ここまで「それな」という言葉は、相手の考えに賛同する時や肯定する時に使われるとご紹介してきました。しかし、「それな」という言葉はもうひとつの隠れた使い方があると言われています。ちょっと怖い使い方ですが、知ってしまったらきっとあなたも使ってしまうでしょう。
「それな」は会話を終わらせる時に使う!?
「それな」という言葉は、友人などとの会話を終わらせたい時に使うという方法もあります。会話を終わらせるために使うと聞くと、なんとなく少し怖く感じますが、話が長い人や自分の話しを聞いてもらいたいような時には「それな」という言葉はとても効果的なものだと言えます。
なぜなら、会話を終わらせたいと思った時にあからさまにつまらなそうな態度をしたり、「はいはい」や「あーそうなんだ」と適当な心のこもっていない返答をされたら誰だって悲しい気持ちになります。しかし、「それな」という言葉は、相手に賛同したり共感する言葉です。
ですから、話している相手を悲しい気持ちにさせることなく、短い返事をして早くその会話を終わらせることが出来ます。話しが長くてこの会話を終わらせたいと困った時には「それな」を使ってみましょう。
「それな」の特徴とは?
「それな」という言葉が様々な場面で使うことが出来、色んな会話の中で使うことが出来るということがここまででお分かりいただけたでしょうか。そこで、「それな」という言葉が持つ特徴についてご紹介します。「それな」という言葉の特徴を知ることで、どうしてここまで多くの人に使われる言葉になったのかが見えてくるでしょう。
「それな」はまるで魔法の言葉?
「それな」という言葉は、とても便利な言葉です。どんな会話でも「それな」という言葉を使うことで会話が成立します。「それな」という言葉を使うだけで会話が成立するなんて、すごい言葉です。「それな」という3文字の言葉の中に、「そうだね」や「たしかに」など様々な種類の意味合いが含まれているからこそ、どんな会話の時にも使うことが出来ます。
「そうだね」や「たしかに」などその他の、相手に賛同するような言葉はそれぞれにきちんと意味があるので、使い分けなくてはなりません。しかし、「それな」という言葉は、ひとつの言葉に意味が凝縮されているため、今の若い人の間でも使い易く、ここまで広まっているのではないでしょうか。
さらに、「それな」という言葉は、会話を早く終わらせたい時や、話を聞いていない時、すごく共感した時など様々なシチュエーションで使うことができます。このように、多くの場面で使うことの出来る言葉はあまりないのではないでしょうか。
「それな」は新しい相槌⁈
「それな」という言葉は新しい相槌であるとも言われています。それはなぜかというと、相槌というものは2つ意味があります。それは、相手に話しを聞いているよと伝えることと、話しを膨らませる役割があることです。「そうだね」「うんうん」というような一般的に使われる相槌には、話のその先を促すような役割があります。そして、相槌を打った後に「それでどうしたの?」というニュアンスが含まれています。
しかし、現在若い人の間で使われている「それな」という言葉には同じ相槌という意味があるものの、その会話の話しを促すような役割は薄く、会話を終わらせるような働きが強いと言われています。同じ相槌でも正反対の言葉の役割があるため、新しい相槌とも言われています。
「それな」は誰が使っているの?
「それな」という言葉は若者言葉として多くの人に知られています。そのイメージからか、高校生や大学生の間でよく使われていると思っている方が多いのではないでしょうか。たしかに、電車の中や町中でふと「それな」という言葉を耳にする時には、高校生など若い人が使っている姿を見かけることでしょう。高校生や大学生などの若い人たちの間で多く使われていることはもちろん、そうでない世代の人にも「それな」という言葉は使われています。
実は幅広い世代の人が使っている?
「それな」という言葉は、若い人の間だけではなく幅広い年代の人に使われている言葉です。どこで、若い世代ではない人たちが「それな」を使っているのかというと、それはSNSです。
SNSは若い人から年齢の高い人まで幅広い年齢層で利用されています。そして、SNSで言葉を発信する時には、文字を打つ必要がある為、短く分かりやすい言葉である「それな」という言葉がとても多く使われていると言えるでしょう。SNSで「それな」を使うと、若く見られるかもしれません。
若者言葉にチャレンジしてみよう!
若者の言葉なんて使わない!と頑なな方はいらっしゃるでしょう。たしかに、若い人の間で生まれた言葉は、雑だったり意味が曖昧だったり、言葉の響きが綺麗ではなかったりと、年齢の高い年代の方は使いずらいことでしょう。
しかし、だからといって頑なに若い人の言葉を使わなければ、どんどんと若い人との差が開いてしまいます。コミュニケーションを取ることがもっと難しくなり溝が深くなってしまうでしょう。ですから、たまには若い人の言葉を使うことでその開いてしまった距離を縮めることができます。
「それな」は短い単語であり、相手に同調する言葉ですから、気軽に使うことができます。若い人からみたら、きっと若者言葉を使うことで柔軟性のある頼れる人と見られることでしょう。この機会に、ぜひ「それな」を使って周りの人を驚かせてみましょう。
「それな」を使い過ぎたら嫌われる?
「それな」はとても便利な言葉ですが、乱用は禁物です。相槌のように使える言葉だからこそ、きちんと話しを聞いていなくても、「それな」と言えば会話が進んでいきます。会話の進行には問題無くても、親身になって話しを聞いてくれているかというものは相手に伝わるものです。
ですから、会話の中で「それな」という言葉ばかりで返事をする人は、相手に不信感を抱かせてしまっているのかもしれません。そこで、相手に嫌な気持ちをさせないような「それな」の使い方をご紹介します。
異性にモテる?!「それな」の活用法とは?
会話の中で相手が何か言うたびに、「それな」という言葉を使ってしまうと、先ほどもお話しに出てきましたが、きちんと話しを聞いていないのではないかと相手に感じさせてしまいます。会話の中で「それな」だけで返事をしているということは、相手が何か言うたびに「そうなんだー」や「へぇー」と返答されているのと変わりありません。
「そうなんだ」や「へぇー」と言われ続けると、本当に私の話しを聞いてくれてのかな、と相手に不安感を抱かせてしまいます。しかし、「それな」という言葉に少しの単語を付け加えるだけで、相手に好意を持ってもらえるような会話になります。
「それな」にちょい足し言葉がポイント
「それな」という言葉を会話の中で沢山使っても、相手に不安感を感じさせないようにするには、「それな」という言葉に少し言葉を足すことがポイントになります。「それな」だけではどこか素っ気ない感じがしますが、「それな。わかるわー。」や「それな。ほんとに。」など、「それな」という言葉の後に少し自分なりの言葉を付け足します。
そうすることで、素っ気ない感じが柔らかい印象になり、さらに相手にもきたんと話しを聞いてくれてるんだな、と思ってもらえるような会話の返答になると言えます。特に、女性は人に話しを聞いてもらえるということに嬉しさを感じるので、この方法が良い効果をもたらすでしょう。好意を寄せている、女性にぜひ試してみてください。
「それな」と言われた時の返し方とは?
「それな」という言葉は会話を終わらせたい時にもよく使われます。会話を終わらせるという要素を持っている「それな」という言葉は、その分使われると返答に困ってしまうと言われています。たしかに、「それな」と言われてしまうと、そこからどのように話を広げていけばよいのか考えることが難しいでしょう。
短い言葉でとても万能な言葉ですが、言われた方はその返しに戸惑ってしまうかもしれません。そこで、会話の中で「それな」と返答された時にどのように言葉を返したら良いのかについてご紹介します。
初回公開日:2017年09月13日
記載されている内容は2017年09月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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