勉強のやる気が出ないときの対処法とは?小中学生編
小学生編 ~とりあえず興味のあることから手をつける~
学校が終わって帰ってきた後、遊びに行きたいしゲームだってしたい。しかし、学校からは宿題が出されています。やる気が出ないのは特別なことではありません。でも、やらないと先生にも怒られるしお母さんにだって怒られるでしょう。「勉強なんかやったって役に立たないじゃないか」と思っているでしょう。
大人の言うことなので信じれないでしょうが、実は役に立つ瞬間はやってくるんです。どちらにしても、勉強が嫌いになるにはまだ早いです。学校の宿題をやるのは絶対ですが、世の中勉強できることは「学校の勉強」だけではないのです。
図書館で気になる図鑑を広げてみてください。ちょっと難しい小説を読んでみて下さい。わからないことにもやもやしたら自分の力で調べましょう。勉強したくなくても、これなら楽しいのではないでしょうか?
中学生:日常編 ~簡単にでも予習復習はしておこう~
中学生に上がると、授業の進むペースがぐっと早くなり、勉強しなければならない量もぐっと増えたでしょう。たくさんの教科書にたくさんの宿題、あなたのやる気は酷く削がれてしまいませんでしたか?
「予習」「復習」「小テスト」と勉強を強いられる機会が倍増し、まだ先に思えても着実に高校受験が近づいてくるのですから、やる気を出せず苦痛に感じてしまってもしかたがないです。
さて、やる気を削ってくる「予習」と「復習」はあなたにとって敵でしょうか?そんなことはありません。当たり前の事ですが、予習をしておくことで授業を聞くのがすごく楽になりますし、復習をすることで勉強した事柄が頭の中にしっかり残るようになります。
といっても、いざ予習復習をしようと思ってもやる気はでません。とりあえず簡単なことをはじめましょう。明日の範囲の教科書を軽く音読するだけでいいです。それだけでもあなたは充分勉強に立ち向かっています。
「小さなことからコツコツ」とは、本当に小さなことから始められるのです。
中学生:テスト勉強編 ~テスト攻略の鍵はノートの中に~
小学生にはなかった定期テストに中学生は立ち向かわなければなりません。難関に燃えるタイプの人はやる気バッチリでテスト勉強に望むことができるでしょう。
しかし、中にはテスト前に部活も休みなのに勉強に対するやる気が一切わかず、ついつい漫画を読んでしまうような人もいるかと思います。こういう時に普段から復習しておけば焦らないのに、という正論は耳からタコができるほど聞いているでしょうし、逆にやる気がなくなってしまいます。
ではもうお手上げじゃないかと思うと、できることはまだ残っています。ゲームでボスを倒す時はその攻略方法を考えると思いますが、テストにおけるボスは先生です。先生がテストを作るということは、テストに出るところは全部「授業で言っている」のです。
どうしてもやる気がでなくても、今まで解いた宿題の解放や授業のノートを最低限パラパラと確認しましょう。それよりもう少しやる気があるなら、解き方に自身のない問題を実際に解いてみましょう。実は闇雲に市販のドリルを解くよりそのほうがお得に点が取れるのです。
中学生:高校受験編 ~息抜きに志望校を覗きに行こう~
中学三年生になると、部活も引退し、一気にまわりが受験勉強ムードに染まります。部活をやりきった充実感・達成感で燃え尽き症候群になっていませんか? 今こそ部活で培った体力や集中力を勉強にぶつける時です。
といっても、勉強に対するやる気が出ない、初めて体験する受験戦争がピンとこないということはどうしても起こってしまうことです。一つの対処法として、積極的にオープンスクールに行くことをします。オープンスクールでなくても、少し高校を外から覗きに行くだけでもいいです。
そんなことは時間のムダだと思ったとしても、イメージトレーニングは大切です。あなたが今頑張って勉強することで、憧れの高校に通う事ができるかもしれないのです。模試の判定で落ち込んだ時、もう勉強がしたくなくなって仕方がなくなったとき、志望校の目の前に行って未来の自分を想像することで、きっとやる気は蘇ってきます。
勉強のやる気が出ないときにやる気を出す方法は?高校生編
高校生:日常編 ~スタートダッシュで高校生活を快適にしよう!~
受験戦争から解放されて無事高校生になれたものの、燃え尽きてやる気がなくなってしまうというのはよくある話です。しかし、高校では勉強する内容も範囲もぐっと広がり、中学のままの勉強のスタイルが通用しないということが残念ながら頻繁に起こります。また、中学と違い、自分と似た成績の人が集まっているので、前より極端に順位が落ちてしまうということもありえます。
しかし、逆に言えば、あなたが入学することになった学校は、「あなたの勉強レベルに合った授業を行ってくれる」学校です。入った段階では誰も落ちこぼれていないし、充分授業内容が理解できるはずなのです。スタートダッシュが大切です。
例えやる気が出ない、休みたいと思っても、最初の方の授業は特に真面目に受けましょう。そして、中学同様、教科担当の授業の癖、テストの傾向を解析するのです。上手くスタートダッシュができれば学年の有数層に入るのも夢ではありません。
高校生:定期テスト編① ~入試に使わない科目を捨てるべからず~
高校の定期テストは中学以上に範囲が広く、全科目に勉強の手がまわらないということが起こりがちです。そんなときついうっかり、「この科目は入試に使わないから勉強しなくていいや」と思って勉強をやめてしまおうとしていませんか?
