自己表現をするときには、自信を持つことが一番大切です。
自己表現は、自分の意見や主張を自分以外の人に伝えるのが目的です。「自分の意見なんかどうせ否定されるだろう」「こんなこと言ったら笑われるかも」と決めつけて諦めず、まずは自分の意見や主張に自信を持つことが第一歩です。
積極的に人前に出る
自己表現が苦手な人の中には、自身のなさから人前に出ることに消極的な人も多いです。しかし自己表現は、周りの人に自分の意見や主張を伝える手段なので、人前に出る機会がないと高めることはできません。
積極的に人前に出て、自己表現ができる機会を増やしましょう。無理をしすぎると精神的に疲弊して逆効果になるので、親しい友人を介した集まりや町内会など、小さな場から無理のない範囲で始めるのがです。
思ったことを文字に書き出してみる
自己表現を身につけるには、自分の思ったことを文字に書き出すと言う方法が効果的です。
自分が思ったことや感じたことを人に伝わるよう言葉にして表現することを習慣づけると、自己表現力が高まります。しかし、「とっさに言葉が出ない」「喋るのが苦手」と言う人は、思ったことや感じたことを文字に書き出すのがです。
日記やノートなどに思いのままに文字に書き出すことで、人の目を気にすることなく自分の気持ちを表現することができます。ブログやSNSを利用するのもです。
仕事では要点をまとめて伝える
社会人の場合、主プレゼンや会議など仕事の場で自己表現が必要とされるケースが多いです。そのような場になると、「完璧にこなさなければならない」というプレッシャーから、逆に失敗してしまうと言うケースも少なくなりません。
最初から最後まで完璧にやろうとするのではなく、まず自分が伝えたいことをはっきりとさせ、要点をしっかりまとめるようにしましょう。
要点がきちんとまとまっていれば、全て語り尽くさなくても相手に伝わります。要点をまとめた上で、そこから必要に応じて補足を付け足すなどしましょう。
批判を恐れないで受け入れる
頑張って自己表現をしても社会にはさまざまな考えを持った人がいるので、時には批判を受ける場合もあります。自分なりに一生懸命努力したのに批判されてしまうと、気分が落ち込み意気消沈してしまう人もいます。
批判されるのは残念なことですが、中には自分と違う意見を持った人もいるということを自覚し、批判を恐れずに受け入れる姿勢を持つことも必要です。
批判された内容を見返すと改善すべき点が見つかるなど、批判は自分にとってプラスに作用する場合もあります。批判は否定ではなく一つの意見として捉えることが大事です。
子供が自己表現できるようになる方法
自己表現が得意な人が多いアメリカは、学校でスピーチやディベートの授業が行われており、子供の頃から自然と自己表現力が伸ばせる教育を受けています。近年日本でも、スピーチやディベートを授業の一環として行う学校が増えていますが、家庭でも子供の自己表現を伸ばすことができます。
では、家庭で子供の自己表現力を伸ばすにはどのようにすれば良いのでしょうか。子供の自己表現力を伸ばす方法を紹介します。
叱って大人しくさせない
子供は自分の感情を上手く言葉に表現できないときは、泣いたり暴れるなどの行動で表現することがあります。特に喧嘩や気に入らないことがあったときは、感情をコントロールできないので衝動のままに行動して、親を困らせるというケースも少なくありません。
泣いたり暴れるなど、好ましくない行動をする子供に対して、叱って大人しくさせる親がいますが、子供の自己表現力を伸ばすという観点でみるとマイナスになります。
親に叱られると子供は恐怖を不安感から萎縮してしまうので、自分の感情を押し殺すようになってしまいます。さらに自分の行動に自信が持てなくなり、引っ込み思案になったり、本音が言えない子供になってしまう場合もあります。
親も自己表現力を高める努力をする
子供の自己表現力を伸ばすには、親も感情を言葉で適切に表現することが大事です。
子供は成長していく中で多くの人の言動や表情を見聞きする中で、「怒っている顔」「悲しいときの声」など、人の気持ちの表現の仕方について学んでいきます。しかし、最も身近な親が自己表現力が乏しく感情が希薄だと、子供は自己表現を学ばないまま成長します。
親自身の自己表現力を高めると、子供の感受性が高まり、自分の気持ちを適切に表現することを学んでいきます。
自己表現のトレーニングの仕方
自己表現を身につける方法がわかったら、実践して自己表現力を高める必要があります。最初は上手くいかなくても繰り返し行ううちにコツがわかり、徐々にできるようになります。
では、自己表現を高めるトレーニングの仕方をご紹介しましょう。
知識を増やす
自己表現を高めるには、知識を増やすのが効果的です。
自己表現するにはさまざまな方法がありますが、語彙力を伸ばしたり仕組みをきちんと理解するなど、必要に応じて足りない知識を補い、意識的に伸ばすことで自己表現の幅が広がります。
知識を増やすには読書がです。必要とする分野の本はもちろん、普段あまり馴染みがないジャンルの本も読むと、今まで自分が知らなかった知識も増えるので新しい発見ができます。
ブログやSNSを始める
自己表現のトレーニングとして最も手軽に始めやすいのが、ブログやSNSです。ブログやSNSは直接人の顔が見えないので表現しやすく、コメントやいいねなどで反応を知ることができます。
長文を書いて文書力を試したり、写真に短い文を添えて投稿するなど、自由なスタイルで表現することができます。また、後から投稿を見返して、「あのときはこんな風に考えていたんだな」と客観的に見直すことができるのもメリットのひとつです。
飲み会や合コンに参加してコミュニケーションを取る
自己表現力を高めるトレーニングとして、飲み会や合コンに参加するのも有効な手段です。
仕事以外の飲み会や合コンは、上司や取引先の人など目上に人がいないので本来の自分を表現しやすいです。肩の力を抜いてフランクに話すことができるので、自己表現のトレーニングの場として最適です。
人とコミュニケーションを取るのが苦手な人は、親しい友人や知り合いが多い飲み会や合コンに参加しながら徐々に慣れていくと良いでしょう。
初回公開日:2018年05月01日
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