人間不信の症状が重い人と軽い人
また人間不信の症状には、軽度のものから重度のものまであります。人間不信の度合いが軽度の人であれば、職場だけの付き合いであれば出来るという人や、少しの会話だけであれば出来るという人、恋人や家族であれば信用出来るという人もいます。
人間不信の状態が重度のものになると、家族にすら心を開く事が出来ず、家が近くにある場合であっても一人暮らしをしていたり、どうせ自分は恋人に浮気をされてしまう、と考えて結婚に踏み切れず、独身のままでいる事を選ぶ人もいます。
人間不信の人の恋愛は?人間不信の人の結婚
人間不信の人は、基本的に人との接触を嫌います。そのため、恋愛においても面倒だからと言って異性と深く関わり合う事を避けています。たとえ自分に好意を持っている人に対してであっても、向き合うことが出来ないため、なかなか恋愛まで発展する事がありません。
恋愛に限った事ではありませんが、人と交流を持つのであれば、どうしても面倒は避けて通る事が出来ません。人間不信の人には辛い事かもしれませんが、面倒を避けてばかりいては、それによって得られる楽しさや嬉しさを経験する事も出来なくなってしまいます。
失恋からくる人間不信
人間不信の人は、異性に傷つけられた事がある経験から、恋愛対象に対して人間不信になっている場合もあります。終わってしまった恋愛は、決して失敗という訳ではありません。たとえ思うような結果が得られなかったとしても、それを失敗と捉えるのではなく、得難い経験をしたと考えた方が良いでしょう。
恋愛がうまくいかなかった事により、人間不信になってしまったという人は、裏切られるのではないかと相手を疑う気持ちが強すぎて、始めから構えてしまってはいないでしょうか。いつも相手を疑ったまま付き合いを続けていたのでは疲れ切ってしまいます。
これまで人と付き合ってきた中では、つらい思い出ばかりではなかったはずです。きっと楽しい思い出もあったのではないでしょうか。人と交流することによって、楽しさや嬉しさを共有するという事は、精神的にも肉体的にも良い影響を与えてくれます。
まずは友人関係から
人間不信の人が、今すぐに異性に対する不信感を払拭する事は難しいかもしれません。そういった場合には、まず友人関係から少しずつ慣れていく事をお勧めします。
そして、恋愛を始めるにあたっては、上手くいく事もあれば上手くいかない事もある、と割り切って考えるようにしましょう。そして、自分だけが辛い経験をしているのではなく、周りの人も同じように辛い経験をした事があるかも知れない、と考えるようにします。辛い経験の持ち主が自分だけではない、と考えてる事が出来れば、少しは相手に気持ちを寄り添わせる事が出来るのではないでしょうか。
人の気持ちは自分の思い通りに動かす事は出来ません。急いで事を進めようとするのではなく、ゆっくりとお互いの理解を深めていく事が大切です。
相手を間違っているのかも
何度も異性に裏切られたという経験から、人間不信になってしまったという人は、恋愛する際、毎回同じようなタイプの相手を選んでしまっている可能性があります。
元々の好みは誰にでもあるかと思いますが、いつも相手に裏切られてしまうというのであれば、選ぶ相手が自分に合っていない、という事が考えられます。もう一度過去を振り返り、今まで選んできた相手の特徴と、自分に合う相手はどの様なタイプの人なのかを考えてみるのが良いでしょう。
実は、今までは選んでこなかったタイプの人が、自分にピッタリ合うタイプの相手だったという可能性だってあります。
人間不信の人の交友関係とは?
