない幸せな時間をおくれます。
保障のない愛より目の前の幸せ
一生愛し続けますと誓っておきながらも、離婚率は右肩上がりです。結婚というものの価値が落ちてきているように感じる世の中で、保障のない愛にすがるよりも目の前の幸せを感じられるのが生涯独身生活です。
華の独身生活を貫きとおすということは、明日は明日の生活を送れるということです。家族を持たない分、責任を問われることもなく過ごせます。生涯独身を幸せと感じる人の多くは、自由人のタイプの人間に多いことがわかります。
生涯独身で不幸せ?
生涯独身生活が幸せと感じている人に対して、一方では、不幸という意見があることも事実です。なぜ、生涯独身は不幸と思われるのでしょうか。
何が幸せと感じるかは人それぞれですが、生涯独身の不幸せなポイントをご紹介します。
子供がいない
生涯独身ということは、必然的に子供を持てない可能性が高くなります。近頃では、結婚をせずに子供を産む女性も増えてきましたが、まだまだ割合は低いです。
子供を持つということは、生涯の幸せと言われる出来事のなかでもとても大きく、結婚している人のほとんどが幸せと感じるポイントに子供と回答する率が高いです。子供を持つ喜びを人生で味わえないということは、不幸せに限りなく等しいと感じることが生涯独身のマイナスポイントです。
子供を育てるということはとても大変なことですが、苦労が絶えない分、嬉しいと思えることも多いのです。
老後が孤独
1番輝いている年代に独身でいることは、幸せと感じる経験もたくさんできます。それでも人生の後半に足を突っ込むと、生涯独身の人の生活はとてむなしいものがあります。
とにかく孤独であり、仕事や熱中していたことを終えたときの寂しさと喪失感が不幸せにつながるのです。人間は一人でいると、孤独を感じます。また、誰かと分かち合うことも出来ず、達成感や幸せな感情も自己満足でしかなくなります。
歳を重ねてから思い出話をする相手もいないということはとても寂しいことです。
世間の目が冷たい
結婚適齢期を過ぎてから独身でいると、世間の目はかわいそうな目線や冷たい目線に変わっていきます。生涯独身の人のほとんどは、結婚をしていないということを恥ずかしいと感じることがあると言います。
世間は結婚を幸せと認識しており、その反対のことをしている生涯独身生活は、必然的に不幸せな人生に認定されてしまうことがあります。他人にどう思われようと関係ないという強いメンタルがなければ、周囲の目線に流されて不幸せに感じることもあります。将来寂しいよという目線は冷たいものです。
生涯独身のメリット・デメリット
生涯独身でいることを損得勘定で考えてみると、メリットもデメリットもたくさんあります。結婚をすることによるリスク、しないことによるリスクも踏まえ、結婚、独身というものを考えてみましょう。
結婚をすることによる制御や拘束を損ととるかによってメリットと感じる部分が大きく増えます。
一方、一人で過ごすということのデメリットもあり、結婚をすることに戸惑いを隠せないこともあります。
生涯独身のメリットとは?
生涯独身であることが故に、得られるメリットとしてあげられるのは、金銭的な面です。子供1人を育てるために生涯かかる費用の平均として、3000万円と言われています。世帯につき子供2人ともなれば、単純にその倍の金額である6000万円がかかるということになります。でも、生涯独身であれば、この6000万円は自分ために自由に使うことができるのです。
初回公開日:2017年08月29日
記載されている内容は2017年08月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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