電気生理学
最先端の治療法を多く研究する分野です。磁気を用いて脳の活動を局所的に変える「TMS 磁気治療」などがあります。
神経解剖学
神経細胞の内部構造、細胞間のつながりを電子顕微鏡、免疫染色などを用いて調べます。神経は大切なネットワークですから脳の研究には必要不可欠です。
心理学
心理学とは心と行動の学問であり、科学的な手法により分析されます。心理学の祖としては、アドラー、ユング、フロイトが挙げられます。「アドラー心理学」は数年前にブレイクしたので覚えている方も多いでしょう。最近では「メンタリスト」として有名なDAIGOさんもいらっしゃいます。
心理学の種類もたくさんありますが代表的なものを、少しだけ紹介します。
発達心理学
心理学の基礎的なもので、人間乳児期から老年期までの発達を研究しています。心理学者エリク・H・エリクソンの「発達課題」が有名です。
臨床心理学
心理学の応用で、心理学的な問題に援助、回復、予防をする目的で研究が行なわれています。
両者の違い「脳科学は原因から結果にアプローチ」
心理学と脳科学は、人間の認知や精神に関わることを研究しており共通点は多いでしょう。しかしこのように挙げてみると、心理学では主に行動と心に焦点を当てているのに対し、脳科学は医学、生物学などと密接に関わり合いながら研究されているのがわかります。
わかりやすく言うのであれば、心理学は症状、起こったことに対しアプローチしているのに対し、脳科学は、脳の機能を知ることから始まっています。心理学は結果から原因に、脳科学は原因から結果にアプローチしていると言ってよいでしょう。
もちろん両者は密接につながっていますから、全く分けて考えることはできませんので、ここでは概念だけをざっくりと説明いたしました。
心理学の本
心理学と脳科学を比較し、概念がわかったところで、心理学の本を2つご紹介します。
成し遂げるには
GRIT やり抜く力
ペンシルベニア大学心理学教授である、アンジェラ・ダックワース氏によって書かれた本です。「成功する人としない人の心理的な違いは何か」に注目した本です。本書によると何かを成し遂げるには、IQの高さよりもやり抜く力が大切で、歴代の偉人の推定IQと比較から核心を探っています。
それでは「やり抜く力」はどうやって高めればいいのでしょう?本書ではその方法を詳しく述べています。あなたのやり抜く力であるグリッドスコアも簡単に測れます。
自分のグリッドスコアを測りたい方、自分には何が足りないかを知りたい方、考え方を変えたい方や、子育て中のママにも役立ちます。
内から伸ばすこと、外から伸ばすこと2つのアプローチからやり抜く力は成長する。
特に成人してからもやり抜く力は伸びるというのは勉強になり、勇気をもらえた感覚になりました。
読みやすい
チーズはどこへ消えた?
ベストセラー作家でありアメリカの心理学者でもある、スペンサー・ジョンソン氏によって書かれた本です。簡単な内容ながらも深い核心をついた内容となっています。
ある日突然、自分が大切にしてきたものや、方法が消えたり使えなくなってしまったらあなたはどうしますか?再び戻ってくるのを待つでしょうか、消えたこと自体を認めないでしょうか、それともまた新たなものを探しに行くでしょうか。最良の方法がこの本に書かれています。
簡単な内容なので、ビジネスマンはもちろん学生さんにもできる本です。今の自分の状況と照らし合わせると何度読んでも楽しめるでしょう。
毎年一回は読み直している本です。
読むたびに気づきや感想が異なるので自分の成長や課題にハッとする良書です。
恋愛における脳科学
初回公開日:2018年02月22日
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