人間関係に恵まれない、と嘆いて人間不信になってしまっている人は、人を見る目を養う必要があるかも知れません。むやみに人を疑うというのではなく、付き合って良い相手なのかどうか、この人は信頼しても良いかどうかを見抜く力を養いましょう。
信頼して良い相手かどうかを見分けるには
信頼して良い相手かどうかを見分けるにはまず、その相手の話し方に注目してみましょう。相手が自分と趣味や話が合うという前に、その人の話を聞いてみて、何か悪意が感じられる様であったり、人に対する愛情が感じられないような人は要注意です。
悪口を言う人はダメ
あなた以外の人に対しての態度にも注意が必要です。人の気持ちを考えたり、気遣う事が出来ず、こんな事をしたり話したら、相手が傷つくのではないか、と想像することが出来ない人を相手にしてはいけません。他人を尊敬出来るかどうかというのは、非常に重要なポイントになります。
本人を目の前にして悪口を言ったり、辛くあたるという人はいないと思いますが、たとえ冗談であっても、人を見下す様な発言をしたり、悪口を好んで話す人は、始めから距離を置くようにして、深い付き合いは避けた方が無難です。この様な行動を平気でとれる人は、いつかあなたの事も裏切ったり傷つけたりするでしょう。
こんな人には要注意!相手の行動を観察しよう
平気で人を傷つけたり裏切ったり出来る人は、人間関係を自分の損得で考えている場合が多いです。この様な傾向がある人と付き合ってしまうと、利用価値がある時には愛想よく近づいてきますが、自分にとって利用価値がなくなってしまった途端、冷酷に切り捨てようとします。ある日突然、訳も分からずに冷たくあしらわれ、裏切られてしまうでしょう。
人間関係を損得で考える人は、突然人が変わったかのように冷たい態度をとったりするので、驚いてしまうかもしれませんが、日ごろから他人に対して優しく接することの出来ない人には、この様な特徴があるのです。
人の親切にどう対処するか
その他の行動として挙げられるのは、好意や善意で接してくれる相手に対して、無碍に扱う人も危険です。例えば、旅行で買ってきてくれたお土産や、お祝いでくれた贈り物に対してケチをつけてみたり、気に入らないと、陰口を言って雑に扱う様な人です。好意を持ってくれている相手に対して、その好意や善意にあぐらをかく様なマネをする人間は最低です。
そのような人は、信頼するに値しません。もしそんな人に傷つけられてしまったとしても、あなたが傷つく必要はありません。その様な行動を取れる人の方が特殊であって、それで他の人にまで不信感を覚える必要もありません。まだ深い付き合いでないのであれば、その人の言葉や行動の裏を読んで、徐々に距離を置いた方が賢明です。
対象はあなただけではない
人の悪口を好んで話し、周囲の人に冷たくしても、あなたにだけは優しく接するという場合、始めは騙されてしまうかもしれません。相手にとって、自分が特別な存在だと感じてしまうかもしれませんが、日頃の言動や行動をよく観察し、その人が、いつもどの様な態度で周囲の人を扱っているかを注意して観察します。
知り合いには愛想が良くても、サービス業など、立場の弱い相手に対して横柄な態度がとれる人は、冷酷な本性を隠し持っているかも知れません。
陰口を叩き合っても信頼関係は結べません
日頃から鬱陶しく思っている相手をやっつけて、偉そうにしている人をスゴイ人だと勘違いしてしまったり、反発出来ない相手を笑いものにして、喜んでいる人を面白い人だと思ってしまっている人がいます。自分の好きになれない人の悪口を言い合う事で、仲間意識を覚える事もあるかもしれません。
自分が好きになれない相手の悪口を言い、その事で得たと思っている友情は、あなたにとって良い影響を与えてくれるものではありません。また、そんな相手を信用して何でも話してしまうと、今度はあなたが悪口を言われる側となって、傷つけられてしまうかもしれません。その様な狭い人間関係の中にいては、いつまでも人を見る目を養う事は出来ないでしょう。
陰口が好きな人が、いつかあなたの悪口を言い始めるのは当然の事で、裏切られるのは始めから分かっている結果なのです。
この様に、つい人に対する不満を言ってしまうという事はあるかもしれませんが、人の悪口を言って近づいてくる人には注意が必要です。うっかり信用してしまい、悪口を言っているうちに、対象があなたに代わってしまったというのは良くある事なのです。
嫌がることをする人は愛情がない証拠
初回公開日:2017年09月12日
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