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自己嫌悪しているか診断するチェック項目・自己嫌悪する心理

カテゴリ:自己啓発

更新日:2024年10月09日

自己嫌悪する人の特徴

自己嫌悪に陥ることが多い、という人はどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、自己嫌悪に陥りやすい人にある特徴についてご紹介します。

完璧主義である

自己嫌悪に陥りやすいタイプの特徴として、完璧主義が挙げられます。完璧を目指すがゆえに挫折することが多く、その度に自己嫌悪に陥ります。完璧を実現できることはあまり多くなく、本人の努力が報われないことが多いです。「こうでなければならない」「完璧でなければ許せない」というこだわりが強い、という特徴があります。

自己評価が低い

自己嫌悪に陥りやすい傾向のある人に見られる特徴のひとつとして「自己評価が低い」があります。この自己評価はあくまで自己評価なので、たとえ賞を受賞したり、誰かに褒められたり、大勢に認められても納得しません。自分で自分に正しい評価を与えられない、他人からの評価を受け入れられないためです。

そのため、何をやっても満足できず、何を達成しても自分を褒めることができません。仕事はできるのになかなか納得しない人、完成しているのに作業をやめない人などが当てはまります。

向上心がある

自己嫌悪に陥りやすい人は、向上心がある人でもあります。「もっとできる」と信じているからです。しかし、理想が高すぎるためになかなか達成できず、自己嫌悪に陥ります。小学1年生が、まだ習っていない6年生のテストに挑むようなもので、当然なかなか達成できません。向上心はあるが、空回りしているような人です。

無茶な挑戦をしたり、計画性がなかったり、ビッグマウス(できないことをできると言う)の人が、この傾向にあります。

自己嫌悪する人の心理

自己嫌悪する人は、どのような心理状態なのでしょうか。ここでは、シチュエーション別に自己嫌悪中の人の心理状態についてご紹介します。

恋愛の自己嫌悪

完璧を求める人は、恋愛においても自己嫌悪に陥ります。自分にも相手にも完璧を求めるため、すぐに「もう私たちはダメだ」という評価を下したがります。「ほどほど」ということを知らないため、毎日会ったり、全く会わない日が続いたり、という波があるのも特徴です。

自己嫌悪は自分との戦いでもありますが、身近な他人であるパートナーも巻き込んでしまいます。理想のカップル像が頭の中にある場合は、それを忠実に再現できなければならない、と思い込むため、相手にも強いプレッシャーを与えます。自己嫌悪型のカップル(片方、または両方)が早く別れる傾向にあるのは、相手に過度な期待を抱くためです。

仕事の自己嫌悪

仕事における自己嫌悪で多いのが「怒られてもいないのに落ち込む」ことです。「自分にはもっとできるはずだ」と考えているので、それが達成できないと許せないためです。小さな失敗で周囲がフォローしてくれたとしても、本人は落ち込みます。結果オーライ、という考え方ができないからです。

自分と仕事の妥協点を見つけることができない場合、その仕事を長く続けることができず辞める人も多いです。また、周囲の評価を重く受け止めてしまう傾向もあり、とくに悪い評価を重く受け取ってしまうため、落ち込みやすい傾向にあります。完璧主義であれば完璧以外は許せないため、自己評価は辛くなります。

自己嫌悪を克服する方法

自己嫌悪に陥りやすい人が、それを克服するためにはどのようにすればいいのでしょうか。ここでは自己嫌悪を克服する方法をご紹介します。

自尊心を守れる環境に身を置く

自己嫌悪に陥らない人になるためには、自尊心を正しく持つことが大事です。高すぎず、低すぎない自尊心を持っていれば、自然に自己評価は適切なものとなります。つまり、他人から自尊心を傷つけられない環境、さらにちょっとしたことでも褒められる環境に身を置くことをします。

職場や家庭において「そこにいるだけで責められる」ようであれば、その場から去って安心できる居場所を見つけることが大事です。また、安心して接することができる人、攻撃的ではない人と一緒に過ごすことも大事です。

失敗を認め事実に変換する

自己嫌悪に陥る人は、失敗してしまうと頭が真っ白になり「ダメだ、ダメだ」と感情に支配されてしまいます。このとき「なぜ失敗したのか、次どうすれば失敗を防げるか」までしっかり事実を見なければ改善できません。失敗により心は傷つきますが、そこから何かを学ぶことで次に活かすことができます。

感情に支配され、感情に振り回されるのではなく、事実だけを見て事実から学ぶことが大事です。小さなことから、事実を把握する訓練をするといいでしょう。

完璧をやめる

完璧主義によって自己嫌悪に陥る人は、自分が完璧主義であることを知り、認め、辞めることです。100点満点ではなく、60点もできたら合格だ、とハードルを下げます。ハードルを下げて、できたことをノートに書き記したり、自分で自分を褒めることもです。

達成できない完璧を追い求めるよりも、小さなことから少しずつ達成感を積み重ねたほうが自信もつき、自己嫌悪にも陥りにくくなります。ポイントカードでポイントを貯めていくような感覚で、毎日少しずつ達成感を積み重ねていきましょう。

初回公開日:2018年04月11日

記載されている内容は2018年04月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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