今まで勉強した量の記録をつける③ ~使い終わったノートやボールペンを残しておくべし~
他にも、使い終わった文房具を残しておいて、自分の勉強量を測る方法もあります。使い終わったノートを溜めていけば、目に見えて自分が勉強した実感が持てます。
ノートだと贅沢に使ってしまって、たくさん使っていても満足できない、ズルした気分になるという場合は、ボールペンを使って勉強し、使い終わったボールペンの芯をストックしましょう。ボールペンの芯はそう簡単に使い終わらないので、使い切った時の達成感は格別です。
ボールペンの使い終わった芯は場所も取らないので、勉強机の片隅に残しておいて自分の勉強した量の指標にできます。ボールペンで勉強することでうっかりミスが減るという効果もあるので、一石二鳥です。
勉強のやる気がなくなった瞬間と対処法:気分転換編
科目を変える
単語の暗記を3時間続けるのは苦痛です。同様に、計算問題を3時間続けることも苦痛です。しかし、暗記1時間半と計算1時間半は意外と続けることができます。
勉強のやる気が低下してしまう一因として「マンネリ」があります。似たような科目をずっと続けることは苦痛に感じてしまいがちです。苦手科目ならなおさらです。
その対策として、現在行っている科目に飽きてしまったら、頭の使い方の異なる別の科目にシフトしてしまいましょう。飽きてしまった科目からかけ離れた科目の方がリフレッシュします。自分の得意科目や単純な計算、一問一答の確認等もリフレッシュに使えるので参考にして下さい。
ある科目でやる気が消えてしまっても、別の科目に切り替える事でやる気の復活ができ、科目の切り替えを繰り返すことで、やる気はキープできるのです。
聞いたことのない音楽を流してみる
聞いたことのない音楽を聞くことで、脳を刺激しドーパミンを分泌させます。ドーパミンがは人に快感を呼び起こすので、上手く気持ちを切り替えるいい方法となります。特に音階が上がっていくような曲、高音の多い曲などは効果が大きいようです。
曲選びは男女で少し異なります。こればかりは脳の仕組みが違うので仕方がありません。
男性は複数の旋律が調和された音を聞くと脳が活性化するので、交響曲のような多くの楽器が使われる曲を選ぶといいでしょう。一方女性は、シンプルに旋律を追えるタイプの曲の方が脳を活性化させることができるので、ピアノソナタ、バイオリンソナタなど、主旋律がシンプルなものを選んで聞くと、うまくやる気に繋げることができます。
場所を変えてみる
部屋に篭って黙々と勉強することは苦痛になることもあります。部屋に篭って勉強するマンネリを解消する一つの手として、勉強場所を変えるという方法があります。
学校や自治体の図書館を利用してみる、ちょっと喫茶店で勉強してみる、塾の自習室を利用してみる等、少しいつもと違う場所で勉強してみてください。環境音が心地よく感じたり、周りに目があることを意識することで捗ることもあります。
自分の家の中でもたまには居間で勉強してみるという方法もあります。家族の目もあるので、息抜きをしすぎるということも減るでしょう。そうやって模索するうちに、やる気が出しやすい「勉強ベストスポット」が見つかるでしょう。
少し体を動かす、軽い運動をする
ずっと机に張り付いて勉強していると、体が凝り固まって頭が働かなくなってしまいます。そういう時に体を動かすことで血行もよくなり、頭がまた回転するようになります。
簡単にできることとしてはストレッチがあります。伸びをするだけでも体のコリがすっきりします。はラジオ体操です。体中をスッキリ伸ばす事ができることと、時間もあまりとらないので手短にリフレッシュができます。
また、少し散歩に行くのも手です。日光を浴びる事で体のサイクルが整い、健康面が充実します。健康面は心の状態にも密接にかかわるので、もちろんやる気も向上します。決まった時間に30分程度の散歩に出かけるのがよいでしょう。
運動するのはリフレッシュになりますが、あまり激しい運動をしてしまうとリフレッシュ以上に身体を疲労させてしまうので、あくまで「軽い」運動に留めるようにしましょう。
目をつぶって休息を取る、瞑想する
勉強に疲れてやる気が出ない時、頭も疲れているでしょうが目も同様に疲れています。そういう時は目をつぶった状態で仰向けになったり机に突っ伏したりして目や頭を休ませましょう。時間は5分から15分程度です。
何も考える必要はありません。ひたすらに脱力して、頭と目と身体を休ませます。あなたは今までずっと勉強してきたのですから、この休憩時間を気に病んではいけません。休むことでやる気も復活し、効率も向上します。
目を休めるには、温めたタオルを目の上に乗せておくのも有効です。眼精疲労は頭痛や肩こりの原因にもなり、やる気を低下させてしまうので、こまめにケアしましょう。眼精疲労向けの目薬を使うのも有効です。
この休憩時間を長くとりすぎると睡眠になってしまい、逆に疲れてしまうので、15分以内に収めることがポイントです。
勉強のやる気スイッチのオン・オフ
勉強できる環境を整えておく
時間になったらすぐに快適に勉強ができるように、勉強の環境は前もって整えて起きましょう。勉強が終わるごとにきちんと机周りを片付け、消しゴムのカス等もきちんと捨てておくようにします。
机周りを片付ける事がやる気スイッチオフの作業にもなり、机に座り勉強道具を広げることがやる気スイッチオンの状態になります。また、勉強のしやすい環境はそれだけでやる気を向上させます。
「勉強する前に片付けをする」では遅いので、疲れていても勉強終了時にきちんと片付けるようにしましょう。
勉強する時刻を決めておく、勉強する習慣をつける
1日集中して勉強時間を稼ぐことは、一見猛勉強しているように見えますが、毎日毎日長時間勉強できるやる気をキープすることは非常に困難です。しかし、「毎日コツコツと」と言われるとハードルが高く感じられ、やる気がなくなってしまいがちです。
ポイントは、勉強の開始時刻と終了時刻を前もって決めておくことです。学校の授業も塾の授業も、時間がきっちり決まっているからこそやる気がキープできるのです。
また、時間を区切っておくことで勉強のメリハリも付きます。「毎日夜8時から勉強開始する」というように、具体的な時刻を決めておきましょう。
勉強前に軽くストレッチをする
勉強を始める前にやる気スイッチを入れる儀式として、簡単なストレッチや体操をします。身体を軽く動かす事で血流が良くなり、頭の回転も良くなります。
簡単な伸びだけでもいいですが、ラジオ体操が適度に全身の筋肉を伸ばすことができるのでです。勉強前にストレッチをすることで、今までの身体の疲れが勉強に影響することも減るでしょう。
勉強を始める前に儀式があるかないかだけでも違います。ストレッチをしたらやる気スイッチが入るように脳を習慣づけましょう。
テーマソングを決めておき、勉強開始時はその曲を流すようにする
自分が勉強する時のテーマソングを決めておき、勉強開始時にはその曲を聞いてから、または聞きながらはじめるようにしましょう。長い曲である必要はありません。いわば、学校で言う所の「チャイム」です。
勉強をはじめる時にテーマソングを流すことで、脳にその曲がやる気スイッチであることが刷り込まれていき、勉強を始める際にやる気を向上させる重要なきっかけになります。好きな曲で気持ちを持ち上げるのが有効です。
同様に、勉強が捗らなくなった時やラストスパートの時もテーマソングを決めておくことでやる気を持続させることができます。脳にやる気スイッチをオンにさせる曲を刷り込ませましょう。
ガムを噛む
初回公開日:2017年08月18日
記載されている内容は2017年08月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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