何もしたくない時は、とにかくやる気が起きません。しかし、本当に何もせずぼんやりしていると、気分はどんどん塞ぎ込み、状態は悪化するばかりです。そんな時は、何も考えずにできるような、簡単なことをやってみましょう。例えば、あまり考えなくてもできるような単純なゲームをしてみたり、頭を使わなくて済むシンプルな内容の本を読むといったことです。単純な作業であれば、何もしたくない時でも、頑張らずに手軽にできます。そのうちに気分も向上し、やる気を取り戻すことができるでしょう。
仕事で何もしたくない時の対処法
作業を区切ってみる
あまり長い時間がかかる作業は、何もしたくない時には不向きです。ハードルが高いと余計にやる気が低下していきます。そのため、時間を区切るということが有効になります。
まず最初は、短い時間でできることから始めてみるのです。短時間での作業なら、何もしたくないという時でも、問題なくできる場合があります。最初は短時間でも、それがでうまくできたら、だんだんとやる気がよみがえってくるかもしれません。そうすれば、徐々に普段の仕事量に戻していくことができるでしょう。
制限時間を設ける
何もしたくない気持ちが強くて仕事が進まないときは、制限時間を設定することで、意外に作業が捗ることがあります。人間は、適度な緊張感や危機感を感じることで、本来の能力を発揮することができます。締め切りがあるかないかでは、やる気が違ってくるものです。何もしたくない状態で制限時間もなければ、どうしても集中力は続かず、怠けてしまいがちです。この時間までにやらなければならない、これだけの時間でここまで進めるなど、強制的に制限を設けることで、何もしたくないとは言っていられない状況をつくるといいでしょう。
周囲の環境を整える
何もしたくない時は、まず形から入ってみましょう。仕事をする環境が整えば、なんとなく気分が向上して、やる気が出ることもあります。例えば、自分のデスクを整理整頓してみると良いでしょう。仕事をしやすい快適な環境にすることで、モチベーションの向上を促します。また、作業をするうちに、自然と「やらなければ」という気持ちに切り替わっていくことも考えられます。
仕事に必要な物品があるなら、その手入れをしてみるのも良いでしょう。とにかく、「仕事をするんだ」という気持ちに持っていくような状況をつくることが大切です。
外に出てみる
室内での仕事の場合、ずっとこもって作業していると、気分が滅入ることもあります。このような環境は、何もしたくない気持ちに拍車をかけてしまうのです。そこで、やる気がおきない時には、一度外の空気を吸いに出ましょう。外気に触れることで、自然と気持ちがリフレッシュされます。リラックスして深呼吸すれば、頭の中もクリアすることができるでしょう。
また、外に出ることで、日光を浴びることにもなります。日光を浴びれば、自律神経のバランスを整えることができ、精神的にもプラスになるでしょう。
仮眠をとる
何もしたくない時には、眠気を伴うことも多いものです。そうなると、もはや仕事どころではありません。効率が落ちるだけではなく、何か取り返しのつかない失敗をする危険も出て来るでしょう。そんな時は、仮眠をとることをします。短時間であっても、しっかり眠ることができれば、体を休めるには十分効果的です。
長時間の作業が続いているときには、ストレスのために、何もしたくないと感じやすくなるものです。少しでも寝て起きれば、気分もリフレッシュして、また精力的に仕事に取り組めるようになるでしょう。
思い切って休む
どうしても何もしたくない時は、思い切って休みをとってみましょう。何もしたくない時は、自分の体や心が休息を欲しているサインなのです。疲れているときは、どんな人でも休まなければなりません。さすがに休むとなれば、なかなか決断できないかもしれませんが、あまり深刻なときには、一番有効な方法です。
そして、休むと決めたら罪悪感を意識しないようにしましょう。日本人は勤勉であるとされていますが、休むことに対して過剰な罪悪感を感じてしまうのも、やはり日本人の特徴と言えるでしょう。あまり真面目に考えすぎず、「たまに休んでも罰は当たらない」くらいの余裕を持つことです。
休日に何もしたくない時の過ごし方
予定をすべてキャンセルする
休みの日には、誰でもいろいろと予定を入れているでしょう。しかし、何もしたくない気持ちが強いときは、無理矢理に予定どおり行動しても、気持ちが晴れないことは多いものです。それどころか、普段通りの行動ができないことに苛立ちを感じ、精神的にさらに良くない状態になるかもしれません。
そこで、面倒な予定などはすべてキャンセルしてしまいましょう。何もしたくない時は、とにかくストレスを溜めないことが大切です。予定をキャンセルして自由な時間を確保し、誰にも邪魔されずに、思い切りリラックスしましょう。休日ならば休むことに徹するのです。
散歩をする
何もしたくない時は、外に出ることがとても有効です。日光を浴びることで、精神的に安定することができるのです。そこで、晴れた日には近所を散歩することをします。普段散歩する習慣のない人は、近所の目印になりそうなものを探しましょう。例えば、いつもは利用しないコンビニまで行ってみる、公園の周りを一周するように歩いてみるなど、目印を基準にしてコースを決めます。散歩することで軽い運動にもなるので、気分もすっきりします。
映画を観る
何もしたくない時には、映画を鑑賞することもです。映画館へ行くのもよいですが、何もしたくない時には、そこまでの気力がない場合もあります。そんな時は、レンタルしてきて自分の部屋で観るようにしましょう。
自分の部屋なら一人きりなので、誰に気兼ねすることもありません。泣くのも笑うのも思い切りできます。映画館で観る時は、「さあ観るぞ」と構えてしまうことも多いですが、部屋のテレビではそんなこともありません。リラックスした気持ちで楽しむことができるでしょう。映画から影響を受けて何かを始めるというのは、よくあることです。感動することで、何もしたくないと停滞している気持ちを動かしてみましょう。
読書をする
読書は、気分転換には最適な行為です。物語に没頭することで、周りのことを一時的に忘れることができるため、ストレス解消に効果があります。そのため、何もしたくない時の読書は、物語である小説がです。その中でも、さくっと読める短編集などが良いでしょう。やる気が起きない時に大長編に挑戦するのは難しいものです。
また、活字が多いのは苦手という人は、漫画を読みましょう。物語であるなら、漫画でもまったく問題ありません。むしろ、漫画の方が非日常的な物語を手軽に楽しむことができるため、より効果的ともいえるでしょう。このように、本は知識を得るだけのものではありません。何もしたくない時には、勉強のための読書から離れて、楽しんで気持ちをリフレッシュする読書をしましょう。
ゲームをする
ゲームは、時間を忘れて没頭するには最適です。何もしたくない時でも、ゲームならできるという人も多いのではないでしょうか。休日に部屋でゲームというと、あまり良くない印象を抱く場合もあるでしょうが、ゲームにもメリットはあります。ゲームには、脳を活性化させるという効果もあるのです。このため、何もしたくない時のゲームは、とても良い影響を与えてくれます。アクションゲームなどの爽快感のあるものなら、ストレスもしっかり解消してくれるでしょう。
普段はあまりゲームをしないという人も、何もしたくない休日には、腰を据えてじっくりプレイしてみると、意外にすっきりできるかもしれません。
初回公開日:2017年05月26日
記載されている内容は2017年05月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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