右脳を鍛えるということは、暗記力、直感力、考える力や想像する力を養うということです。自分自身で興味のある芸術的な分野に手を伸ばすことで、右脳は自然と鍛えられます。例えば、音楽であったり、絵画であったり、舞踊であったりと自分自身を表現するものが右脳に直結しています。
このとき、自分がその芸術分野で「どう表現したいか」を意識する事が大切です。具体的に意識をして表現することが想像力を鍛える方法であり、右脳を鍛える方法です。
右脳を鍛える効果
右脳を鍛えることによって、いろいろな事を映像として想像することができるようになります。すると、目にしたことや聞いたこと、学んだことを映像として脳に焼き付けることができるようになります。
物事を映像として思い出すことができれば、勉強の暗記にも役立たすことができることや、瞬時に当時を思い出すことができるため、久しぶりに会った人との会話にも前回会ったときの話をして好印象を残すことができます。
また、アイデアや面白い発想を生み出しやすくなるのも右脳を鍛える効果といえます。こういった能力は人と違うプレゼンができるなど、社会人としても得をする効果です。
右脳を鍛える方法
それでは、具体的に、どのようにして右脳を鍛えればよいのでしょうか。
絵
絵画をただ見るだけでは右脳を鍛えることはできません。絵を見て自分なりのストーリーを肉付けすることで右脳を鍛えることができます。絵画だけではなく、看板の色使いや、写真、雑誌の表紙でもかまいません。
大事な事は、誰が、なぜ、いつ、どんな気持ちで、という具体的な背景を想像してストーリーを作るということです。また、有名な絵画であれば、その作者の時代背景を考察し、当時どのような気持ちでその絵を描いたのかを想像すると、より感情面を豊かにするトレーニングになります。
ゲーム
右脳は空間認識も司るので、ゲームの中でもパズルやブロック遊びが右脳を鍛えるのに有効とです。特にブロック遊びには人形や街そのものを形成していくゲームもあるため、どんな街にするか、どんな人形を使うかという想像力で右脳を鍛えることができます。
パズルゲームは左脳の分野にも思えますが、直観力を養う事ができるので右脳を鍛えるために
パズルゲームがあげられます。
クラシック
音楽そのものは右脳を鍛えることに長けていますが、とりわけクラシック音楽は歌詞が無いため自分なりの情景を思い浮かべることができます。リラックスした状態で、クラシック音楽を聴きながら、目を軽く瞑りその音楽に合った情景を想像することで、想像力を養うことができ右脳を鍛えることができます。
子供の右脳を鍛える方法
幼少期から右脳を鍛えることで芸術的センスが磨かれることはもちろん、将来に向けての選択肢が幅広くなるともいえます。子供にとって感受性を豊かにするには、右脳を鍛えることと同時に、自己表現をして良いという自信を持たせることが重要になります。親と子がコミュニケーションをとりながらできる、右脳を鍛える方法をご紹介します。
幼児
小学校へ入学するまでの間の幼児に右脳を鍛えることはとても有効とされています。知識量がそれほど無いため、何事も素直に受け入れることができ、そこからスポンジのように知識を吸収していくことができるからです。
左脳は3歳以降に優位に動くようになるため、平行して右脳を鍛えることで、バランスの良い脳の鍛え方となります。では、幼児の間に楽しみながら右脳を鍛えるには、どのようなプログラムを組めばよいでしょうか。
絵本を読む
子供に絵本を読み聞かせることは、子供の右脳を鍛えることに役立ちます。絵本は、ストーリー性のあるものを選び、子供が自分でその情景を想像できるようにします。また、登場人物に自分自身を重ね合わせるようになるので、結果として秩序や優しさを学ぶようになります。
左手を使う
右脳の働きは左半身を使うことで活性化されます。右利きの子供の場合、左手で何かをするというのは大人以上の苦労があります。しかし子供は、「ゲームだよ」というと楽しんで何事もする傾向にあるので、楽しませながら右脳を鍛えることができます。
うまく書けるかな、と促しながら、左手でまるや三角といった簡単な図形を書かせることで、右脳を鍛えることができ、また、親と子のコミュニケーションの時間をとることができます。
質問をする
特別なにも用いないで、日常の会話として右脳を鍛えることができるのが「質問」です。
例えば、冷蔵庫に入っているトマトを取り出し、「何で赤いんだろうね」と聞いてみてください。子供は大人が想像しないような答えを出してきます。それを一緒に楽しむということが、子供にとっては自己表現をしていいという安心感にもつながり、色んなことに対して独自の視点を持つようになります。それは右脳を鍛えることにおいて最も重要な事でもあります。
右脳を鍛えるアプリ
初回公開日:2018年05月07日
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