思い切って話題を変えてみよう
「それな」と一言で返されると、なんとなく会話を続けることが難しく感じる人もいるでしょう。特に、LINEなどのSNSでのやり取りで、「それな」の一言だけ返信が来たり、「それな」というスタンプ1個で返信が来たりすると、もう会話を終わらせたいのかなと考えてしまったり、話を続けにくくなってしまうということがあるでしょう。
そんな時は、思い切って話題を変えてみることでその人と話を膨らませることが出来るかもしれません。相手が「それな」だけで返信をするということは、その話題に飽きてしまったのか、または会話がマンネリ化していて楽しみが薄れてしまっているのかもしれません。
ですから、思い切って新しい話題に変えることで、会話にも新鮮さが加わり話が弾みます。「それな」と言われて返答に困った時には、あなたが心機一転新しい話題を切り出してみてはいかがでしょうか。
さらに同調してみよう
「それな」と返事が来ると、それに対して返事を返しににくいですが、そのような場合にはあなた自身も「それな」や「だよな」などさらに同調するような返信を返してみましょう。「それな」に「それな」で返すような上手の返信方法です。これは、SNSなどの文字でのやり取りだけではなく、日常会話でも活用することが出来ます。
相手が返した返答と同じ種類の返答を返すことで、相手が話題を考えるきっかけになります。さらに、会話に対しての相手のモチベーションも知るきっかけになるでしょう。あなたが「それな」で返した時に、そこから会話が続くように相手が返して来たら、あなたとの会話が楽しいものであるという表れにもなります。相手からの「それな」という返答に困った時には、あなた自身も同じように「それな」で返してみましょう。
質問で切り替えしてみよう
「それな」という言葉だけを返答する時には、相手の話をきちんと聞いていない場合が多いと言われています。話し相手を試すわけではありませんが、「どう思う?」などと相手に質問してみましょう。そこから会話が弾むはずです。そして、相手も話を聞くことに疲れてしまっている場合が多いので、質問をすることで会話にメリハリが付きさらに会話が膨らむことでしょう。
そこでもし、相手から「なんの話しだっけ?聞いてなかった。」と言われても、笑いながら「酷いな~」などと冗談で返しましょう。冗談を言い合える仲は素敵です。さらに距離が縮まることでしょう。
「それな」を使う時の注意点とは?
「それな」という言葉は、どんな場面でも使える万能な言葉ですが、使い過ぎは禁物です。相手に不安感を抱かせてしまったり、うざいなと思われてしまったりとマイナスなこともあります。ですから、「それな」という言葉を正しく便利に使うために、「それな」という言葉を利用する時の注意点をいくつかご紹介します。「それな」という言葉を使う時の、参考にしてみて下さい。
会話が浅くなってしまう
「それな」という言葉は、相手に共感や同調、賛同する意味の言葉である為、はっきりとした意味を持たない言葉ということだと言えます。その良いところとしては、様々な場面で使用できることやどのような会話の流れでも使える言葉であるということです。しかし、はっきりとした意味を持たないということは、会話の中で「それな」という言葉で返答してしまうと、それだけ会話の内容が浅いものになってしまうとも言えます。
返答に困った時などに、「それな」という言葉を使えば、相手にも嫌な印象を与えずに会話を進めることができますが、そこから話が深まることはありません。そこで、もし「それな」という言葉を使わずに「それってどういうこと?」と返答したら、そこから話は広がり深い会話をすることが出来ます。ですから、「それな」ばかりを使うことはあまりよくないかもしれません。
目上の人には使ってはだめ
会社の上司や先生など目上の人に「それな」という言葉を使うことは失礼だと言われています。「うざい」や「きもい」など同じ若者言葉でも「それな」という言葉はマイナスな言葉ではなく、相手に賛同する言葉ですから、つい使っても大丈夫なのではないかと思う方がいるのではないでしょうか。
たしかに、相手に賛同する言葉ではありますが、「それな」という言葉は印象がとても軽く、相手は見下せれているように受け取られてしまう場合もあります。ですから、目上の人との会話では「それな」と省略した言葉ではなく、「私もそう思います」や「そうですね」などよりはっきりとした意味の言葉を使いましょう。