副教科や大学受験の科目の勉強を止めてしまいたい気持ちはわかりますが、その決断をしてしまうのは早計です。高校でも中学の時と同様に「内申点」があるからです。内申点をきちんと稼ぐ為には、時間が足りなかったとしても、やる気が出なかったとしても、捨て教科を作るべきではないのです。
高校生:定期テスト編② ~内申点を稼ぐメリットは?~
しかし、高校の内申点は中学より取りやすい傾向にあります。なぜなら大学受験における一般入試で内申点か加味されることはそれほど多くないからです。それでは内申点を稼ぐ必要はないと思ってしまうでしょうが、「推薦入試」や「AO入試」では内申点が大きく関わってきます。
推薦入試を使うつもりがない人も、自分の志望する学部や志望大学の推薦入試の有無やその仕組みはチェックしておきましょう。国公立大学に行きたいから推薦入試のために内申を稼ぐよりセンター試験の勉強をしたいと思ってしまったとしても、多くの国公立大学も行っている「一般推薦入試」のチャンスを捨ててしまうのはよくありあせん。「一般推薦入試」の足切りに使われるものがそのものズバリ内申点なのです。
内申点をキープしておくことで、国公立私立学部問わず、受験機会を増やすことができる可能性が多いにあります。調べもせずに内申を放り捨ててしまうのは勿体無いです。やる気が出ないということが理由だとしたらなおさらです。
高校生:定期テスト編③ ~内申点はおトクなシステムである~
中学と違い、自分と似たレベルの人が集まっている高校で内申点を稼ごうとすることは、一見甚だしく難しいことに感じられるでしょう。ですが、「受験に使わない科目は勉強する必要がない」と思ってしまう高校生の人口は思いの外多いのが実情です。
受験に使われない科目というのは、多くの人がやる気を出すことができず、軒並み勉強を放棄されてしまいがちなのです。つまり、自分が受験に使わない科目を勉強するということは、科目別にしても総合点にしても、高い順位を取ることができる可能性が高くなるということです。
総合順位が高くなることはそれだけで自信につながりますし、推薦入試を使うことができる可能性も増えます。こんなお得な内申制度をやる気がないという理由だけで放棄するのはやめたほうがいいでしょう。
高校生:定期テスト編 ~やる気が出ない時は科目を変えよう~
大学受験で使わない科目を捨てるべからずとは言うものの、勉強しなければいけない科目は多く、この量を勉強し続けるなんて無理だと思ってしまうこともあるでしょう。ここでポイントなのは、「すべて同じ科目ではない」ということです。
当たり前ですが、英語と数学では頭の使い方が全然違います。英語が飽きたら数学をする、それもあきたら今度は古典、というように、気晴らしに科目を変えるのは有効です。やる気の持続にも繋がります。
ただし、この方法を用いると嫌いな科目から逃げて、好きな科目ばっかり勉強するという状況に陥りがちです。やる気があるのは素晴らしいことですが、好きな科目でリフレッシュしたら是非苦手科目に立ち向かうようにしてください。
高校生:長期休暇編 ~やる気がなくともボーナスタイム~
高校生ともなると、長期休暇とはいえども、学校の補修があったり塾の特別講座があったりと、かなり多忙な毎日を送る事になるでしょう。人によっては部活であったりバイトであったり時間がどれだけあっても足りない程です。こんな時間に個人学習なんてやってられないというのが本音でしょう。
ですが、長期休暇は学校の授業は進みません。学習においては高校生みんなに平等に訪れたボーナスタイムなのです。
高校生:長期休暇編 ~基礎固めにも応用問題にも取り組める!~
初回公開日:2017年08月18日
記載されている内容は2017年08月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。