感性は生まれつきの才能なの?
感性のあるなしは「持って生まれた才能」と思われがちですが、そんな事はありません。
もちろん芸術家には生まれたままの純粋な感性のまま、大人になったような特別な人もいます。幼い頃からピアノの腕を評価されて「神童」と呼ばれたモーツァルトは、大人になってからも「おしり」「うんち」というような言葉が大好きでした。モーツァルトは神童と呼ばれた子供の頃の感性を失わないようにした結果、生前書き上げた多くの曲の中には、「子守唄」や「きらきら星変奏曲」など、プライベートの言動とはかけ離れた上品で美しい名曲の数々があるのです。かといって芸術家全員がそこまで純粋すぎる感性の持ち主だったわけではなく、切磋琢磨して磨きぬかれた感性を持って芸術作品の制作に当たる人もいます。
ではそんな感性は一体どうやって磨くのでしょうか。それはやはり「多くの物事に触れる事」に尽きるでしょう。それもただ触れるだけではなく「心の動きを観察する」事も大事です。
音楽を聞く
まずは色々なジャンルの音楽を聞いてみましょう。ポップス、ジャズ、ロック、クラシックなど色々なアーティストが作った曲を聴いているうちに「この曲は好き」「これはちょっと苦手」というものが出てくると思います。中には「このジャンル自体は好きだけのこの曲はちょっと……」というものや、逆に「このジャンルは苦手だけどこの曲はいい!」というものもあるでしょう。
それらの感覚に正解不正解はありません。それがあなたの「感性」なのです。聞くときになぜ「いい」と感じたのか、どの部分が良かくないと感じたのかをメモに残しておくと、後で読み返すと新たな発見があるでしょう。こうした感性の分析も、自分を磨く一つの方法となります。そして他の人の感想と比べることによって、自分の感じ方の個性も分かってくるのです。
絵を見る
美術館に言って絵を見る。でなければ画集で見るのもいいですし、ネット上でも良いです。いろんな絵を見ましょう。
美術館では作家の筆使いが伝わりますし、画集では人目を気にせずにじっくりと見られます。またネット上では画像の拡大もできるのでより細かいところを見る事も可能です。とにかくいろんなジャンルの絵を見てください。そしてこれも音楽を聴くときと同じなのですが、「良い」と感じたものや「いまいち」と感じたものには正解不正解はありません。その時動いた心を知る事が肝心なのです。
好きだなと感じた絵があったら、その作者の絵をもっと見てみましょう。画集があったら買ってみたり、展示されている絵を見に行ったりしてみてください。同じ絵でも実際見る場合と本を見る場合、そしてネット上の画面で見る場合とでは受け取り方も変わってくる事に気づくでしょう。
本を読む
本を「読む」という行為は、音楽を聴く、絵を見る時より能動的です。文字を読むことは時間もかかるので、忙しいとなかなか本に手をつけられません。それでも、一日に数行でも良いので、ちょっとずつ読んでみましょう。感性を磨く本は物語のある小説だけにとどまりません。ノンフィクションのルポタージュや、雑誌のコラムやハウツー本。学問の論文にさえも心を動かす瞬間はあるでしょう。
また本は「文字だけの本」だけではありません。漫画でも構わないのです。絵本でも大人になって読み返すとハッと気づくものがあるでしょう。図鑑や図録だってあなたの心が動いたのなら立派な本です。「本を読むのが苦手」な人も、自分の読みやすい本からページをめくってみましょう。きっと新しい世界が開くでしょう。
映画や演劇を観る
映画や演劇は、視覚と聴覚に訴える効果と物語性が加わった総合芸術です。原作に当たる小説や漫画がある場合、また違った刺激がそこにあるでしょう。好きな俳優や、好きな監督の作品ばかりではなく、たまには違う作品にも触れてみてください。
例えばシェークスピア作品などの古くからある古典作品は、数々の監督の手で様々な俳優によって演じられてきました。同じ作品を題材にしてもその一つ一つがオリジナリティ溢れる新鮮さがあります。アニメ作品では、生身の人間では表現できないような構図や動きで楽しませてくれるでしょう。劇場に足を運べば、そのロビーに入った瞬間から演出が始まっているような作品もあり、非日常のときめきに触れられます。
いろんなものを食べる
食べる事も、感性を刺激します。味覚はもちろん、その盛りつけで視覚を、食感で触覚を、音で聴覚を、匂いで嗅覚を刺激します。まさに五感全てで味わうのが料理なのです。それをちょっと意識するだけで、高級なレストランのメニューだけでなくいつものメニューも、また違った味わい深いものとなるでしょう。
食べる事は、人間だけでなく生物が生きていく上で必要な、本能的な行為ですが、「グルメ」「食道楽」という言葉があるように、追求すると食べること自体が趣味といって過言ではない、という人もいるのです。感性を満たし、生物的本能の欲求も満たす、「食べる」という趣味は究極の趣味と言えるのかもしれません。しかも食べる事は毎日あるものですから、誰でも今日から始めることができます。あなたもちょっと試してみませんか?
感性を磨くときに注意したいこと
感性を磨くことは、自分の価値観に気がつき、それを研ぎ澄ませる事です。ですが一点だけ注意して欲しい事があります。それは「他人の感性を否定しない」という事です。感性を磨いていると、どうしても自分の感じ方と他人の感じ方が違うという事があります。その時に相手の感性が間違っているとか、未熟だという風には思わないで欲しいのです。
感性は心の受け止め方で、一人一人違って当たり前です。もしかしたらあなたがとても感動した物語は、誰かにとっては「非常につまらない」という評価かもしれませんし、あなたにとって苦手な食べ物が、他の誰かにとっては最高のメニューなのかもしれないのです。「つまらない」「不味い」という感想を持つのは、誰もが持っている自由な権利です。「そう感じる人もいるんだな」で終わります。でも「この話をつまらないなんて言う人は、きっとつまらない人生を送ってきたんだろう」とか「こんな不味いものを喜んで食べるなんて、お里が知れるね」なんて言った瞬間に、炎上の火種が灯るのです。
これは感性ではなく感情です。「自分とは違う意見を持つ人を、どうにかして言い負かしたい」という感情的な言葉なのです。
自由な感性が、あなたの心を広げる
感性は、自由な心を作ります。感性が研ぎ澄ませば、誰もが芸術家になり、クリエイターになり、マーケターにもなれるのです。あなたも今から物事を五感全てを使って感じてみましょう。きっと新しい世界の扉が開くでしょう。豊かな感性は世界を広げる。それはあなたの心を広げるのと同じ意味なのです。
初回公開日:2017年09月03日
記載されている内容は2017年09月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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