また、普段「それな」という言葉を頻繁に使う人は、口癖になっており無意識のうちに「それな」という言葉を使ってしまうことがあるので気を付けましょう。
品が無いと思われてしまう
ひとつ前の項目でもお話ししましたが、「それな」という言葉は軽い印象があります。ですから、相手の話をきちんと聞いていたとしても、相手には適当だなと思われてしまうことがあります。そして、「それな」と返事をしていると、適当に相槌を打って返事しているという印象も多く持つとも言われています。
ですから、相手の話を聞いても何も感じない人、つまり自分の考えが無い人であるとか、適当で軽いチャラチャラした人だと思われてしまいます。このように思われないように、「それな」という言葉を使った時もその言葉だけではなく、自分なりの意見や思ったことなどの言葉も一緒に伝えるようにしましょう。
見下しているように捉えられてしまう
「それな!」と言われると、親しい感じを覚えますが、それと同時に見下されているような、下に見られているように感じることはありませんか?実際に、会話の中で「それな!」と言われてイラッとしたことが一度は経験があるのではないでしょうか。「それな」という言葉は、軽く使うことが出来て、会話の相手と親しい関係であるということが伝わるという良いところもあります。
しかし、この良いところが反対に相手に見下せれているような不快感を与えてしまうことにもなります。「それな」という言葉と同じ意味を持つ、「そう思う」や「たしかに」という言葉を使われると、きちんと言葉の意味が伝わることで相手は同じ目線で話してくれているんだと感じると言われています。ですから、「それな」という言葉を使う時には、相手に不快感を与えてしまうことがあるかもしれない、ということを心に留めておきましょう。
返事を返しにくい
先ほどの「それな」と言われた時の返し方とは?という項目でも出てきましたが、会話の中で「それな」と言われるとその返事が返しにくいと多く言われています。会話の中で「それな」と返されると、話がそこで終わってしまいます。会話というものは、言葉のキャッチボールがとても大切です。会話をしていても、「そうなんだ」「うん」など相槌ばかりしていたら、相手が一方的に話しているだけになってしまい、それは会話とは言えません。
ですから、相手の話しに対して、「それな」と同調したり賛同したり聞いてるよというサインを伝えた後には、自分の思いや考え、エピソードなど言葉や話で返しましょう。そうすることで、会話がより膨らみ楽しくなることでしょう。
「それな」と似ている言葉「あーね」とは?
「それな」という言葉の使い方のところでも登場しましたが、若い人の間では「それな」という言葉ととてもよく似た意味で「あーね」という言葉が使われています。この「あーね」という言葉も「それなという言葉と同様に相槌としての役割で使われています。
それでは、「それな」という言葉と「あーね」という言葉では違いがないじゃないかと思う方がいるでしょう。しかし、若い人の間ではこの似た意味の言葉「それな」と「あーね」を場面や会話によって使い分けています。そこで、「あーね」という言葉について詳しくご紹介します。
「あーね」の意味とは?
「あーね」という言葉の意味は先ほども少しお話ししましたが、主に若い人の間では相槌として使われています。「あぁなるほどね」という言葉の略として「あーね」という言葉が使われていると言われています。「なるほどね」という言葉よりも「あぁなるほどね」という言葉の方が相手に賛同する意味も込められており、より軽い相槌のようなニュアンスになると言われています。
そして、ただ単に相槌を打つよりも、相手への賛同の意味が込められている「あーね」という言葉を使うことで、相手へ柔らかい印象を与えられます。「それな」という言葉に比べると「あーね」という言葉の方が、より相槌の要素が多く相手に話を聞いてるよと伝える返答の言葉だと言えます。
「あーね」は九州の方言?
初回公開日:2017年09月13日
記載されている内容は2017年09月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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