気が滅入る原因
「気が滅入る」は普段からよく使う言葉ですが、「気」は気分のこと、「滅入る」は元気がなくなり、ふさぎ込むこと、しょげることです。その意味は気分が落ち込み憂鬱な気分になること、鬱々とした気分になること、元気がなくなること、ふさぎこむこと、などの気分や状態を表現するときに使います。
ストレス社会と呼ばれる現代、「気が滅入る」できごとはたくさんあるでしょう。以下にどのような場面が原因となるのかご紹介します。
原因1:人間関係
人間関係がうまくいかず、「気が滅入る」ことはよくあります。上司と折り合いがつかず毎日怒られてばかりいる、同僚との人間関係が良くなく、ぎくしゃくした関係が続いているなど、ストレスがずっと続いていると「気が滅入る」原因になります。
家庭内でも、嫁と姑の仲が悪く日常的に喧嘩が続くような日々では本人だけでなく周りの家族も「気が滅入る」状態に陥ってしまうでしょう。
原因2:学校
学校でも「気が滅入る」要因になることはたくさんあります。学校は勉強を学ぶ場所ですから、学生が「気が滅入る」原因となりやすいのは学業成績でしょう。
勉強をしても成績が伸び悩むという状況が長く続けば、努力が報われない絶望感から「気が滅入る」原因になります。また、部活動での成果を出せないことや、恋愛の悩みなど、学校ではさまざまなことが「気が滅入る」原因になり得るでしょう。
原因3:職場
学校だけでなく、職場でも同じような要因で「気が滅入る」ことがあります。努力のわりに業績がなかなか伸びない状況や、なかなか周りに能力を認めてもらえない状況は「気が滅入る」原因になります。
また、職場内でも人間関係のトラブルは起きやすいです。職場ではそれぞれ多少のストレスを抱えながら仕事をしているため、感情の高ぶりから衝突が起きやすくなります。これも「気が滅入る」原因の1つです。
原因4:習い事
習い事も「気が滅入る」原因の1つになります。練習をいくらしても全然うまくならない、いわゆる「スランプ」にはまってしまうと、無力感に襲われ、「気が滅入る」状態になってしまいます。
また、自分の意志ではない習い事をしている際は、嫌々通っているという状態そのものがストレスになり、「気が滅入る」原因になっていることもあるでしょう。
原因5:子育て
子育てには多少のストレスは付き物であり、「気が滅入る」原因になります。子育ては親の義務であるとはいえ、休む暇もなく働かなければならない状況はそう簡単に乗り越えられるものではありません。
毎日毎日すべての時間を子供に使い、自分の休息時間もないような生活では体だけでなく心が疲れてしまいます。パートナーと2人で協力して、どちらかが「気が滅入る」状態になってしまわないように気を遣い合いましょう。
原因6:その他
「気が滅入る」とは、心が疲れてしまっている、あるいは弱ってしまっている状態のことです。心が弱る原因としては他にもさまざまな要因が考えられます。
例えば、体調を崩していたり、ホルモンバランスが乱れていたりすると「気が滅入る」状態になりやすくなります。いつもは何でもないストレスでも、体が弱っているときは耐えられないものに感じてしまうこともあります。
気が滅入る時の対処法14個
「気が滅入る」と感じたときにできる対処法を以下に14個ご紹介していきます。「気が滅入る」ときは、心が疲れているときですので、その疲れを引き起こしている原因を取り除き、ストレスを減らすことが大事です。
また、ストレスをため込みすぎている場合は、それを吐き出すことが必要です。体の不調やホルモンバランスの乱れから「気が滅入る」ときは、まずは体調を整えることが効果的となります。
対処法1:信頼できる人に相談する
信頼できる人に胸の中のモヤモヤした感情を聞いてもらうのは、「気が滅入る」ときに有効的な対処法でしょう。どうしたらこの状況を打破できるのか解決策を一緒に探してもらうのも良いでしょう。
信頼できる人であれば、これ以上この状況が悪化するような行動をとることもなく安心して相談できます。きっと親身になって悩みを聞いてくれることでしょう。人に話すだけでストレス発散になることもあります。
対処法2:音楽を聴く
音楽を聴くことは、「気が滅入る」ときにその気持ちを和らげてくれる効果的な方法です。自分の好きな音楽を聴いていると、ストレスを感じている気持ちが少し前向きになったり、ストレスのことを忘れられたりします。
音楽は気持ちに直接作用する効果もあるので、明るい曲を聴けば気持ちも明るく、落ち着いた曲を聴けば苛立っていた気持ちも落ち着きやすくなります。うまく取り入れてみましょう。
対処法3:お風呂にゆっくりつかる
「気が滅入る」とき、お風呂にゆっくりと浸かってみるのもリラックスする効果的な方法です。ゆっくりと体を温めることは、緊張してネガティブになっていた心を解きほぐす効果があります。
また、全身の血行を良くすることで体調も整えることができるでしょう。さらに、脳の血行も良くなることで思考がクリアになり、今まで悪い面しか見えていなかったことにも希望を見いだせるようになる可能性があります。
対処法4:軽く運動する
「気が滅入る」とき、軽く運動することはリフレッシュ効果のある良い方法です。軽い運動をすると全身に酸素が行きわたり、鬱々としていた気持ちが晴れやかになります。
全力で走ったり、長い距離をランニングしたりする必要はありません。少し早歩きでウォーキングする、軽くジョギングをするという程度で十分効果が得られます。気分転換に散歩をする、外の空気を吸うという程度でも良いでしょう。
初回公開日:2018年01月25日
記載されている内容は2018年01月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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