「それな」は相槌の代わり?
「それな」という言葉は、主に「たしかに」や「そうだね」という意味を持っています。会話の中で使う「うんうん」という相槌のような役割をしていると言えます。また、会話の中で相手の言ったことに対して、同意したり賛成したり共感したりなど、相手の意見や話を肯定する時に「それな」という言葉は使われます。会話の中で、相手が何か言った時に「それな」と答えると、「私も同じように思うよ!」という意味合いになります。
「それな」の使い方紹介!
「それな」という言葉の意味は分かったけれど、使い方がまだ分からないという方もいるのではないでしょうか。会話の中で相手の意見に同調する時に使うということが分かっても、会話の中で「それな」という言葉をどのタイミングで使うことが良いのかということは分かりにくいです。
「それな」という言葉自体に特別な意味があるわけではなく、様々な場面で使うことが出来るからこそ、きちんと「それな」という言葉の使うタイミングを知っていないと恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。そこで、「それな」という言葉が実際にどのような会話のタイミングで使われているのか、具体的に会話の一部をご紹介します。「それな」という言葉を使うタイミングの参考にしてください。
会話の中での「それな」の使い方
先ほどもご紹介しましたが、会話の中で「それな」という言葉は相槌の役割で使われます。ですから、会話の中で「私もそう思うよ!」というタイミングで「それな」を使えば良いということになります。それでは、具体的な「それな」という言葉を使う会話を見てみましょう。
Aさん「この教科の宿題多くない?」
Bさん「それな」
Aさん「嫌だよね。後でノート見せて」
Bさん「いいよー」
この会話のように、相手が言ったことに対して、自分も同じように思う、または同じように感じているということを伝える時に「それな」を使います。「それな」という言葉だけで会話を進めることが出来ます。
「それな」を「それな」で返す!?
次に紹介する「それな」という言葉の使い方の例は、先ほど紹介した例と似てはいますが『それな」と言われたことを「それな」で返すというものです。この説明ですと、一体どういうことなのか、意味が分からないと感じる方は多くいらっしゃるでしょう。そこで、分かりやすく会話形式で具体的な例をご紹介します。
Aさん「あぁ、痩せたい!」
Bさん「それな。でも食べちゃう」
Aさん「それな~」
この会話のように、「それな」が使われた返答にさらに「それな」で答えるという会話もよく若い人の間で見られます。これで、「それな」という言葉の使い方がお分かりいただけたのではないでしょうか。ぜひ、会話の中で使ってみて下さい。
SNSでの「それな」の使い方は?
若い人の間でとてもよく利用されているSNS。このSNSの中でも「それな」という言葉は頻繁に使われています。そこで、SNSではいったいどのように「それな」という言葉は使われているのでしょうか。具体的な例でみてみましょう。
Aさん「月曜日のドラマ面白くない?キュンキュンする~」
Bさん「それな!早く来週の回見たいー」
Cさん「それな~面白いよね」
Dさん「それな」
SNSでは主に複数人で会話が進んで行くことが多いですが、この会話の例のように、1人が「それな」と言っても後から会話に参加する人も続いて「それな」を使います。また、SNSの場合では、会話に参加している他の人に続いて「それな」と言うことで、何か自分から言葉を発信しなくても「それな」ということばだけで会話に参加することができます。短くてとても便利な言葉です。
「それな」の間違った使い方とは?
「それな」という言葉の使い方を知っても、まだ実際に使うのは難しいという方はいるのではないでしょうか。そこで、「それな」という言葉の正しくない使い方を具体的な例でご紹介します。間違っている使い方も知ることで、より「それな」という言葉を知ることができるでしょう。
「それな」という言葉はこれまでに何度もお話ししましたが、会話の中の相槌のような役割で、相手の話しや意見に共感や賛成する時に使うことが出来ます。ですから、いつ、どんな時でも「それな」という言葉を使うことが出来るように思われますが、いつでも使うことが出来るというわけではないのです。知らずに恥ずかしい思いをしない為に、こえから間違った使い方をみてみましょう。
気を付けて!間違った使い方とは?
「それな」の正しい使い方と間違った使い方の両方を知っていれば怖いものなしです。それでは、ご紹介します。
Aさん「このお店ってどこにあるんだっけ?」
Bさん「ああ、それは駅前すぐだよ」
Aさん「それな!分かった。ありがとう」
Bさん「そこは、あーねじゃない...?」
Aさん「・・・・」
ここまでお読みいただければ、どうしてこの会話が間違った使い方なのかお分かりいただけるでしょう。ここで使っている「それな」は言い変えれば、「なるほど」や「分かった」などの言葉になります。ここで使っている「それな」の意味も、共感や賛成などの相手の意見に「私もそう思う」というニュアンスは含まれていません。
ですから、この会話の流れの中で「それな」を使うことは出来ないと言えます。また、ここで登場した新しい言葉、「あーね」については「それな」と似ている言葉として後程ご紹介します。
簡単に使える「それな」とは?
ここまでで「それな」の使い方をご紹介しましたが、まだ実際の会話で使うことは気が重いという方もいらっしゃるでしょう。そこで、もっと気軽に使える「それな」という言葉をご紹介します。
友人などの会話の中で「それな」という言葉を使おうとすると、言葉にして声に出さなくてはならないので、勇気も必要になりますし会話のリズムに乗るというスピード感も必要になるでしょう。しかし、SNSの中の会話で「それな」という言葉を使えば文字となって目に見えるので言いやすくなります。これから、SNSで簡単に使える「それな」をみてみましょう。
顔文字を使ってみよう
「それな」という言葉を表す顔文字があります。顔文字を使うことで、文字よりも少し砕けた感じになるので、気軽に使えるのではないでしょうか。
・(´ー`)σ
・ (╭☞•́⍛•̀)╭☞
・(σ・ω・)σ
・_(┐「ε:)_
このような顔文字があります。全体的な特徴としては、どれも指を指すような形になっていて「それな」と言っている様子が伝わります。自分でオリジナルの顔文字を作って、「それな」という言葉を使ってみても可愛いです。
スタンプを使ってみよう
顔文字は打つことが大変という方は、スタンプを使うというさらに「それな」という言葉を簡単に使うことが出来る方法があります。「それな」という言葉が若い人の間で多く使われているため、LINEのスタンプも沢山「それな」という言葉が使われています。
スタンプでしたら、ポンッと押すだけなので気軽に「それな」という言葉を使うことが出来るでしょう。「それな」だけが様々な種類で書かれているスタンプもあったりと種類が豊富です。あなたのお気に入りのスタンプを探してみてはいかがですか?
隠れたもうひとつの「それな」の使い方とは?
初回公開日:2017年09月13日
記載されている内容は2017年09月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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