これは脳の前帯状回が過剰に活動してるために起こる心理現象です。帯状回とは上の画像の白い部分の事で、大脳の内側で脳梁の縁を前後に走っています。帯状回の機能は感情を作り出し処理することで、学習や記憶にも深くかかわっています。
前帯状回の活動が激しすぎると感情の収拾がつかなくなり、やがて思考が止まってしまい、本来の情報伝達が不能となることで心配を繰り返します。これには脳内の幸せ物質であるセロトニンの不足が大きく影響しています。
ネガティブ思考になってしまう
これは脳内の神経伝達物質のバランスが崩れるのが原因です。ノルアドレナリンが多すぎ、セロトニンが不足すると、脳の活動がアンバランスになり、ネガティブな心配ばかりが頭に浮かんできます。
やたらと不安になる
こちらも脳内の「幸せ物質」と呼ばれるセロトニンの不足です。セロトニンが不足したり、または脳神経細胞間のセロトニン伝達が上手く働かない場合は、不安な気持ちをコントロールできなくなり情緒不安定に陥ります。
情緒不安定は性格ではなく脳内のセロトニン不足が原因です
情緒不安定を引き起こすのは、脳内のいくつかの神経細胞で機能障害が起きているためです。その主な原因は脳内の幸せ物質と呼ばれるセロトニンの分泌が低下しているためにおこります。情緒不安定な人が身近にいる場合は、単純に性格の問題ではなく、脳内で何らかの機能障害が発生しているということを知っておきましょう。
情緒不安定な男性への接し方
男性は、女性に見られるホルモンバランスが心に影響するという身体的性質はありませんが、それでも、いつもイライラしていたり、訳もなく気持ちが沈んだりといった情緒不安定な男性がいます。
もし会社の上司や同僚が情緒不安定な男性だったら、周囲の人は普段の何気ない会話でも、相手の気持ちを害するのではないかと気が気ではありません。そんな事が日々繰り返されれば、こちらまで情緒不安定になりそうな気がします。そんな情緒不安定な男性と上手に付き合う方法をご紹介します。
自分を見失わない
情緒不安定な男性と接すると、なぜか相手の感情に飲み込まれ、こちらまで気持ちが沈んでしまうことがあります。そうならないために、初めから情緒不安定な相手と関わるという心構えをして置きましょう。そうすれば自分を見失うことなく、心の平静を保ったまま接することができます。
普段よりも大らかな気持ちで接する
情緒不安定な人と接するときのコツは、相手が感情を乱すような場面に出くわしても決してうろたえず、仕方がないのだと気持ちを強く持って、大きな心で見守ってあげることも大切です。そういうあなたの態度を見れば、情緒不安定な上司や同僚もきっと気持ちを落ち着けて、あなたの前ではあまり心を乱さなくなります。
情緒不安定は決して性格の問題とは違い、脳の中で何らかの病理的な変化が起きていて、感情の制御が困難な状態です。それには、まず相手を安心させてあげることがなにより必要な事です。
相手の良いところをみつけてあげる
情緒不安定な人が上司だったり、同僚にいたりと、毎日接する機会がある場合は、会話ひとつにしても余計な気を遣うなど、時には疲れてしまうこともあります。けれどもそんな情緒不安定な人たちにも、普段は隠された意外な良いところがあります。ほんの小さなことでも、その人の良いところを見つけることができれば、なごやかな気持ちになって、一緒に居るのが楽になります。
あまりにひどい場合は専門の医療機関への受診を勧めてあげましょう
同じ情緒不安定の男性でも、あまりに感情の浮き沈みが酷く、異常な剣幕で怒鳴り散らす、感情が高ぶって人目もはばからずに泣き出す、突然、信じられないほどうつになり喋らなくなるといった症状が見られる人は、「全般性不安障害」という精神疾患の可能性があります。
その場合は脳内のセロトニンの分泌異常など深刻な脳機能障害が考えられますので、周囲の人と相談するなどして、専門の医師の診察を受けるよう勧めましょう。放置すれば取り返しのつかない事態となる可能性を否定できないので、本人のためにもぜひそうしてあげましょう
情緒不安定な人の恋愛の特徴
恋愛は人の心を最も豊かにしてくれるものの一つですが、誰かを好きになりお付き合いを始めると、それまで以上に相手の気持ちが信頼できるのかで悩み、自然と情緒不安定になります。
元々情緒不安定な人とお付き合いする場合は、相手の気持ちが信用できない、自分の気持ちに自信が持てないといった、お付き合いを始めた当初に頻繁に起こる心の葛藤が、より強く現れ、それが感情的に外に出てしまいます。そんな情緒不安定な人の恋愛の特徴を見ていきましょう。
些細なことですぐにクヨクヨする
たとえば相手に送ったメールが既読無視されている、そんな小さなことでも情緒不安定の人は必要以上に悲観的に考えます。すぐに自分に対する気持ちは偽りではないのかと、頭の中で悲劇的な結論を出してしまいます。
普通の人なら恋愛中でもある程度の自立心があるため、相手に対する疑惑が心に生まれても、別の事をしたり考えたりで克服できますが、感情の制御が困難な情緒不安定な人は、ひたすら不安になるばかりで克服できません。
初回公開日:2017年11月08日
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