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【楽器別】ビブラートのコツ・カラオケでのやり方|チェロ

カテゴリ:自己啓発

更新日:2024年04月12日

弦楽器別ビブラートのコツ

弦楽器は、ウクレレのように子どもでも持てる軽くて小さなものから、コントラバスのように人間より大きなものまであります。演奏のコツもそれぞれの楽器で違いがあります。今回は、数ある演奏方法の中でも特に表情がつくビブラートの演奏方法を紹介します。

チェロのビブラート

チェロは、以前、世界的なチェリストがになり映画でも話題になりました。大きな楽器で、ギターのように小脇に抱えての演奏はできません。椅子に座り、両足の間にチェロを置いて抱えるようにして演奏します。

そして、チェロの演奏にはビブラートが欠かせません。ビブラートをかけずに演奏することの方が珍しいとも言えます。その分、ビブラートをかけるコツをつかむことや、テクニックを磨くことがチェロ上達の鍵ともいえます。

チェロでビブラートをかけるコツは、指板に置いた指先だけを固定し、指の第二関節から腕全体にかけては力を抜くことです。イメージは、ドレッシングのボトルを振り混ぜるように、腕を上下に振ってみてください。左手の指先だけはチェロの指板に固定して、腕全体を上下に揺さぶるようにします。力の抜き方がわかり、ビブラートのコツがつかめます。

ギターでのビブラート

ギターには、大きく分けてアコースティックギターとエレキギターがあり、それぞれ演奏方法に違いやコツがあります。アコースティックギターでのビブラートのコツは、まずはチェロのように腕全体を揺らす方法があります。ギターは、椅子に座ったりストラップを使ったりして横に持つので、腕は左右に揺らすのがコツです。

他には、手首から手のひらを揺らすようにしてビブラートをかける方法もあります。この時のイメージは、玄関の鍵穴に鍵を差し込んで、開け閉めをくり返すようにして手首を揺らすとコツをつかみやすいでしょう。

また、指で弦を押し上げるようにして音程を上げる、チョーキングという演奏方法があります。このチョーキングを細かく繰り返すことでも、ビブラートをかけることができます。チョーキングは、指を2~3本添えて安定させながら演奏ができるので、コツをつかむと比較的楽に演奏できます。これらの方法はエレキギターでも使えます。

エレキギターは多種多様

エレキギターの演奏でビブラートを使うコツには、指板を押さえている左手を揺らすことで効果を出すことに加え、ビブラートアームという弦とつながっている棒を握って揺らす方法もあります。この場合にもコツが必要ですが、ギターに張ってある6本すべての弦とつながっているので、和音を弾いた場合はすべての音が変化します。

また、エフェクターなどを駆使して、機械的にビブラートをかけることもできます。音程を上下させることによって、音を揺らすのが「ビブラート」ですが、これに類似した効果として、音量を上下させることで効果を出す「トレモロ」、音質を変化させることで効果を出す「ワウ」などがあります。

これには、足元に並べたエフェクターのフットスイッチを切り替えるコツが必要だったり、さらにその効果のかかり具合を調節するために、フットボリュームという無段階スイッチのようなもので踏み込み具合を調節したりと、多種多様な効果や調整のコツをつかむことで、非常に幅広く表現が広がります。

バイオリンなど

バイオリンも、チェロと同じようにビブラートのコツをつかむことが上達の鍵です。左手で指板を押さえるのは、弦楽器の共通項ですが、バイオリンの場合は楽器を肩に乗せて、あごを添えて挟むような形で構えます。そして、ビブラートをかける時は、指板に置いた指を弦に対して水平方向に揺らすように動かします。

揺らし方には3種類のコツがあり、手首から揺らす方法と、腕全体を使う方法に加え、指で弦をなでるように移動させる方法があります。そして、指板に置いた指の第二関節から腕にかけて力を抜くことが最大のコツです。また、指が斜めに寝てしまっているとビブラートがかかりにくくなります。指をしっかり立てた状態で練習しましょう。

ロングトーンとビブラートの違いとコツ

ロングトーンは、読んで字の如く長い音、音や声を長時間伸ばすことです。声や管楽器など息を使う楽器の場合にロングトーンを出すコツは、息を深く吸うことです。そのためには、まず息を深く吐くことです。

弦楽器で弓を使う場合のコツは、弓を押す時や引く時の切り替わりのタイミングで、音が切れないようにすることです。アコースティックギターやグランドピアノなど、音が減衰していく楽器はロングトーンは出せないので、ペダルや連打などを組み合わせ、ビブラートの代わりになる演奏法を工夫して表現します。

ビブラートは、音程を上下させて音に変化をつける演奏法です。ロングトーンの中でもよく使われますが、短い音やメロディの中など、ひとくくりのフレーズの中でビブラートをかける使い方もします。

管楽器別のビブラートとのコツ

ここまでは、弦楽器でビブラートをかけるコツを紹介しました。指や手首、腕全体までを使って揺さぶるようなイメージで演奏することがわかりました。では、息を使う管楽器でビブラートをかける場合は、どのようなコツがあるでしょうか。こちらも楽器別に紹介します。

フルートのビブラート

フルートは、楽器の中でも倍音が少なく、人間の声に近い楽器と言われています。フルートでビブラートをかけるコツは、唇や口の中、鼻の奥のあたりをふるわせることがコツです。練習方法としては、まずロングトーンを出しながら下顎をかすかに上下させます。

始めは、ビブラートといえないほどにゆっくりしたスピードから練習し、少しずつテンポを上げていきます。これが、速いテンポで自然にできるようになると、口や顎の余計な力が抜けていくので、今度は鼻の奥や喉の奥のあたりが、響いて震えるようなビブラートもできるようになります。

サックスのビブラート

サックスでビブラートをかけるコツは、下唇を軽く噛むようにしてリードを、わずかに上下させます。サックスは、マウスピースにリードという木製の板のようなものを取り付けて、息を使って震わせることで音が出ます。そのリードを下唇で上下させることで、ビブラートをかけます。

下唇を噛むような形になるので、初めのうちは唇が痛くなりますが、コツをつかむと力の加減もわかり、比較的簡単にビブラートをかけることができます。

カラオケでビブラートを出すコツ

カラオケで採点機能などを使うと、ビブラートのかかり具合なども細かく見られます。カラオケで歌う際のビブラートのコツは、まずロングトーンで声を出しながら、ゆっくり音程を上下させて練習します。この時、メトロノームを使い、テンポ60~80程度で、音程は「ミドミド」くらいの音程差から始めて、少しずつテンポを上げ、音程も少しずつ狭めていきます。

最終的に自然なビブラートの揺れになるよう練習しましょう。ゆっくりじっくりやっていくことがコツです。

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初回公開日:2017年12月05日

記載されている内容は2017年12月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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