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自分の存在意義や意味の考え方とその他のものの存在意義

カテゴリ:自己啓発

更新日:2024年10月16日

確かにウイルスは自分だけで生きていくことはできません。それでは存在している意味がさほどないように感じてしまうのもしょうがないでしょう。しかし、人間もウイルスと大きくは変わらないのではないでしょうか。

みなさんは自分が一人だけで生きているわけではないことはよく理解しているでしょう。仕事をするにも、食事をするにも、何をするにも完全に一人で生きていくことは難しいと言えます。また、一人で生きていくことにさほど大きな意味はありません。自分がだれかに生かされているように、自分もまただれかを生かしています。そこに人間の存在価値があります。

生物の目的は「子孫を作ること」、その一点に尽きます。もちろんそれは私たち人間も同じです。意識して子孫繁栄のために生きているわけではありませんが、究極の目的としてそれがあることは間違いありません。そしてそれは、ウイルスも同じです。

人間や一部の生物は、生殖行為や自分自身を分裂させることで遺伝情報を後世へとつないでいます。ウイルスの場合は、それが他の細胞に寄生し、遺伝情報をコピーするという方法だったということだけです。要は、手段が違うだけで人間の存在意義とウイルスの存在意義はほとんど変わらないということです。

天皇の存在意義

次は少し大きなテーマとして「天皇」の存在意義について考えていきます。そもそも、天皇に関する話題というのは、日本ではなかなかしづらい環境にあります。天皇の存在について語るというのは、時に「不敬」だと言われ憚られる傾向にあります。しかし本当にそれで良いのでしょうか。

日本は今、天皇主権ではなく国民主権の国です。戦前の大日本帝国憲法下では、天皇主権だったわけですから、天皇の存在意義について考えるというのがあまり適切ではないという考えもあったでしょう。しかし、現在の日本国憲法の下では、私たち国民が主権者であり、主権者たる私たちが「天皇」という役職を与えているという立場です。

それでしたら、本当に天皇は必要なのか、そもそも天皇の存在意義は何なのかという点について、もっと国民的議論を活発にし、昨今問題となっている女性宮家などにも国民全員で考えていくべきでしょう。

みなさんも、まずはこの記事をきっかけに、天皇の存在意義とは何なのか、天皇は本当に必要なのかという点について思いをはぜてみてください。

日本国憲法第1条

天皇の存在意義は、日本国憲法第1条にあると言えます。むしろそれだけが天皇が存在している理由です。日本国憲法第1条には、天皇は日本の「象徴」という文言があります。天皇は日本の象徴であり、象徴でしかないと言えます。それ以上の役割はありません。まずはそれを理解しましょう。

しかし、そもそも日本がここまでずっと「日本国」として存在しているのも天皇家という一つの柱があったからとも言えます。天皇家は、神道の最高責任者として日本をここまで導いてきたと言えます。そういった意味でも、長年日本の象徴であったと言えます。

天皇という歴史があるからこそ、世界は日本を国として認め、今でも数多くの貿易や外交をしているということです。これらが、天皇家の今までの存在意義であったと言えます。

もっとも、今後も天皇家の存在意義が、上記のように認められるかは全く分かりません。宗教的意識が年々薄くなり、多様化されている現代において同じような存在意義は必ずしも認められないでしょう。天皇家の存在に反対する人も出てきます。そういった場面で、天皇家の存在について国民的な議論ができるのかどうかが今後の日本にとって重要になってくるでしょう。

労働組合の存在意義

それでは次は、みなさんの身の回りにも存在している「労働組合」の存在意義について考えていきます。

労働組合がない不安

労使がしっかりとした強い信頼関係で結ばれている労働組合が存在しているということは、会社の発展に寄与することは言うまでもないでしょう。労働組合がなく、不満やストレスがたまったとしても、それを相談・解消することのできない職場でいい仕事をしようと思っても、それはなかなか難しいでしょう。

労働組合は、働く人間にとって必要不可欠なものであり、一人の力では成し遂げることができないことを、労働組合を柱として、みんなの力を合わせることによって達成します。それが労働組合の基本的な目的であり、もっとも重要な存在意義と言えます。

働く環境の向上

ここからは、具体的に労働組合が何をしているのかをいくつか紹介していきます。

仕事をする上で、賃金はとても重要なものです。賃金の不満や、職場の環境を良くしたいと思っても、労働組合が存在しなければ、それを訴える場所がありません。近年ではセクハラやパワハラなどの問題の処理も行える機関として労働組合の存在意義の重要性が増しています。

上記のような問題を、あまり身近に感じたことのない人は、とても幸せな環境で働くことができていると言えます。しかし、例えば人員整理などで職場の仲間がやめなければいけないことになってしまった場合、「労働組合があればよかった」と実感することになるでしょう。

毎日仕事に追われながら仕事をしていると、なかなか労働組合の必要性に気付くことはできません。また、「働いてお金さえもらうことができれば」と思うようになってしまいます。しかし、それは大きく間違っています。

働いている人は、働いてお金をもらう権利だけでなく、適切な環境で働く権利も有しています。それらを満たすためにも労働組合は存在しています。この機会にぜひ、労働組合のあり方や必要性について考えてみてください。

労働組合で雇用を守る

労働組合の存在意義として大きなももとして、働いているものの雇用を守ることというのがあります。確かに企業には、雇用の自由があります。しかし、好景気だからといって無計画に大量の人を雇い、不景気になったとたん人員整理をして大量リストラ、なんてことをされたら、働いている側としてはたまったものではありません。

労働組合がない場合、もし不当な解雇があったとしても、労働基準監督署などに出向かなければならず、そうなってしまうとハードルが高くなってしまうので多くの人が泣き寝入りをしてしまうことが多いです。しかし、そんなときに労働組合があれば、もっと身近な存在として相談したり、実際に不当解雇を訴えたりすることができます。

一人ではできないことであっても、労働組合を柱として実践し、働いている人の雇用と生活を守ることができます。これも労働組合の存在意義として大きな役割を果たしています。

賃金や労働条件の改善

働いている人の生活は、その対価として支払われる賃金によって支えられています。その重要な賃金に不満や納得できない部分があっても、労働組合が存在していなければ、どうやって解決していけば良いのか分かりません。一人ずつが会社に直談判したとしても、なかなか相手にしてもらえないでしょう。

さらに最近では、「労働組合が存在していても、していなくても賃金に差は出ないのだから、組合費を取られない分そっちの方が良い」と考えている人も多いです。しかし、それは大きな誤りです。

初任給の額が一般的であったとしても、年齢を重ねても給与があまり上がらなかったり、賃金体系が不透明だったり、さらに福利厚生が不十分だったりと、しっかりとした労働組合があるのかどうかというので大きな差になってしまうことが多いです。

薬剤師の存在意義

次は、多くの人にの職業の中から「薬剤師」の存在意義について考えていきます。薬剤師を目指している、という方はぜひ参考にしてみてください。

薬剤師の価値

薬剤師は、昔から多くの人にの職業です。その理由の1つとして、「収入」の高さがあります。やはり、「薬剤師=高収入」というイメージが多くの人の中にあります。現実では、なかなかそうもいかないのですが、難しい試験を受けて資格を取得しているわけですから、多くの収入を得ているはず、そのようなイメージを持っています。

しかし、薬剤師になれば今後の人生が安泰かと言われれば、なかなかそうもいきません。特に最近は、今後の薬剤師業界は大丈夫なのか、という声がかなり上がっています。その原因の1つに、昨今国が推し進めてきた「医薬分業」にあります。

医薬分業の結果、日本特有の「門前薬局」と呼ばれる調剤薬局が1997年以降一気に増加しました。医薬分業を行い始めた当時、国は門前薬局を増やすために調剤報酬を増やしていました。その結果として、門前薬局は膨大な数に上り、財政を圧迫し始めました。その結果として、国は調剤報酬を引き下げにかかりました。

そして、さらに問題視されているのが「薬剤師の価値」です。要は、高い報酬を得られるほどの価値が薬剤師の仕事にはあるのか、ということが問題になり始めました。薬剤師の仕事は、袋に薬を詰めるだけ、そんな風に考えてしまう人が出てきました。

薬の情報提供

しかしもちろん、薬剤師は大きな存在意義がある仕事です。そしてその役割の大部分を占めるのが、「薬の情報提供」です。みなさんは、薬を正しく選択し、正しく飲むことができますか。自分の身の回りに起こる症状などを、適切に薬で対処することは難しいです。

そして、調剤業務というのは、薬剤師の独占業務であり、処方箋の調剤は薬剤師しか行うことはできません。そういった意味でも、薬剤師の仕事には大きな存在意義があります。

初回公開日:2017年11月08日

記載されている内容は2017年11月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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